有機栽培のワインに関する情報を発信している「Organic Wines Uncorked」によると、カリフォルニアで有機栽培認証を行ているCCOFで認証されたブドウ畑は2万3187エーカー。州内のブドウ畑は55万エーカーほどあるため、有機栽培の比率は4%ほどということになります。欧州の主要なワイン生産国では有機栽培の比率は18%ほどに達しており、それと比べるとカリフォルニアはまだだいぶ遅れている印象があります。

とはいえ、2016年には1万644エーカーにとどまっていたので、それから8年で倍増してきたことにはなります。

州内において有機認証で先行しているのはナパで、CCOF認証の24%がナパの畑です。ナパでは全体の12%ほどが有機認証を受けており、かなり比率が上がってきています。

続くのはソノマで州全体の11%。ナパの半分であり、ブドウ畑全体における比率は4%程度と、州全体とさほど変わりません。