新型コロナウイルスの影響は計り知れないレベルになっていますが、純粋にコンシューマーの視点からすると、びっくりするようなお買い得価格のワインが増えているとも言えます。

今回もそんなワインの一つ。ヘス・コレクションのシャーテイル・ランチ・カベルネ・ソーヴィニヨンです。日本での通常価格は3800円だそうですが、そもそもこのワインは知らない人が多いと思います(私も知りませんでした)。価格的にはヘスの普及ライン(といってもレベル高いですが)のヘス・セレクトよりちょっと高いところ。ただ、「シャーテイル・ランチ」のシリーズは米国ではレストラン向けにしか出していないのです。そもそも小売に出てくることがレアなワイン。今回は米国でのレストラン需要がコロナの影響で激減していることから、輸出向けに特価で出してきたとのことです。

ブドウはナパの北東にあるレイク郡がほとんどナパよりもちょっと温暖ですが、それほど変わらないと言ってもいいでしょう。ナパ最大の地主であるベクストファー家が最近は熱心に開発に取り組むなど、地価の高騰したナパからこちらに発展しているワイナリーも増えているようです。

このカベルネ、レストラン向けなので、比較的料理に合わせやすいようなマイルドな作りになっているようです。

ともかくヘスが税抜きとはいえ1000円台というのはかなりレア。まとめ買いにも向きそうです。