ワシントン州の著名ワインメーカーであるチャールズ・スミスが立ち上げたサブスタンス・ワインズ(ワイン名はワインズ・オブ・サブスタンス)が、カリフォルニアのオニール・ヴィントナーズ・アンド・ディスティラーズに買収されました。売却額は明らかにしていません。

オニール・ヴィントナーズはソノマのラムズ・ゲートや、XTANT、Back House,Spur Ranchなどのブランドを持っています。珍しいのが、環境や社会に配慮した公益性の高い企業に与えられるB Corpという認証を取っていること。オレゴンではときどきこの認証を取っているワイナリーを聞きますが、カリフォルニアではかなり珍しいと思います。

ワインズ・オブ・サブスタンスは、品種名の略称などをラベルに描くのが特徴のワイナリー。カベルネ・ソーヴィニヨンは「Cs」、ピノ・ノワールは「Pn]などと書かれています。非常にコスト・パフォーマンスが高く、かなりの規模なのに樽発酵・樽熟成にこだわるなど、手間ひまかけたワイン造りをしています。

チャールズ・スミスは「当初からの私たちの目標は、最高級のワシントン・カベルネ・ソーヴィニヨンを驚くべき価格帯で造ることでした。テロワールとワイン造りのプロトコルを重視した結果、"サブスタンス "は飛躍的に成長しました。 持続可能性を重視するオニール・ヴィントナーズ&ディスティラーズは、このブランドを販売と流通において次のレベルに引き上げるでしょう。継続的な成功のために、このブランドは素晴らしい手に委ねられています」と語っています。

個人的にも、ワインズ・オブ・サブスタンスのワインのコスト・パフォーマンスの高さには舌を巻いていました。これからどう発展していくのかも楽しみです。