ハンドレッド・エーカーのジェイソン・ウッドブリッジが作る新しいブランド「フォーチュネイト・サン」のワインが限定入荷しています。フォーチュネイト・サンという名前の付いたワインは以前はハンドレッド・エーカーのフォーチュネイト・サンとして2013年まで作られていたようですが、2018年から改めて別ブランドとして立ち上げ、2021年からはワイナリーも新たに構築してワインを作ります。

フォーチュネイト・サンのコンセプトはナパの古い畑を引き継ぎ、ハンドレッド・エーカーのワイン造りで新たに世に出すこと。ハンドレッド・エーカーが自社畑のブドウだけなのに対し、こちらは契約畑がメインとなります(一部自社畑のブドウも使っているようです)。

ワインはザ・ドリーマーとザ・ディプロマット、ザ・ウォリアーの3つ。いずれもカベルネ・ソーヴィニヨン中心のブレンドです。ザ・ドリーマーはカリストガにあるハンドレッド・エーカーのFar and Betweenという畑の近くにあり、85~90年の樹齢という古い木も残っている畑のワイン。92%はカベルネ・ソーヴィニヨンですが、品種の分からないブドウも混植されているそうです。試飲しましたが、古木の複雑さを味わうというよりは、モダンでリッチな味わいで、ハンドレッド・エーカーの味に通じるものがあります。希望小売価格は2万3500円と、10万円を超すハンドレッド・エーカーの4分の1以下。この価格でハンドレッド・エーカーの雰囲気を味わえるのはお得です。
* 品種はカベルネ・ソーヴィニヨン100%だそうです。92%というのはWine Advocateにあった数字ですが、それ自体が誤りだったようです。





ザ・ディプロマットはインポーター資料には「独裁者や愚か者を嘲笑いながらウィンストン・チャーチルが飲んでいそうな、そんなワインです。色も味わいも非常に濃厚なので、臆病者向きのワインではありません」とあります。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのほか、プティ・シラーも入っているようです。希望小売価格は3万3000円。




ザ・ウォリアーは100%カベルネ・ソーヴィニヨン。こちらは価格も72000円とハンドレッド・エーカーに迫ります。

どれも限定数の入荷とのことです。ハンドレッド・エーカーのスタイルを味わってみたい方にお薦めします。