中川ワインの試飲会で美味しかったワインを紹介します。
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実は今回写真を撮り忘れていて、写真はもらいものです。いつもは印象深かったワインを最後に写真に撮っておいて、それを基に記事を作るのですが、今回は写真がないので、コメント頼り。基本的には試飲したすべてのワインのコメントをメモしていますが、1アイテムの試飲にかけられる時間は30秒くらいなので、その間にグラスに注いで口に含んでスピットしてメモしてまでやらないといけないため、3つくらいのワードを書くくらいです。しかも私はかなりの悪筆なので、あとで読み解くのも大変。そんなこんなで記事を書くのが遅くなってしまいました。

言い訳はこれくらいにしてワインの紹介です。

まずは先日、急逝したジム・クレンデネン氏のオー・ボン・クリマのワインから。噛みしめるように試飲してきましたが、あらためてどのワインもコスパ高くまた、バランス良く飲みやすく作られているのに感嘆しました。
特に、ピノ・ノワールのイザベルとノックスは、きれいな酸と複雑さがあるイザベル2017(6900円、様々な畑のブレンド)、ボディがしっかりしたノックス2016(6900円、ビエンナシードの単一畑)といつも好対照なワインです。そして十数年ぶりに作られた全房発酵の「ラーム・ド・グラップ2016」(1万6000円、下の写真)は、まだタニックですがうまみあり奥深い味わい。20年程度は熟成できそうなワインです。
ABC


リヴァース・マリー
シャルドネで印象的だったのが写真のリヴァース・マリー「ソノマ・コースト2019」(6500円)。複雑で高級感のあるワイン。AVAものですが品質的には単一畑ものに見劣りしないと思います。

カトレアのシャルドネ キュヴェ・ナンバー・ファイブ2018(8500円)はリッチで華やかなワイン。まさにカトレヤの花が咲いたかのような印象。カトレヤのピノ・ノワール キュヴェ・ナンバー・ワン2019(8500円)も華やかできれいなワイン。どちらもすばらしいワインです。

元コスタ・ブラウンのマイケル・ブラウンのシェヴ(Chev)は新入荷ワイン。これまでのサーク(Cirq)との位置づけはどうなのか、よくわからないところもありますが、ワインはすばらしいです。シャルドネ2018、ピノ・ノワール2018どちらも1万6000円。

ベッドロックが作る様々な品種をごちゃまぜにしたワイン「シェバング」(NV、2800円)はチャーミングな味わい。夏にいいですね。

ビーヴァン(Bevan)セラーズはハンドレッド・エーカーと並ぶ超高級カベルネの新進スターで、マニアからワインメーカーになったのもハンドレッド・エーカーと似ています。単一畑ものは3万円を超えますが入門的な「オントジェニー2017」(1万7000円)もかなり美味しいです。モカとかチョコレートの風味がたっぷり。