8月17日に始まった山火事がやっと収束しつつあります。ナパのラザフォードの東側にあるレイク・ヘネシー近辺で始まったヘネシー・ファイアー(より広域のLNUライトニング・コンプレックスの一部)は9月2日までに31万7909エーカーを焼き、5人の方がなくなりました。

Hennessey Fire 8.18.20.jpg
By <a href="//commons.wikimedia.org/wiki/User:Missvain" title="User:Missvain">Missvain</a> - <span class="int-own-work" lang="en">Own work</span>, CC BY 4.0, Link

焼失面積のうちナパ郡に含まれるのは16万4948エーカーで、これはナパ郡の総面積の1/3に当たります。

焼失面積は大きいですが、ワイナリーの被害は2017年の火事に比べると小さくて済みました。西風で火が東方向に広がり、煙も東方向に流れたため、ナパでは煙が充満するということもなかったようです。

ソノマのワルブリッジ・ファイアーでは5万4940エーカーが焼失。貯水池近くまで焼けたため、水道の水質悪化などが懸念されています。

サンタ・クルーズ・マウンテンズのCZUライトニング・コンプレックスでは8万5000エーカー以上が焼失。建物の被害も1500近くに達しています。ワイナリー関係ではビッグ・ベイズン(Big Basin)のオーナー自宅が焼失していますがワイナリーは無事でした。

煙の被害については、今後の調査待ちというところではありますが、人や建物の被害はひとまず落ち着いてきたようです。