ピノからシャルドネへ、オレゴンで転換が進む理由
オレゴンでシャルドネの栽培が年々盛んになってきているという記事がRobb Reportに出ていました(Why Oregon Winemakers Are Trading Their Pinot Noir Vines for Chardonnay)。近年ではピノ・ノワールを植え替え(正確には接ぎ木を替えるので継げ替えでしょうか)する生産者も出てきているといいます。
オレゴンは元々白ワインではピノ・グリがメジャーでした。現在もピノ・ノワールが約6割と圧倒的で、次いでピノ・グリ、シャルドネは3番目ですがピノ・グリの半分にとどまっています。
とはいえ、現在明らかに勢いがあるのはシャルドネで、ピノ・グリを超すのは時間の問題と言っていいでしょう。
シャルドネが伸びた最大の理由はクローンだと言われています。以前オレゴンで植えられていたクローンはあまり質がよくなくオレゴンの土地にも合っていなかったようです。それがDijonクローンが使われるようになって、品質が急上昇したと言われています。
シャルドネの栽培面積は2020年に2610エーカーだったのが2021年に2724エーカー、2022年に3118エーカーになっています。わずか2年で2割も増えている計算です。
WillaKenzieというワイナリーでは2018年に2エーカーしかなかったシャルドネが現在では13エーカー。Clairiéreと呼んでいる涼しくて土壌が深いセクションをピノノワールからシャルドネに転換したのがうまくいき、その後もシャルドネが増えているといいます。Gran Moraineというワイナリーでは現在150エーカーがピノノワールで50エーカーがシャルドネですが、将来はそれが逆転する可能性もあると見ています。
個人的にも、オレゴンのシャルドネはもっと伸びる可能性があるように感じています。もちろん今はピノノワールが圧倒的に多いですが、「良い」から「とても良い」クオリティのものはたくさんあるものの「びっくりするほど良い」ものは案外見つかりにくい。シャルドネの方が「びっくりするほど良い」ものに出会うような気がしています。もちろん、私の経験が少ないだけかもしれませんが。
消費者としてはともかく「オレゴンのシャルドネは注目だよ」ということを覚えていただけるといいと思いますです。
オレゴンは元々白ワインではピノ・グリがメジャーでした。現在もピノ・ノワールが約6割と圧倒的で、次いでピノ・グリ、シャルドネは3番目ですがピノ・グリの半分にとどまっています。
とはいえ、現在明らかに勢いがあるのはシャルドネで、ピノ・グリを超すのは時間の問題と言っていいでしょう。
シャルドネが伸びた最大の理由はクローンだと言われています。以前オレゴンで植えられていたクローンはあまり質がよくなくオレゴンの土地にも合っていなかったようです。それがDijonクローンが使われるようになって、品質が急上昇したと言われています。
シャルドネの栽培面積は2020年に2610エーカーだったのが2021年に2724エーカー、2022年に3118エーカーになっています。わずか2年で2割も増えている計算です。
WillaKenzieというワイナリーでは2018年に2エーカーしかなかったシャルドネが現在では13エーカー。Clairiéreと呼んでいる涼しくて土壌が深いセクションをピノノワールからシャルドネに転換したのがうまくいき、その後もシャルドネが増えているといいます。Gran Moraineというワイナリーでは現在150エーカーがピノノワールで50エーカーがシャルドネですが、将来はそれが逆転する可能性もあると見ています。
個人的にも、オレゴンのシャルドネはもっと伸びる可能性があるように感じています。もちろん今はピノノワールが圧倒的に多いですが、「良い」から「とても良い」クオリティのものはたくさんあるものの「びっくりするほど良い」ものは案外見つかりにくい。シャルドネの方が「びっくりするほど良い」ものに出会うような気がしています。もちろん、私の経験が少ないだけかもしれませんが。
消費者としてはともかく「オレゴンのシャルドネは注目だよ」ということを覚えていただけるといいと思いますです。