10月16日にナパで17番目となるネステッドAVA「クリスタル・スプリングス(Crystal Springs)」が認可されました。ナパで新しいAVAが認可されるのは2011年のクームズヴィル(Coombsville)以来13年ぶりとなります。

Crystal Springs

新しいAVAはハウエル・マウンテンの南西、セント・ヘレナとカリストガの東側に当たります。ヴァレー・フロアではなく斜面のAVAなのでハウエル・マウンテンと共通性がありますが、ハウエル・マウンテンは標高1400フィート以上なのに対し、クリスタル・スプリングスは標高1400フィート以下。霧がかかるかかからないかという大きな違いがあります。

ワイナリーとしては一番有名なのがヴィアデル(Viader)があり、このほかBremer、Somniumといったワイナリーがあります。また、バージェス(Burgess)の畑があり、バージェス創設者のスティーブン・バージェスがAVA策定の原動力となりました。バージェスによるとクリスタル・スプリングスのカベルネ・ソーヴィニヨンは「非常に濃く、複雑なフレーバーとリッチなアロマがある」とのこと。

なお、クリスタル・スプリングスは従来のカリストガの一部を含み、両方が重なる部分がないように、カリストガの境界も修正されています。