今年の収穫のまとめをしないとと思いつつさぼっていたのですが、その理由の一つとして、特に書かなければいけないことが思い浮かばないほど順調すぎるヴィンテージだったことがあります。

2023年は冬の間に、それまで6年ほどの干ばつを補うかのようによく雨が降りました。春先まで気温が低い日が多く、芽吹きから遅れが目立つようになります。

平年と比べると3週遅れぐらいで、その後も推移します。これだけ収穫が遅くなると、雨のリスクも上がるのが普通ですが、今年はそういった問題もおこりませんでした。

久しぶりに土が水を多く含んでいる状態だったのでブドウの成長もよく、収穫量も多くなりました。畑によっては、収穫量があまりに多く、全部を収穫しなかったところもあるそうです。

結果として、高級ワインはもちろんのこと、安ワインでも品質が上がることになりそうです。