先日、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)の共同オーナーを引退して甥に譲ったことで話題になったオベール・ド・ヴィレーヌ。彼がカリフォルニアでハイド・ヴィンヤードのラリー・ハイドと造るワインがHdVです。ちなみに両家の関係はラリーのいとこがオベールの妻だということ。

HdVでは「カリフォルニアのDRC」としてピノ・ノワールを期待されたわけですが、2002年の設立から10年以上ピノはつくらず、初めて作ったピノは意外にもハイドではなくソノマ・マウンテンのぶどうを使ったものでした。このワイン「イザベル(YSABEL)」は「神の雫」にも取り上げられていますが、現在は造られなくなっており、今HdVが造るピノ・ノワールはハイドの「YGNACIA」となっています。

さらに言うと、HdV設立からずっとワインメーカーを努めてきたステファン・ヴィヴィアーは2020年にHdVをやめており、現在は自身のヴィヴィアー(Vivier)とロング・メドウ・ランチ(Long Meadow Ranch)だけになっています。

そういう意味でも貴重なイザベルの一連のバックヴィンテージがしあわせワイン倶楽部に入っています。限定数なのでお早めに。