ロスアンゼルスの山火事については、日本のニュースでも数多く取り上げられておりますが、ここでも報告しておきます。

現在、五つの山火事がロスアンゼルス近郊で発生しています。いずれも鎮火には至っていませんが、中でも大きいのがサンタモニカの西側で発生したパリセーズ・ファイア(Palisades Fire)とパサディナの北で発生したイートン・ファイア(Eaton Fire)。亡くなった方は11人以上。12300を超える建物が焼失したと見られています。

パリセーズ・ファイアの延焼範囲は22660エーカー(約91.5平方キロ)。コンテインは11%(延焼範囲の外枠の中で、それ以上火災が広がらないように食い止めているラインの比率のこと)。
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イートン・ファイアの延焼範囲は14117エーカー(約57.1平方キロ)。コンテインは15%。
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残りの3つのうち2つはコンテインが80%、76%とおおむね食い止めている状況で、もう一つはコンテインはゼロですが19エーカーと規模は小さいです。

特に高級住宅地を含んでいるのがパリセーズ・ファイアです。イートン・ファイアは少し規模が小さいですが、亡くなった方はこちらの方が多いようです。

カリフォルニアは11月から雨季で、一般的には山火事シーズンではないのですが、今年は南カリフォルニアで降雨量が少ないことと、気温が比較的高いこと、また強風で燃え広がるスピードが早いことが被害を拡大しているようです。

今回は保険による賠償金も天文学的な価格になりそうであり、今後の山火事に関する保険にも影響が大きいと思われます。2017年や2020年の山火事でも保険料問題は浮上していましたが、今回はさらに大きな問題に発展しそうな気がします。