ロバート・パーカーが創設したワイン・アドヴォケイトで、2013年から2代目の編集長として務めてきたリサ・ペロッティ・ブラウンが12月17日で編集長を退き、会社も辞めることが判明しました。辞めてからは新しいビジネスを始めるもようですが、それについては退任するまでは明らかにしないとのことです(ジェブ・ダナックがレビュアーを辞める前に独自のサイトを立ち上げることを表明したことを非難しているようです)。



新しい編集長はジョー・チェルウィスキー(Joe Czerwinski)。2017年にワイン・アドヴォケイトに加わり、ニュージーランド、オーストラリア、ローヌ、プロバンス、ラングドックを担当してきました。このほかマネージング・エディターとして、Webサイトのコンテンツのディレクションをしてきました。今年始めたサスティナビリティのプロジェクトも彼によるものです(ワイン・アドヴォケイト、「自然派ワイン」の検索を可能に)。ワイン・アドヴォケイトに入る前はワイン・エンスージアストで18年レビュアーを勤めてきた人で、最後はマネージング・エディターでした。同誌ではニュージーランドやオーストラリア、ローヌを担当していました。編集長に就任後はナパも担当します。


同時に、ウイリアム・ケリーが副編集長に就任します。ウイリアム・ケリーは元デカンター誌で、現在はフランスにいてブルゴーニュとシャンパーニュを担当しています。今後はボルドーも担当に加わります。

カリフォルニアワイン・ファンとしてはレビュアーが変わって継続性・一貫性がどうなっていくのかが一番気になるところ。パーカーからリサのときには、かなり継続性が高いと感じられましたが、新しいレビュアーでどうなるでしょうか。

また、ワイン・アドヴォケイトではこれを機に、新しいレビュアーをリクルートするとのこと。個人的には欧米以外のレビュアーも加えるべきではないかと思っています。以前は日本酒のレビューをした中国人のレビュアーがいましたが、今はやめてしまっているようで、欧米出身者に限定されています。