急成長する低アルコールワイン、「サニー」は3年で9倍に
低アルコールやノーアルコールの「ベター・フォー・ユー」と呼ばれるカテゴリーが成長を続けています。ニールセンの調査によると2023年の売上高は2年前と比べて35%増となっています。Z世代とミレニアル世代は、「ソーバー(sober)」と呼ばれるアルコール摂取を控えるライフスタイルへの傾倒が強く、こうした増加はさらに拡大すると予想されます。
米国でこの分野をリードするのがシャイド・ファミリーの「サニー・ウィズ・ア・チャンス・オブ・フラワーズ(略称サニーワイン)」。2020年にソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール、シャルドネを発売し、2022年にはロゼとカベルネ・ソーヴィニヨンを追加しています。2023年初めにはスパークリングのロゼを発売しました。米国では唯一の糖分ゼロ・低アルコールの発泡ロゼとなっています。
サニーのブランドは年々急成長を遂げており、2020年の出荷量1万1000ケースから、2023年には10万ケース近くまで拡大しています。さらに、サニーはこのカテゴリーで最も評価の高いワインであり、90点以上のスコアを数多く獲得しています。10ドル以上の「ベター・フォー・ユー」米国ブランドでは、サニー・ウィズ・ア・チャンス・オブ・フラワーズが総合トップ3に入ってます。
日本でもオルカ・インターナショナルが初期から輸入しています。私も何回か飲んでいますが、普通においしく飲めるワインです。
ショップは「ワインと地酒の店 かたやま」です。