【7日間ワインチャレンジ】4日目

これはワイン文化の普及に貢献するためのチャレンジで、好きなワインを1日1本、7日間投稿。
ワインについての説明は必要なく、ボトル画像だけをアップ。更にその都度1人の友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いするというルールです。

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オーガスト・ウエスト(August West)はロバート・パーカーの掲示板で新しい注目のワイナリーとして挙げられていたのを見て、メーリング・リストに登録したワイナリーでした。

初代ブログの2004年3月10日に記事を書いているのが最初です。
Memorandam

最初のリリースをオーダーしたら、オーナーのエド・カーツマン(Ed Kurtzman)さんからメールが来て、日本に送る方法がわからないからどうしたらいい? と聞かれたのを覚えています。当時のメールを探したのですが、そのころ使っていたHotmailは古いメールが残っていないようで履歴がわかりませんでした(ちなみにGmailが始まったのが2004年4月1日。私は結構初期の招待制のときに登録しましたが、このころはまだ切り替え途中だったようです)。

August Westはそのエド・カーツマンさんがサンタ・ルシア・ハイランズのロゼラ(Rosella's)の畑などで知られるロアー(Roar)のオーナー、ゲイリー・フランシオーニなどと始めたワイナリーです。サンタ・ルシア・ハイランズは、ピゾーニ(Pisoni)のピノ・ノワールで一躍有名になり、その盟友であるゲイリー・フランシオーニのゲイリーズ(Garys')とロゼラのピノ・ノワールが2000年代なかばから、多くのワイナリーで使われるようになりました。その中でもロゼラの人気を高めたのがオーガスト・ウエストと言っても過言ではないでしょう。骨太の味わいが特徴のピゾーニやゲイリーズに対して、ロゼラはエレガントさと親しみやすさを持っており、飲んで楽しくなるワインというと、一番に思いつくのがオーガスト・ウエストのロゼラのピノ・ノワールやシャルドネでした。

今はゲイリー・フランシオーニが離れ、ロゼラのブドウは使えなくなっていますが、オーガスト・ウエストは今でも魅力的なワインを作っています。また、エド・カーツマンさんの個人プロジェクト「サンドラー」はよりコスト・パフォーマンスが高くおすすめのワインです。

エド・カーツマンさんは日本のファンからは「江戸勝」さんと親しみを込めて呼ばれており、フリーマンのアキコさんや、アーサーの桃井さんの師匠でもあります。個人的にはワイン業界のいい人ランキングのトップに位置しています。

その人柄も含めて味わいたいワインです。

ロゼラの最終ヴィンテージです。