ソノマのペタルマ・ギャップはギャップという名前が付いているように谷間を通じて太平洋からの強い風が年中吹き付けるところ。そのため、冷涼な地域でありながら、ストラクチャーのしっかりしたワインができます。

CASA(カーサ)は、ケラー・エステートのややカジュアル・ライン。ケラーの現在日本に入ってきているのはオールド・ヴィンテージで、良質なワインで非常に格安ですが、ペタルマ・ギャップらしさというよりはエレガントさが出ています。それに対してCASAはペタルマ・ギャップらしさがしっかりと出たワイン。

2019年のシャルドネは青りんごや洋梨など爽やか系の果実味にクリーム・ブリュレのようなリッチさもある味わい。2018年のピノ・ノワールはレッド・チェリーやレッド・プラム、ストロベリーのきれいな味わい。果実味だけでなくしっかりとしたストラクチャーもあり美味しいです。お薦めです。