試飲会レポート4連続の最後は中川ワインです。こちらは品種別に並んでいます。


マックマニスのヴィオニエはヴィオニエという割と難しい品種を1000円台でうまくまとめたワイン。ヴィオニエらしさもちゃんとあり、美味しいです。


アルマ・デ・カトレアのソーヴィニョン・ブランはワインスペクテーターの年間トップ100にも入ったことがあるワイン。エレガントで旨味もあります。素晴らしい。


アルマ・デ・カトレアを作っているビビアナ・ゴンザレス・レーヴの上位品がこちらのシェアード・ノーツ。ソーヴィニョン・ブランではトップクラスの生産者です。ボルドータイプのこちらはセミヨンが20%ブレンドされています。リッチ感がありながらも極めてエレガント。新樽100%なのに樽の風味を最小限にしか感じないのもすごいワインです。


新入荷のナパのワイナリー「リンカーン・セラーズ」。シャルドネはリッチ系の味わい。4000円台とは思えないほどの高級感があります。瓶熟を4年間してから出荷するというユニークなワイナリー。ほどよい熟成が高級感につながっています。


ハドソンのシャルドネは今年になってから6回くらい飲んでいますが、いつ飲んでもすばらしいワイン。リッチでクリーミーですが下品さの一切ないワイン。カリフォルニアのシャルドネのすばらしさを体現しているワインの一つだと思います。


オー・ボン・クリマの「ミッション・ラベル」ピノ・ノワール2021。ミッション・ラベルはオー・ボン・クリマが中川ワイン用に特別に作っているワインで、実は銘醸畑ビエン・ナシードのブドウを100%使っているという価格に見合わないワイン。きれいでバランスがいいです。


アルマ・デ・カトレアのピノ・ノワール。チャーミングな味わいで果実味のおいしさが半端ないです。


オー・ボン・クリマの「ノックス・アレキサンダー」ピノ・ノワール2019。先ほどのミッションラベルと同じビエン・ナシードのワインですが、こちらは比較的ボールドな味わい。酸もきれいです。


ウエスト・ソノマ・コーストの北端にあるアストンのセカンドのピノ・ノワール。タンニンもあり複雑できれい。ウエスト・ソノマ・コーストの一つの「らしさ」を体現しているワインです。


先ほどのノックス・アレキサンダーと並ぶオー・ボン・クリマのフラッグシップ「イザベル」。さまざまな畑のブレンドなので「カリフォルニア」になります。バランスよい味わい。


アストンのファースト・ワイン2018年。以前飲んだときはセカンドとの差があまりなく感じたのですが、今回は瓶熟が進んだためか劇的に美味。素晴らしいです。


バークレーに新たにワイナリーを作ったというノリアの新作はロシアン・リバー・ヴァレーの「ウミノ」という畑。バランスよく酸がきれいで果実味もほどよくあります。

前半はここまで。
後半では濃い系の赤を中心にお届けします。