カリフォルニアでの大規模な山火事に続き、オレゴンやワシントンでも大きな山火事が起こっています。

オレゴンでは非常事態宣言が発せられ、焼失したワイナリーもあります。

ナパやサンフランシスコでは、日中でも空がオレンジに染まる怪現象も出現。これは上空に溜まった煙の成分が霧によって地表近くまで降りてくることで起こったようです。特にどの火事が原因ということではなく、カリフォルニアからワシントンまでの広い領域での火事によるものだとか。


相次ぐ山火事によって一番懸念されるのは煙によるブドウの汚染。ブドウが煙にさらされてから1週間ほどすぎれば影響はほとんどなくなるとも言われていますが、収穫まっただなかの現状では、かなりの懸念材料になっています。ナパ・ソノマだけでなく、大規模火災のあったサンタ・クルーズ・マウンテンズや、近隣でいくつかの火事が起こったサンタ・ルシア・ハイランズなどでも煙汚染は喫緊の課題です。

実際にどれだけ汚染されているかは収穫してブドウを絞り、それを検査しないとわからないのですが、今年の収穫に影響ゼロということは全くありえないでしょう。