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カナダのブリティッシュコロンビアが1月の大寒波で大きな被害を受けています。ブドウの樹は氷点下20℃を下回ると樹が凍結して新芽が死んでしまいます。オカナガン・ヴァレーの北部では1月11~15日にかけて累計50時間以上もこの温度を下回っていました。

実は昨年の冬にも同じような寒波があり、収穫量は58%も減ってしまいました。ただ、そのときは今回と比べると氷点下20℃以下の時間は短かったようです。

1月の寒波の後、樹の細胞を採取するなどの方法で、今年の収穫量への影響を調査しました。昨年も同様な調査を行っており、収穫量は56%減とかなり精密な予測を行っていました。

それで、今年の調査による収穫量への影響ですが、なんと97~99%という結果が出ています。平年の1~3%しか収穫がないことが判明しました。副梢や副副梢もほとんど期待できないそうです。金額にすると4億4000万~4億4500万カナダドルの損失になるとのことです