ドイツ菓子とカリフォルニアワインをマリアージュさせるイベントに参加してきました。ドイツ菓子はDNO(Doitsu No Okashi & Pan)によるもの。オーガニック栽培の小麦粉などを使って「おいしくて健康に良いドイツ菓子とドイツパン」を作っているところです。

面白かったマリアージュの一つはバターの入ったクッキーと、バター風味のあるシャルドネ(ジャム・セラーズの「Butter」)との組み合わせ。クッキーが全粒粉を使っており小ぶりですが、味が濃くボリューム感があるので、ちょっとリッチなシャルドネがよく合いました。

もう一つはレープクーヘンとピノ・ノワールのマリアージュ。レープクーヘンは初めて食べましたが、ドイツではクリスマスの定番だそうです。オブラートの上にアーモンドとヘーゼルナッツの生地にオレンジピールやレモンピールを混ぜ込んだモノを乗せて焼いたもの。みかけは大ぶりのビスケットのようですが、味わいはフルーツケーキを素朴にしたような感じです。

レープクーヘン単体で食べてもとても美味しいのですが、これとピノ・ノワール(フリーマンのロシアン・リバー・ヴァレー)とのマリアージュが見事でした。レープクーヘンはちょっとスパイシーな風味もあり、それをピノ・ノワールが見事に受け止めどちらもさらに美味しく感じます。このお菓子を実際にフリーマンのアキコさんが食べてみてワインを選んだとのことでしたが、あまりエレガントなピノ・ノワールよりもロシアン・リバー・ヴァレーくらいの暖かさを感じるピノ・ノワールの方が合うだろうなと感じました。

買って帰ったレープクーヘンは結局、お茶菓子に食べてしまいましたが、またワインとも合わせてみたいものです。