モントレーのシャイド・ファミリーが畑をすべて有機栽培に転換、有機栽培のブドウを使ったブランドを2021年6月に発売します(Organic Wines Uncorked: Scheid's Supersized Organic Plans)。
シャイド

4000エーカーある自社畑をすべて有機栽培に転換中で、セントラル・コースト最大、カリフォルニアで2番目に大きな有機栽培ブドウ畑になります。ちなみに、カリフォルニア最大の有機栽培のブドウ畑のオーナーはフレッド・フランジア。4万エーカーのうち8000エーカーをオーガニックに転換しました。2バック・チャックの愛称で知られる安ワイン「チャールズ・ショー(Charles Shaw)」のオーナーでもあり、有機栽培のブドウからは「ショー・オーガニック」というブランドをトレーダー・ジョーズに卸しています。

シャイドは有機栽培のブランド「グランデュール(Grandeur)」を6月からホールフーズで販売します。最初のワインはプティ・シラーのロゼになります。
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カリフォルニアの有機栽培ワインのブランドではフェッツァーのボンテラ(Bonterra)が有名。近年は年率10パーセント以上という成長を示しています。フェッツァーは1400エーカー余りのブドウ畑を持っていますが、それだけでは足りず、他の畑からもブドウを購入しています。

シャイドは昨年、健康志向の高まりに合わせ、低カロリー、低アルコールのワイン「サニー・ウィズ・ア・チャンス・オブ・フラワー」を発売し、注目を集めました。今年は本命とも言える有機栽培のブランドを投入することで、さらに注目が高まりそうです。