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Date: 2006/0728 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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SF ChronicleにRavenswoodのJoel Petersonの詳しい記事が出ています(ポドキャストもあり)。Zinファンは読むべし。
""Joe told me not to make Pinot Noir," Peterson says. "I'm a Europhile, and I believed that older vines planted in the right location make the great wines. The only grape that filled the bill in California in 1976 was Zinfandel. The vines were old. They were dry-farmed, and they had to be planted in the right places to be dry-farmed. Cabernet was expensive, and I wasn't a rich guy. It was better for me to be a tiny fish in a small pond.""

RAVENS TO RICHES / Ravenswood founder Joel Peterson could retire wealthy -- but he still loves making wine

で,一つ興味深いくだりがPetersonが師事していたJoseph SwanがPinotを作らないように勧めたという話。いろんなことがあるものです。
Date: 2006/0727 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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日本ではBSE関連で槍玉に上がることが多いUSDA(米農務省)ですが,米国ではDallas Morning News紙が「オーガニック」が当てにならないと糾弾しています。
"But a Dallas Morning News investigation has found that the United States Department of Agriculture does not know how often organic rules are broken and has not consistently taken action when potential violations were pointed out."

Can we trust organic? | Santa Rosa Press Democrat // News for California's North Bay and Redwood Empire

問題は,オーガニックのルールを破っている生産者が実際にかなりいることと,その報告が必ずしもUSDAできちんと受け取られていないこと,消費者は問題がある生産者の情報をUSDAから得られないこと,etc. 米国のルールは日本に比べればきちんとしているかと思っていたのですが,実態はかなり問題ありそうです。

BSEもやっぱり不安です。

PS. これを書いた直後に米国からの牛肉輸入を許可したというニュースが。タイミング悪すぎ。
Date: 2006/0726 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Dayton Daily Newsでワインのブログを書いているMark Fisher氏がWine Spectator誌のレストラン・ガイドに「意味なし」と噛み付いています。
"Allow me to translate: “We know our dining guide means little, but we’re laughing all the way to the bank.”"

Wine Spectator restaurant 'awards' have little meaning; Marvin Shanken begs to differ | Uncorked | Wine advice and commentary - wine tastings and events around Dayton, Ohio

Wine Spectatorのレストラン・ガイドは「料理ではなく,ワイン・リストを評価したもの。ワイン・リストがよければ料理もよいであろうと推定している」とのこと。また,掲載されるレストランは250ドル(これが正しい額かどうかは不明)を支払っているとのこと。要はこれは広告一覧ではないかということです。実際,すべてのレストランを訪れているわけでもないようです。

記事の後半にはWine Spectatorの発行人Marvin Shanken氏からのコメントも載っています。それによると26年の歴史の中で最初の20年は広告料を取らずにやってきたとのこと。しかし,費用がとてもかかるため「掲載によってメリットを受けるレストランからフィーを取ろう」ということになったそうです。

それを取らずに続けていたら立派だったのにね。
Date: 2006/0726 Category: ワイナリ訪問
Posted by: Andy
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今でも人気の高いワイナリSilver Oakのリリース・パーティが今週土曜日にあります。ナパ,ソノマどちらのサイトでもやっているはずです。
"Saturday, July 29, 2006

Next Release Day: Saturday, July 29, 2006

Upcoming Release Day's
2002 Alexander Valley Cabernet Sauvignon - July 29, 2006"

Silver Oak Cellars

人気のイベントですので,周辺の道路は大変混みあうと思います。行くのでなければ近くを通るのは避けたほうがいいかもしれません。
Date: 2006/0720 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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人気のデザートワイン,サンタバーバラ・ワイナリのZinfandelエッセンスがまもなく終売です。畑の樹を抜いてしまったとのことなので,本当に終わり。Wassy'sの4480円はワイナリ価格の34ドルと比べても実質的に遜色ないと思います。

ジンファンデル・エッセンス[2003]
小売価格5,500円
オンライン特価4,480円 (税込4,704円) 送料別

Date: 2006/0720 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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今年,オーナーが代わったスクリーミング・イーグルで今度はワインメーカーが交代だそうです。新しいワインメーカーはアンディ・エリクソン。Stag's Leap Wine CellarsやStaglin Familyを経て,現在はHartwellやArietta,自身のブランドFaviaでワインを作るかなりのやり手です。
"Word is officially out, at least to mailing list members, that Screaming Eagle has a new winemaker - Andy Erickson - one of Napa Valley's rapidly rising stars."

Screaming Eagle

ワイナリを新しく構築するとか畑を増やすとかって話も出てますが,スクリーミング・イーグル,これからどこに向かうのでしょうか。

ちなみに,Screaming Eagle,米国でも店舗での価格は大体2000ドル前後します。意外と日本でも同じくらい。
[1993] スクリーミング・イーグル

Date: 2006/0719 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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今週カリフォルニア・ワイン・ウイークのWassy's。今日の目玉はクラーク・クラウドンの2001カベルネ。このワイナリのことはあまり知りませんが,Parkerは「デビュー以来,進歩し続けている」といったほめ方をしています。ちなみにRP92点らしいです。米国価格が80ドルくらいなのがセールで4280円。激安というより半額です。

【70%OFF】特価
クラーク・クラウドン
カベルネソーヴィニヨン[2001]
パーカー92点
小売価格14,280円
70%OFF特価4,280円 (税込4,494円) 送料別

Date: 2006/0718 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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日本のコストコではなく,USのCostcoやSam's Clubといったホールセールの店で会員にならずにワインを買う方法があります。

方法があるといっても,特別なことをするわけではなく,禁酒法が解けたときの遺物で,「アルコール販売は平等でないといけない」という州法がある州があり,そこでは会員制のショップでも会員外で買えるというロジックです。
"Thanks to some little-known state laws, nonmembers can purchase alcohol without paying a membership fee."

The Cheapest Way to Buy Booze (Deal of the Day: Personal Finance) | SmartMoney.com

詳しいことはリンク先の記事参照ですが,この法律自体ほとんど知られていないので,この記事を印刷して持っていくことをお勧めします。

ちなみにCostcoのワイン,種類はさほど多くはないですが,売っているものはかなり安いです。僕も以前Insigniaなど80ドル台で買いました。米国でワインを買おうと思ったら覗いてみる価値は大です。
Date: 2006/0718 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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コルクに代わってスクリューキャップが次第にもてはやされるようになってきましたが,スクリューキャップでもトラブルはあるようです。スクリューキャップを使っているあるワイナリが顧客から受け取ったメールです。
"I would like to ask how you recommend opening the bottles that have a very heavy foil that I had to pull off with the pliers and no cork. They have a plastic bottle cap liner. The corkscrew does not work because the foil is too heavy. Thank you."

Fermentation: The Daily Wine Blog: The Trouble With Screwcaps!

要はこの人,金属が分厚くて,コルク抜きも使えないしどうやって開けたらいいのか分からなかったとのこと。これからワイン業界はスクリューキャップの開け方も教育していく必要があるようです。
Date: 2006/0718 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Robert Mondavi Wineryが2006年7月15日に設立40周年を迎えました。家族喧嘩から家を飛び出して新しいワイナリを作ったことが,現在のカリフォルニアワインを築き上げたと言っても過言ではないでしょう。
"On this date four decades ago, the industry icon -- along with his oldest son, Michael -- founded the Robert Mondavi Winery in Oakville with the goal of producing wines that would rival the finest in all of Europe."

Napa Valley Register Online | Local Top StoryNews
最近では以前ほどMondaviのワインを飲まなくなりましたし,高い評価を受けることも少なくなったような気がします。ワインマニアにとってはold nameの一つになってしまったのでしょう。でも,我々はRobert Mondaviの功績を決して忘れてはいけないと思います。

個人的にも,56歳にして全く新しい事業を興したRobertには,特別な敬意を感じています。今からでも自分も何かできるのではないかと。
Date: 2006/0715 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy'sでカリフォルニアワインのセールをやっています。1本限りではありますが,文句なく安いのがTurleyのZinfandel Black Sears 1998。比較的評価の低い98年とはいえ,ブラック・シアーズです。米国でも最低100ドルが5980円です。1本なので早い者勝ちですね。

セールにはほかにDogtownとPesentiの2000も出ています。それなりにお買い得ですが,Black Searsの前ではかすんでしまいます。



【50%OFF】
ターレー ジンファンデル
ブラック・シアーズ・ヴィンヤード[1998]
≪アウトレット≫
小売価格12,000円
50%OFF5,980円 (税込6,279円) 送料別

Date: 2006/0714 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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サンドラ・バレットという人がワインの雫から芸術作品を作っています。詳しい手法は不明ですが,ガラスにワインを垂らし,それに特殊な光を当てて写真を撮っているもよう。Ridge Monte Bello
ちなみに,これはRidge Monte Bello 2000だそうです。
"WINE LOVERS: Be the first in your group to own microscopic wine portraits. Buy a set of "wine signature" cards for yourself and as gifts for friends. Avoid the holiday rush. Get yours NOW! Cards and custom prints available."

Sondra Barrett.com

これがワインそれ自体を物語っているかどうかはなんともいえませんが,ワイン関連のグッズとしてはかなり異色かも。
Date: 2006/0712 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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温暖化の進行により,ナパやソノマなど大半のブドウ畑がプレミアム・ワインに向かなくなる恐れがあるという研究が発表されました。研究を発表したのはパーデュー大学のディッフェンボー助教授。
"The paper concludes that production in the Napa and Sonoma valleys and Santa Barbara County would essentially be eliminated by the late 21st century. The only areas in California that would remain suitable are the narrow coastal bands and the Sierra Nevada, according to the analysis."

Now's the time to cellar wine / Scientists fear that rising temperatures due to global warming will harm the wine industry in Napa, Sonoma and Santa Barbara counties ... ... and that by the end of the century, the best growing lands in the state's $2.9 bi

今回のシミュレーションにはこれまで広く使われている300kmのグリッドでなく25kmのグリッドを使い,地質の影響など様々な要素を取り入れているとか。ただ,それでも作物の収穫への影響を論じるには足らないという意見もあるようです。

なお,ナパの大地主であるAndy Beckstoffer氏によると,日に当たり過ぎる悪影響を避けるために,これまで摘み取っていた不要な枝を伸ばして日陰を作るといった策も既に取られているそうです。

現在の温暖化の要因は人為的なものが多くを占めると思いますが,恐竜が闊歩した中生代のころは今よりも気温は高かったはず。それを考えれば,今ブドウが作られているところが暑すぎるようになるのも不思議ではないかも。
Date: 2006/0711 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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RadCruという新しいサービスが始まりました。Radicalという単語は「過激」という意味で習ったような記憶がありますが,最近は「awesome(すごい)」と同じように使われるようです(若者言葉なので「すげえ」って感じでしょうか?)。RadCruとはすなわち「すげえワイン」ということ。

RadCruが提供するのは少生産のワイナリやワインを1日1本紹介していくこと。ちなみに今日紹介されているのはTitusの2002 Lot1 Red Wine。生産量95ケースというものです。
"RadCru is a simple marketplace where wineries and wine lovers meet to find great wines each day."

RadCru FAQ

毎日チェックすると,掘り出し物に出会えるかも。
Date: 2006/0709 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日,小泉首相が米国を訪問した際,晩餐会で出たワインの一つがClos PegaseのMitsuko's Vineyard Chardonnay 2004だったそうです。米国で20~25ドルくらいで売られてますが,Vin du 268の2800円というのもなかなかいい感じの価格です。

クロ・ペガス ミツコズ・ヴィンヤード シャルドネ カーネロス [2004]
Clos Pegase Mitsuko’s Vineyard Chardonnay Carneros
希望小売価格3,500円 を
価格2,800円 (税込2,940円) 送料別

Date: 2006/0707 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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「ワインの女神」とまで呼ばれるヘレン・ターリーのワインの中で比較的入手が容易なのがマルティネッリ。ピノとジンファンデル,シャルドネを中心に作っていますが,個人的にはジンファンデルが一番好きです。ここのジンファンデルは3種あるのですが,米国での価格が「ジョゼッペ&ルイーズ<ジャッカス<<<ジャッカスヒル」という感じなのに対し,日本では「ジョゼッペ&ルイーズ<<ジャッカス<<ジャッカスヒル」という感じ。ジョゼッペ&ルイーズは格安です。

●マルティネッリ ジンファンデル ジョゼッペ&ルイーズ 2004 【3本で送料無料!バンドルセール対象品】
ヤナギヤ特価7,500円 (税込7,875円) 送料別



ちなみに同じページで売っている2001のPinot Reserveも実は格安です。米国70ドルが7500円。濃い目のピノが好きな人にはお勧めです。
Date: 2006/0706 Category: ワイナリ訪問
Posted by: Andy
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ソノマに世界各国からワインメーカーが来ているという話。何かイベントがあるとかそういうことではなく,ソノマに来てみたらあまりにもいいところなので,そのまま居ついてワインを作っている人がたくさんいるということです。
"Winemakers from around the world discover a love of the land in Sonoma County"

Here to stay

ところでタイトルが何をもじっているかは分かるよね?(若干不安)
Date: 2006/0705 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2ドルワイン「Two Buck Chuck」として名を馳せたCharles Shawのワインの記事を久々に見ました。相変わらず売れているようですね。1日に144万本生産するというから驚きです。ブラインド・テイスティングで高級ワインを打ち破ったという話もあります。
"ABC News did a blind taste test recently and pitted both the red and white varieties against a $50 bottle of chardonnay, and Two Buck Chuck came out the leader. When Wine & Vine did their own test, Two Buck Chuck rose above a $67 bottle of chardonnay."

Wine Sediments

Two Buck ChuckはTrader Joesでしか売っていませんが,同じ会社が作る他の低価格ワインの中でSea Ridgeは日本にも入荷しています。感動するほどではありませんが,コスト-パフォーマンスが高いワインだと思います。
Date: 2006/0701 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋でカルトセールの最終弾として,本数がまとまらなかったものをいろいろ出しています。かなりレアものが多いので,それ自体価値があると思いますが,かなり安いものもあります。例えばルイスのSyrah。やLa Sirenaの1996年もの。このあたりは確実にお買い得。後はレア度をどう判断するかでしょう。

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