ダリオッシュ、8年ぶりにオーナーが来日してのセミナー試飲会
ダリオッシュ(Darioush)のオーナーのダリオッシュ・ハレディ氏が8年ぶりに来日し、セミナー兼試飲会が開かれました。私は今回は通訳として参加させていただきました。
ワインがずらっと並んでおります。1時間弱で11種類を試飲するというセミナー形式を3回行うという結構忙しいスケジュールです。
私は合間に試飲をしたので、詳しいメモは取っておらず、今回は一通り簡単に紹介します。
DARIOUSH SIGNATURE VIOGNIER NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー ヴィオニエ ナパヴァレー 2022
ナパでヴィオニエ自体がかなり珍しいです。ダリオッシュさんによるとナパ全体で100エーカーほどしかなく、ダリオッシュは約4エーカーのヴィオニエの畑をオークノールに持っています。すごくきれいで華やか、繊細さもあるいいヴィオニエ。ダリオッシュさんは、スパークリングの代わりに乾杯ワインとして使うとのこと。
DARIOUSH SIGNATURE CHARDONNAY NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー シャルドネ ナパヴァレー 2021
カーネロスの畑のブドウを中心にしており、きれい系のシャルドネです。新樽率50%、100%マロラクティック発酵しています。果実味豊かでフレッシュな味わい。
DARIOUSH SIGNATURE PINOT NOIR RUSSIAN RIVER
ダリオッシュ シグネチャー ピノノワール ロシアン リヴァー 2021
これだけはナパではなくソノマのロシアン・リバー・ヴァレーのブドウを使っています。ロシアン・リバー・ヴァレーの中でも、ミドルリーチと呼ばれるあたりに畑があるようです。赤果実の芳醇な味わい、イチゴジャムのような甘やかさがあります。全房も使っているとのことで、やや骨太でカリフォルニアらしいピノ・ノワールです。
DARIOUSH SIGNATURE MERLOT NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー メルロー ナパヴァレー 2018
メルローは基本的にはカベルネ・ソーヴィニヨンへのブレンド用に作っていますが、できのいい年だけ単独でボトリングしています。これは果実味と酸がきれいで、メルローとしては珍しいほど緊張感のある味わい。おいしくて驚きました。
DARIOUSH SIGNATURE CABERNET FRANC NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー カベルネ・フラン ナパヴァレー 2019
カベルネ・フランも基本はブレンド用に作っています。青っぽさはありませんが、スパイス感とちょっと土っぽさがあり、メルローとはちょっと対照的な味わい。これもいいです。
DARIOUSH SIGNATURE SHIRAZ NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー シラーズ ナパヴァレー 2019
ダリオッシュ氏の出身地であるイランには「SHIRAZ」という町があります。ここで見つかった7000年前の壺の底の残存物からワインの痕跡が見つかったそうで、ダリオッシュ氏に言わせると最古のワインではないかとのことです。というわけでカリフォルニアでは珍しくシラーズと名乗っています。シラーズらしい陽性の味わいとスパイスの風味があります。
DARIOUSH SIGNATURE RED WINE NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー レッド ワイン ナパヴァレー 2019
カベルネ・ソーヴィニヨン32% メルロー23% プティ・ヴェルド22% カベルネ・フラン17% シラーズ6%という構成。このワインはまだ数ヴィンテージしか作っていません。果実の風味と酸がきれいでバランスよく、パワフルさもあるワイン。初めて飲みましたがこれもすごくいいです。
DARIOUSH SIGNATURE CABERNET SAUVIGNON NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー カベルネ ソーヴィニヨン ナパヴァレー 2019
こちらのワインは別途レビューしますが、2018年と2019年は例外的にカベルネ・ソーヴィニヨン100%で作られました。スケールの大きなワイン。
DARIOUSH SAGE VINEYARD MOUNT VEEDER CABERNET SAUVIGNON NAPA VALLEY
ダリオッシュ セージ ヴィンヤード マウントヴィーダー カベルネ ソーヴィニヨン ナパヴァレー 2019
セージ・ヴィンヤードはナパの西側、マウント・ヴィーダーにある畑。マウント・ヴィーダーの著名ワイナリーであるマヤカマスの近隣にあります。標高600メートルとかなりの高さです。山らしいしっかりとしたタンニンとストラクチャーがあり、素晴らしいワイン。
DARIOUSH DARIUS I I CABERNET SAUVIGNON NAPA VALLEY
ダリオッシュ ダリウス I I カベルネ ソーヴィニヨン ナパヴァレー 2019
毎年一番いい樽を18~20だけ選んで作るという「お宝」のワイン。甘やかで華やか。重厚な味わい。
ラベルはロンドンのヴィクトリア&アルバート・ミュージアムにあるペルシャの織物のコレクションから画像を送ってもらって、作っているとのこと。毎年変わります。
CARAVAN RED BLEND NAPA VALLEY
キャラバン レッドブレンド ナパヴァレー 2018
キャラバンは若木のブドウを使ったワイン。味わいも重厚感ではなくはつらつとした印象でした。
ダリオッシュのワイン、オークノールやマウント・ヴィーダーといった、ナパの中では冷涼な地域の畑のブドウを使っています。それを生かした冷涼感あるメルローやレッド・ブレンドが今回発見でした。また、個人的には4月にナパでこのセージ・ヴィンヤードのワインを飲んで非常に素晴らしい印象だったので、それが今回輸入されるようになったことがうれしかったです。
ワインがずらっと並んでおります。1時間弱で11種類を試飲するというセミナー形式を3回行うという結構忙しいスケジュールです。
私は合間に試飲をしたので、詳しいメモは取っておらず、今回は一通り簡単に紹介します。
DARIOUSH SIGNATURE VIOGNIER NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー ヴィオニエ ナパヴァレー 2022
ナパでヴィオニエ自体がかなり珍しいです。ダリオッシュさんによるとナパ全体で100エーカーほどしかなく、ダリオッシュは約4エーカーのヴィオニエの畑をオークノールに持っています。すごくきれいで華やか、繊細さもあるいいヴィオニエ。ダリオッシュさんは、スパークリングの代わりに乾杯ワインとして使うとのこと。
DARIOUSH SIGNATURE CHARDONNAY NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー シャルドネ ナパヴァレー 2021
カーネロスの畑のブドウを中心にしており、きれい系のシャルドネです。新樽率50%、100%マロラクティック発酵しています。果実味豊かでフレッシュな味わい。
DARIOUSH SIGNATURE PINOT NOIR RUSSIAN RIVER
ダリオッシュ シグネチャー ピノノワール ロシアン リヴァー 2021
これだけはナパではなくソノマのロシアン・リバー・ヴァレーのブドウを使っています。ロシアン・リバー・ヴァレーの中でも、ミドルリーチと呼ばれるあたりに畑があるようです。赤果実の芳醇な味わい、イチゴジャムのような甘やかさがあります。全房も使っているとのことで、やや骨太でカリフォルニアらしいピノ・ノワールです。
DARIOUSH SIGNATURE MERLOT NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー メルロー ナパヴァレー 2018
メルローは基本的にはカベルネ・ソーヴィニヨンへのブレンド用に作っていますが、できのいい年だけ単独でボトリングしています。これは果実味と酸がきれいで、メルローとしては珍しいほど緊張感のある味わい。おいしくて驚きました。
DARIOUSH SIGNATURE CABERNET FRANC NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー カベルネ・フラン ナパヴァレー 2019
カベルネ・フランも基本はブレンド用に作っています。青っぽさはありませんが、スパイス感とちょっと土っぽさがあり、メルローとはちょっと対照的な味わい。これもいいです。
DARIOUSH SIGNATURE SHIRAZ NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー シラーズ ナパヴァレー 2019
ダリオッシュ氏の出身地であるイランには「SHIRAZ」という町があります。ここで見つかった7000年前の壺の底の残存物からワインの痕跡が見つかったそうで、ダリオッシュ氏に言わせると最古のワインではないかとのことです。というわけでカリフォルニアでは珍しくシラーズと名乗っています。シラーズらしい陽性の味わいとスパイスの風味があります。
DARIOUSH SIGNATURE RED WINE NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー レッド ワイン ナパヴァレー 2019
カベルネ・ソーヴィニヨン32% メルロー23% プティ・ヴェルド22% カベルネ・フラン17% シラーズ6%という構成。このワインはまだ数ヴィンテージしか作っていません。果実の風味と酸がきれいでバランスよく、パワフルさもあるワイン。初めて飲みましたがこれもすごくいいです。
DARIOUSH SIGNATURE CABERNET SAUVIGNON NAPA VALLEY
ダリオッシュ シグネチャー カベルネ ソーヴィニヨン ナパヴァレー 2019
こちらのワインは別途レビューしますが、2018年と2019年は例外的にカベルネ・ソーヴィニヨン100%で作られました。スケールの大きなワイン。
DARIOUSH SAGE VINEYARD MOUNT VEEDER CABERNET SAUVIGNON NAPA VALLEY
ダリオッシュ セージ ヴィンヤード マウントヴィーダー カベルネ ソーヴィニヨン ナパヴァレー 2019
セージ・ヴィンヤードはナパの西側、マウント・ヴィーダーにある畑。マウント・ヴィーダーの著名ワイナリーであるマヤカマスの近隣にあります。標高600メートルとかなりの高さです。山らしいしっかりとしたタンニンとストラクチャーがあり、素晴らしいワイン。
DARIOUSH DARIUS I I CABERNET SAUVIGNON NAPA VALLEY
ダリオッシュ ダリウス I I カベルネ ソーヴィニヨン ナパヴァレー 2019
毎年一番いい樽を18~20だけ選んで作るという「お宝」のワイン。甘やかで華やか。重厚な味わい。
ラベルはロンドンのヴィクトリア&アルバート・ミュージアムにあるペルシャの織物のコレクションから画像を送ってもらって、作っているとのこと。毎年変わります。
CARAVAN RED BLEND NAPA VALLEY
キャラバン レッドブレンド ナパヴァレー 2018
キャラバンは若木のブドウを使ったワイン。味わいも重厚感ではなくはつらつとした印象でした。
ダリオッシュのワイン、オークノールやマウント・ヴィーダーといった、ナパの中では冷涼な地域の畑のブドウを使っています。それを生かした冷涼感あるメルローやレッド・ブレンドが今回発見でした。また、個人的には4月にナパでこのセージ・ヴィンヤードのワインを飲んで非常に素晴らしい印象だったので、それが今回輸入されるようになったことがうれしかったです。