Wine Library TVのGary Vaynerchukが大発表をすると,随分前から予告していたのがついに明らかになりました。
参加者とともにオリジナルのNapaのCabernet Sauvignonを作るというもので,ワイン作りはCrushpadで行います(埋め込んだビデオはその説明のところから入ります)。参加者はクラッシュや,ブレンディング,リリース・パーティなどに参加できます。500ケース作るそうですが,コストなどについては明らかにしていなかったような。
もっと意外な線があるのかと思ったら,割と予想範囲内の発表でした。ただ,Garyはこのプロジェクトに相当思い入れがあるようです。最近のWine Library TVを見たことがある人はご存知だと思いますが,ショウの最後は「You, with a little bit of me, are changing the wine world」で締めくくられます。このほかにもコメントをくれと毎回言うこと,視聴者自身の舌を信頼するように言うことなど,ユーザーの参加によってワインの世界が変わっていくということを彼は強く意識しています。
そういった意味で,やはりCrushpadというのは1つの大きな解なのでしょう。Crushpad Japanができたり,ナパさんのCh. Igai Takaha Samurai Beauty(Diatom Samurai Vineyard)が高評価を得たりと,確かに日本でも何かが変わりつつあるのかもしれません。
ところでmixiにWine Library TVのコミュを作ってみました。作るだけじゃなくてちゃんと管理しろって? はい,ごもっともです。
参加者とともにオリジナルのNapaのCabernet Sauvignonを作るというもので,ワイン作りはCrushpadで行います(埋め込んだビデオはその説明のところから入ります)。参加者はクラッシュや,ブレンディング,リリース・パーティなどに参加できます。500ケース作るそうですが,コストなどについては明らかにしていなかったような。
もっと意外な線があるのかと思ったら,割と予想範囲内の発表でした。ただ,Garyはこのプロジェクトに相当思い入れがあるようです。最近のWine Library TVを見たことがある人はご存知だと思いますが,ショウの最後は「You, with a little bit of me, are changing the wine world」で締めくくられます。このほかにもコメントをくれと毎回言うこと,視聴者自身の舌を信頼するように言うことなど,ユーザーの参加によってワインの世界が変わっていくということを彼は強く意識しています。
そういった意味で,やはりCrushpadというのは1つの大きな解なのでしょう。Crushpad Japanができたり,ナパさんのCh. Igai Takaha Samurai Beauty(Diatom Samurai Vineyard)が高評価を得たりと,確かに日本でも何かが変わりつつあるのかもしれません。
ところでmixiにWine Library TVのコミュを作ってみました。作るだけじゃなくてちゃんと管理しろって? はい,ごもっともです。
Wine Advocate #172で最も高得点を取ったピノはCalera Selleck 2004の96点でした(Jensenは94)。セレックはカレラのラインナップの中では一番複雑な味がすると思います。どちらかというと数年経ってから本領を発揮するタイプ。早飲みするならMillsかReed(これが一番難しい感じがします)かな。
柳屋ではさっそく売れ切れていましたが,日本でParker効果はどこまであるのでしょうか?
柳屋ではさっそく売れ切れていましたが,日本でParker効果はどこまであるのでしょうか?
Quilceda Creekはもしかすると,今最も高く評価されているCabernet Sauvignon系ワインかもしれません。Wine Advocate誌では2001年が98点,2002,2003と連続で100点(以上採点はPierre Rovani)。2004はどうやら99点が付いたようです(採点はJay Miller)。これだけの点数を挙げている割には,知る人ぞ知るという感じなのは,ワシントン州だからでしょうか,それともParker自身の点ではないから? 米国では200ドル以上が当たり前のワインなので,2万4000円というのは決して高くない値段です。(もっと高くて評価が低いワインも多いしね)。なお,固いワインなので最低1年は待ってから飲みましょう。
Zoukさんのブログによると,Greg Brewerとナパさんの競作であるDiatom Samurai Vineyard(ちょっと表記は?ですが)にWA(Robert Parker)が95点を付けたそうです。すごいですね。
ナパさん,おめでとうございます。
ナパさん,おめでとうございます。
Napa Wine Companyはナパのカスタム・クラッシュ(ワイナリ設備貸し)の大手として知られています。顧客にはPahlmeyer,Crocker & Starr,Showket,Jones Familyなどそうそうたる名前が並んでいます。そこのオリジナル・カベルネはOakvilleにある自社畑のブドウを使ったもので,まあまあの評価を受けています。ワイナリ価格で38ドルが,柳屋では2980円と日本の方がかなり安くなっています。
もう一本おまけで紹介。Pisoniの妹分でLuciaというブランドは知っている人が多いと思いますが,そこのロゼでLucyというのがあるそうです。私は初耳。米国では15ドルくらいなので,値段高いですが,おもしろいので紹介しておきます。
もう一本おまけで紹介。Pisoniの妹分でLuciaというブランドは知っている人が多いと思いますが,そこのロゼでLucyというのがあるそうです。私は初耳。米国では15ドルくらいなので,値段高いですが,おもしろいので紹介しておきます。
BranderというワイナリはSauvignon Blancのスペシャリストとして知る人ぞ知る存在。中でもワイナリが「うちのベスト」という「au Naturel」は「クラシックなロワールのスタイル」で作ったものだとか。100%Sauvignon Blancで樽発酵していない「すっぴん」スタイル,マロラクティック発酵もしていません。ワイナリ価格で30ドル,米国内小売価格で25ドル程度なので,3600円というのはまずまず現地価格程度といっていいと思います。
惹かれてます。この夏白ばかり買っていて,全く飲んでないので,在庫あまり気味なのですが。
惹かれてます。この夏白ばかり買っていて,全く飲んでないので,在庫あまり気味なのですが。
米国の株式市場では「ブルーチップ」という銘柄がありますが,要は失敗のない手堅い銘柄のこと。ワインでも,はずさない手堅いワイナリだという意味で「ブルーチップだ」というような言い方をすることがあります。
Hess Collectionはそんなブルーチップの1つ。2002年のCabernet Estateが税抜き5000円台というのは,まあまあ安いところだと思います。
おまけで3年連続Wine Advocate100点達成できるかどうかで注目されているWashingtonのQuilceda Creek。これもブルーチップの1つだと思いますが,長熟型なので気が長い人向けでしょう。
8月28日(火)10時から限定12本。多分一瞬で売り切れると思うので,買いたい人は気合入れて望んでください。
Hess Collectionはそんなブルーチップの1つ。2002年のCabernet Estateが税抜き5000円台というのは,まあまあ安いところだと思います。
おまけで3年連続Wine Advocate100点達成できるかどうかで注目されているWashingtonのQuilceda Creek。これもブルーチップの1つだと思いますが,長熟型なので気が長い人向けでしょう。
8月28日(火)10時から限定12本。多分一瞬で売り切れると思うので,買いたい人は気合入れて望んでください。
Costcoで買ったBargetto Pinot Noir Santa Cruz Mountains 2005を飲みました。2200円くらいだったと思いますが,米国でも20ドルするので割安です。このワイン,なかなかチャーミングなピノで,すいすい飲めてしまいます。この価格ならかなりお買い得だと思います。久々に1/2ボトル飲んだら酔っ払いました。
ちなみに,ここのテイスティング・ルームはMontereyにあります。僕も立ち寄った経験あり。
お勧め!
ちなみに,ここのテイスティング・ルームはMontereyにあります。僕も立ち寄った経験あり。
お勧め!
Quixoteというワイナリがあります。「キホーテ」と読みます。この名前,かの「ドン・キホーテ」から取っています。オーナーのCarl Doumani氏はPetite Sirahの新時代を築こうとStags Leap Wineryの近所に,このワイナリを作りました。現在はフラグシップのQuixoteとセカンドのPanzaのブランドでプティ・シラーとカベルネ・ソヴィニョンを作っています。プティ・シラーではWSで93点を取るなど高く評価されています。ブドウの栽培はオーガニック。いわゆるSustainableな栽培に取り組んでいます。
ここのワイナリで特筆すべきなのは,オーストリアの建築家Friedensreich Hundertwasserがデザインした建物。直線が一切ないユニークなものです。
このワイナリ構築にまつわる悲喜こもごもの話はVinographyに詳しいです。ワイナリ訪問は予約のみで一人25ドル。一度行ってみる価値はありそうです。ラベルもかっこいい。
ここのワイナリで特筆すべきなのは,オーストリアの建築家Friedensreich Hundertwasserがデザインした建物。直線が一切ないユニークなものです。
このワイナリ構築にまつわる悲喜こもごもの話はVinographyに詳しいです。ワイナリ訪問は予約のみで一人25ドル。一度行ってみる価値はありそうです。ラベルもかっこいい。
最近,複数のワイナリが共同でテイスティング・ルームを開くことが増えているようです。先日もRoshamboやArtesaなどがCornerstoneというところに共同でテイスティング・ルームを持つというのを紹介しています。そして,今度はサンフランシスコにも似たようなものができるようです。
名前はPressClub。場所はSF Marriottの裏あたり。
拡大地図を表示
これまでのところChateau Montelena,Miner Family,Pahlmeyer,Saintsbury,Hanna Winery,Mount Edenの六つのワイナリが契約。このほかにも2,3のワイナリが参加を予定しているとか。このなかでPahlmeyer,Saintsbury,Mount Edenは一般向けのテイスティング・ルームを始めて持つことになります。
サンフランシスコはこれまで,ワイナリに行く人にとっては通り道だったのですが,目的地の1つにもなるかもしれませんね。
"Napa, Calif. -- Shared tasting rooms are becoming increasingly popular for wineries that either can"
Wines & Vines - News Headlines - Collective Tasting Rooms Multiply Opportunities
名前はPressClub。場所はSF Marriottの裏あたり。
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これまでのところChateau Montelena,Miner Family,Pahlmeyer,Saintsbury,Hanna Winery,Mount Edenの六つのワイナリが契約。このほかにも2,3のワイナリが参加を予定しているとか。このなかでPahlmeyer,Saintsbury,Mount Edenは一般向けのテイスティング・ルームを始めて持つことになります。
サンフランシスコはこれまで,ワイナリに行く人にとっては通り道だったのですが,目的地の1つにもなるかもしれませんね。
これから秋にかけてワイナリ・イベントも多くなります。ナパでイベントに力を入れているワイナリの1つがSt. Supery。ワインもSauvignon Blancなどいいものを作っています。例えば9月8日に開催される「Napa Valley Vineyard Experience」は畑で接木や,枝の伐採などが体験でき1時間で30ドル。9月22日の「Blending Seminar」はワインを自身でブレンドして持ち帰れるというもの。75ドル。9月1日の「Behind the Scenes」はバレル・サンプリング付きワイナリ・ツアー(25ドル)。
そして最大のイベントが9月14日,10月5,12と3回開かれる「Harvest Adventure」8時半から2時半までの6時間のコースで,ブドウ踏みからワイナリ体験,ブレンディングまでフルコースで体験できます。295ドル。1回最大12人。
申し込みはこちらからどうぞ。
一方,ここしかないユニークなイベントはRoshamboの第5回ジャンケン大会(ROckPaperScissors Tournament)。10月6日にSanta RosaのFlamingo Hotelで開かれます。参加者は20ドル,見物は10ドル。賞金2300ドルがかかります。チケットはこちらから。
ジャンケンの本場として,ぜひ日本人には出場して優勝してほしいものです(笑)。
そして最大のイベントが9月14日,10月5,12と3回開かれる「Harvest Adventure」8時半から2時半までの6時間のコースで,ブドウ踏みからワイナリ体験,ブレンディングまでフルコースで体験できます。295ドル。1回最大12人。
申し込みはこちらからどうぞ。
一方,ここしかないユニークなイベントはRoshamboの第5回ジャンケン大会(ROckPaperScissors Tournament)。10月6日にSanta RosaのFlamingo Hotelで開かれます。参加者は20ドル,見物は10ドル。賞金2300ドルがかかります。チケットはこちらから。
ジャンケンの本場として,ぜひ日本人には出場して優勝してほしいものです(笑)。
今,米国のワイン界では「Naked」がひそかなブームになりかけています。米国のブロガー・コミュニティWBW(Wine Blogging Wednesday,月1回特定の水曜日に決められたテーマでブログのエントリを書くもの)では今年8月8日3周年記念として「Let's Get Naked」を掲げており,かのGary Vaynerchukも289回目のタイトルを「The NAKED Show」としています。実は後者については「テーマを盗んだ」としてWBWから非難を受けてたりするのですが。
ではNakedとは何?
Unorked,steel-fermented,いろいろな別の言い方がありますが,要は樽を使わずにステンレスタンクで発酵させるChardonnayのことです。この場合,Nakedは「裸じゃなくて…と訳さないとね」と某翻訳家さんに言われたのですが,酔っ払っていたのでよく覚えていません(笑)。多分「素のまま」とかではなかったかと思うのですが。
近年,Oakの使い方も変わってきており,樽を効かせない方が普通になる日も近いかもしれません。
ではNakedとは何?
Unorked,steel-fermented,いろいろな別の言い方がありますが,要は樽を使わずにステンレスタンクで発酵させるChardonnayのことです。この場合,Nakedは「裸じゃなくて…と訳さないとね」と某翻訳家さんに言われたのですが,酔っ払っていたのでよく覚えていません(笑)。多分「素のまま」とかではなかったかと思うのですが。
近年,Oakの使い方も変わってきており,樽を効かせない方が普通になる日も近いかもしれません。
Gary Vaynerchukのブームはまだ続いています。今度はWine Enthusiast誌にインタビュー記事が掲載されていました。本当に「ワイン界を変える」勢いです。
せっかくなので最近のエピソードからSea Smokeの回を貼っておきます。
"I actually say, “you with a little bit of me are changing the wine world.” I want to make sure that this next generation of wine drinkers is more open-minded; that they don’t look down on people drinking white Zinfandel. Everybody’s got a starting point and everybody’s got their own palate."
Q & A: Gary Vaynerchuk
せっかくなので最近のエピソードからSea Smokeの回を貼っておきます。
Wine Spectator Onlineで,買収話が2件出ていました。1つはサンタ・バーバラのFirestone VineyardsをFoley,LincourtのオーナーであるWillam Foley IIが買ったというもの。Santa Ynezにあるワイナリ,Firestoneのブランド,380エーカー(約154ha)の畑を含む480エーカーの土地が含まれているそうです。
Foleyは今後もブランド買収による拡張を進めていく計画だそうで,Sonoma,NapaやOregon,Washingtonで機会を見繕っているとのことです。また,FirestoneのオーナーだったFirestone家はCurtisというワイナリ,Firestone Walker Brewing Company,およびPaso Roblesにある新しい家族のワイナリを今後も続けていくそうです。
もう1つのニュースはSonomaのRodney Strong VineyardsがRussian River Valleyの名門の1つDavis Bynumのブランドを買ったというもの。少々ややこしいですが,Rodney Strongのオーナーは故Rodney Strong氏やその家族ではなく,1989年にTom Kleinという人が買い取っています。そして,今回の買収も買ったのはボトルと樽とブランド名だけであって畑やワイナリは含まれていません。畑とワイナリは別途売りに出されているそうです。
"William Foley II, the owner of Foley Vineyards and Lincourt, both based in Santa Barbara County, has purchased another Santa Barbara estate, Firestone Vineyards."
William Foley II Buys Firestone Winery
Foleyは今後もブランド買収による拡張を進めていく計画だそうで,Sonoma,NapaやOregon,Washingtonで機会を見繕っているとのことです。また,FirestoneのオーナーだったFirestone家はCurtisというワイナリ,Firestone Walker Brewing Company,およびPaso Roblesにある新しい家族のワイナリを今後も続けていくそうです。
もう1つのニュースはSonomaのRodney Strong VineyardsがRussian River Valleyの名門の1つDavis Bynumのブランドを買ったというもの。少々ややこしいですが,Rodney Strongのオーナーは故Rodney Strong氏やその家族ではなく,1989年にTom Kleinという人が買い取っています。そして,今回の買収も買ったのはボトルと樽とブランド名だけであって畑やワイナリは含まれていません。畑とワイナリは別途売りに出されているそうです。
"The deal includes all existing stock in bottles and barrels, but does not include vineyard land or the Bynum winery, both of which are for sale, but will be run in the meantime by Bynum's son, Hampton, and his sister, Susie (they'll continue producing the River Bend label there)."Bynumのワインの大部分は購入したブドウで作られており,当面はDavis氏がRodney Strongでコンサルタントとしてワインスタイルの維持や生産者との契約などを見ていくそうです。今回の買収はDavis氏が一線から退きたくなって,よい後継者を探したということのようです。
Rodney Strong Vineyards Buys Davis Bynum Wine Brand
なかなかリハビリ・モードから復帰できません。ニュースを追うひまがないので,今日もワイン紹介。メルヴィルのエステート・ピノは日本に入荷されるカリフォルニアのピノの中では比較的リーズナブルな価格で品質も悪くないもの。再入荷が始まっているようです。もっと高品質なワインがいいという方にはBrewer-CliftonのCargasacchiも入っています。
ちょっと休みを取っていました。まだ社会復帰途中ですが,柳屋でFoxenのSea SmokeやW.H. SmithのMaritimeなど,入手困難ピノが特集で出ています。やっぱり一番目玉はFoxen Sea Smokeでしょう。これは米国でも極めて入手困難なワインの1つです。入手できても80ドルくらいするでしょうから,価格的にもむちゃくちゃ高い訳ではありません。レーン・タナーやアルカディアンも現地価格とそれほど変わらない値段。結構安いです。W.H.SmithのMaritimeは先物買いするなら。ちょっと高いと思いますが。
AVA絡みの話では,最近はPaso RoblesやCalistogaの話題を取り上げていますが,AVAの認定をするTTB(酒類タバコ税貿易管理局)はAVAの認定を中断し,プロセスを再検証することになったそうです。
どうも話がよく見えていないところもあるのですが,どうやら以前からそのAVA名を使っているブランドがある場合の措置に関連する話らしく,カリストガではまさにCalistoga EstatesとCalistoga Cellarsがこれに相当します。
この二つのワイナリはどちらもCalistogaのブドウを85%以上使っていないため,AVAが成立すると名前を名乗れなくなってしまいます。移行措置として,数年間は名前を使い続けられるようにしているのですが,そのあたりが問題になっているようです。
だれもがハッピーな解決法などあるわけでもなく,こういうのはエイヤで決めてしまうしかないような気がするのですが,これからどうなるのでしょう。CalistogaにはAraujoやMontelenaがあり,今までAVAになっていなかったのが不思議なくらいなのですが。
"The United States Alcohol and Tobacco Tax and Trade Bureau (TTB) has announced that it is reviewing the AVA petition process and all pending requests will be stalled. There are currently hundreds of regions that are in the process of applying for AVA status including the Calistoga wine region in Napa Valley"
Calistoga AVA Petition Put on Hold
どうも話がよく見えていないところもあるのですが,どうやら以前からそのAVA名を使っているブランドがある場合の措置に関連する話らしく,カリストガではまさにCalistoga EstatesとCalistoga Cellarsがこれに相当します。
この二つのワイナリはどちらもCalistogaのブドウを85%以上使っていないため,AVAが成立すると名前を名乗れなくなってしまいます。移行措置として,数年間は名前を使い続けられるようにしているのですが,そのあたりが問題になっているようです。
だれもがハッピーな解決法などあるわけでもなく,こういうのはエイヤで決めてしまうしかないような気がするのですが,これからどうなるのでしょう。CalistogaにはAraujoやMontelenaがあり,今までAVAになっていなかったのが不思議なくらいなのですが。
3回目の登場になりますが,ソノマでは名の知られたワイナリの1つであるRodney Strong。そのフラグシップであるSymmetryはなぜか日本の価格の方が米国より安いという,完全お買い得ワイン。ちなみにワイナリ価格は55ドル。小売の安いところで40ドルくらいが国内では3000円そこそこです。カベルネ系が好きな人なら買っておいて損はないでしょう。ビンテージとしても2002は1997や2001よりも高く評価する人が多い年です。これだったらBirth Vintageのワインとしてもきちんと保存すれば大丈夫でしょう。
ふと見ていたらHotel Nikko San Franciscoが1泊1室130ドルだって。このあたりでこの値段なら安いはず(少なくともTravelocityやExpediaよりは安かった)。
たまには行きたいなあ…
たまには行きたいなあ…
今さら説明も不要かもしれませんが,Loring Wine CompanyのBrian Loringは,Santa Barbaraのいわゆる「ワイン・ゲットー」の中心的存在。ワインも米国内で高い人気を誇ります。「ビッグでジャミー」なタイプの代表的ワインなので,ブルゴーニュ好きの方のお口には合わないかもしれませんが,思わず顔がほころぶようなワインを作っています。2006年のワインはBrianが「過去最高」という出来だそう。一般にワインメーカーが「最高」というのは話半分に聞いておいた方が良いことも多いですが,Brianは自ら「そんなところで嘘ついてもしょうがないから本音で行く」と常日頃から言っています。
で,肝心のワインですが,
2006 Shea Vineyard Pinot Noir, Willamette Valley
2006 Graham Family Vineyard Pinot Noir, Green Valley
2006 Keefer Ranch Vineyard Pinot Noir, Green Valley
2006 Durell Vineyard Pinot Noir, Sonoma Coast
2006 Rosella's Vineyard Pinot Noir, Santa Lucia Highlands
2006 Garys' Vineyard Pinot Noir, Santa Lucia Highlands
2006 Brosseau Vineyard Pinot Noir, Chalone AVA
2006 Naylor Dry Hole Vineyard Pinot Noir, Chalone AVA
の8種。恒例の「Llama」シリーズは今回はありません。価格はどれも46ドル。本数はそれぞれ最大3~6本。注文したい人は金曜日(8/10)の昼までに,ここのコメントに入れるか,直接メールくれるか,mixiのメッセージをくれるかしてください。
ちなみにお勧めは…分かりません。Brianのコメントを読む限りGary'sは特によさそう。GrahamはAugust Westに似ているけどもうちょっとビッグだとか。今年初のオレゴン・ワインSheaも気になるし,やっぱりRosella'sも好きだし。Durellもはずしがたいし。堅いのはG二つかな?
なお,ワインはship2u経由で日本に発送します。発送は多分10月くらいでしょう。ワイン代のほか,日本への送料,税金がかかります。注文される際は,以上ご了承の上お願いします。
で,肝心のワインですが,
2006 Shea Vineyard Pinot Noir, Willamette Valley
2006 Graham Family Vineyard Pinot Noir, Green Valley
2006 Keefer Ranch Vineyard Pinot Noir, Green Valley
2006 Durell Vineyard Pinot Noir, Sonoma Coast
2006 Rosella's Vineyard Pinot Noir, Santa Lucia Highlands
2006 Garys' Vineyard Pinot Noir, Santa Lucia Highlands
2006 Brosseau Vineyard Pinot Noir, Chalone AVA
2006 Naylor Dry Hole Vineyard Pinot Noir, Chalone AVA
の8種。恒例の「Llama」シリーズは今回はありません。価格はどれも46ドル。本数はそれぞれ最大3~6本。注文したい人は金曜日(8/10)の昼までに,ここのコメントに入れるか,直接メールくれるか,mixiのメッセージをくれるかしてください。
ちなみにお勧めは…分かりません。Brianのコメントを読む限りGary'sは特によさそう。GrahamはAugust Westに似ているけどもうちょっとビッグだとか。今年初のオレゴン・ワインSheaも気になるし,やっぱりRosella'sも好きだし。Durellもはずしがたいし。堅いのはG二つかな?
なお,ワインはship2u経由で日本に発送します。発送は多分10月くらいでしょう。ワイン代のほか,日本への送料,税金がかかります。注文される際は,以上ご了承の上お願いします。
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大分恥ずかしいぞ 《WINE21》という記事で参照した元記事が抹消されています。みっともないのは確かですが,消しちゃうのもどうかなあと思います。
ちなみに「まぐまぐ」のメルマガ・バックナンバーは残っています。
ちなみに「まぐまぐ」のメルマガ・バックナンバーは残っています。
すっかりGary Vづいている今日このごろですが,今度はオンライン・カルチャー誌のSlateに記事が出ていました。「Wine guru for the YouTube era」というのはまさしくそうだと思います。
ワインの世界ではパーカーの影響による単一化なんていう話があるわけですが,実は既にここでもLong Tail現象が起こっているのではないかという感じがします。例えばアメリカのPinot NoirだったらParkerやWSよりもPinotReportを見ている人もいるだろうし,PinotFileを参考にする人もいるでしょう。Gary V.ももちろんそうした新クリティックの一人です。
結局,パーカーの影響というのはボルドーと,それにまつわる投資家周辺ということにつきてしまうのかもしれません。
"it plays like Wine Geek Gone Wild"
A wine guru for the YouTube era. - By Mike Steinberger - Slate Magazine
ワインの世界ではパーカーの影響による単一化なんていう話があるわけですが,実は既にここでもLong Tail現象が起こっているのではないかという感じがします。例えばアメリカのPinot NoirだったらParkerやWSよりもPinotReportを見ている人もいるだろうし,PinotFileを参考にする人もいるでしょう。Gary V.ももちろんそうした新クリティックの一人です。
結局,パーカーの影響というのはボルドーと,それにまつわる投資家周辺ということにつきてしまうのかもしれません。
知り合いの名前がプレスリリースに載っているのなんて,何千回と見ているはずですが,こういう形で載るのはなんだか新鮮。面白いです。
Mr. Kandaのコメントも載ってます。かっこいいねえ(笑)。
"To launch the new unit, Crushpad turned to two professionals intimately familiar with the sense of personal expression and accomplishment that comes with making your own luxury wine -- current customers Takahide Sugimoto and Makoto Kanda."
Crushpad Japan Brings California Wine Making to Asia
Mr. Kandaのコメントも載ってます。かっこいいねえ(笑)。
バンダイが記念ワインを売っています。山梨のルミエールのワインで,カリフォルニアワインではありませんが,ウルトラセブン世代としては気になるところです。今見てもやっぱりセブンは面白いと思います。
これ,かなりマニアごころを揺さぶります。モロボシ・ダン役の森次晃嗣さんのプロデュース。777セット限定精算で,ウルトラセブンのエッチングが入ったワイングラス,森次さんのサイン入り色紙も付いてきます。
ダンだしね(笑)。
これ,かなりマニアごころを揺さぶります。モロボシ・ダン役の森次晃嗣さんのプロデュース。777セット限定精算で,ウルトラセブンのエッチングが入ったワイングラス,森次さんのサイン入り色紙も付いてきます。
ダンだしね(笑)。
これだけConanに対抗できるのはすばらしい。これからテレビに引っ張りだこになるのでは。
消えてしまったのでNBCオフィシャル版に変えました。
消えてしまったのでNBCオフィシャル版に変えました。
SiduriのPinot Noirは米国でも比較的リーズナブルな価格であり,日本の価格も米国とほとんど変わらないので基本的にお買い得感があります。Siduriの味が好きかどうかと言われるとちょっと微妙なところもあるのですが,CargasacchiとかPisoniなど,マニア好みの畑を押さえているので手を出したくなります。
既報の通り,米時間の8月1日,NBCの「Late Night with Conan O'Brien」にWine Library.tvのGary Vaynerchukが出演しました。
ビデオ重くて見られないのですが,後でゆっくり見たいと思います。ちゃんとJetsのスピットバケツを持ってきているのは確認。ちなみにConanは6フィート4インチ(193cm)あるそうです。
日本でもこういう人でてこないですかねえ。
ビデオ重くて見られないのですが,後でゆっくり見たいと思います。ちゃんとJetsのスピットバケツを持ってきているのは確認。ちなみにConanは6フィート4インチ(193cm)あるそうです。
日本でもこういう人でてこないですかねえ。
Stag's Leap Wine Cellars売却というビッグ・ニュースが吹き荒れた今週,売却の噂が耐えなかったDuckhornもついに発表,GalloはWilliam Hillを買収と,Napaに嵐が吹き荒れています。
Duckhornは80人の投資家の持分をMenlo Parkにある投資会社GI Partnersに売りました。金額は未公開です。Duckhornは1978年に設立。約30年たって,投資家の一部が現金化したかったというのが理由らしいです。なおDuckhorn Vineyardsのほか,Paraduxx,Goldeneyeも含まれています。
また,Stag's Leap Wine Cellarsの売却金額は1億8500万ドルであることが明らかになりました。"There's sadness, and there's great joy. The two things can't be separated in a situation like this."とWiniarskiは言っています。
Duckhornは80人の投資家の持分をMenlo Parkにある投資会社GI Partnersに売りました。金額は未公開です。Duckhornは1978年に設立。約30年たって,投資家の一部が現金化したかったというのが理由らしいです。なおDuckhorn Vineyardsのほか,Paraduxx,Goldeneyeも含まれています。
また,Stag's Leap Wine Cellarsの売却金額は1億8500万ドルであることが明らかになりました。"There's sadness, and there's great joy. The two things can't be separated in a situation like this."とWiniarskiは言っています。
Peay VineyardsのVanessa Wongは,今注目のワインメーカーの一人。フランスのChâteau Lafite-Rothschild,Domaine Jean Grosで修行した後,フランシスカンでエノロジスト,Peter Michaelでアシスタント・ワインメーカー(後にワインメーカー)を勤めました。2001年にPeayに招かれて専任のワインメーカーになりました。2003年にはWine SpectatorにBrian LoringやGreg Brewerなどとともに「California's New Faces」の一人として取り上げられています。
2004 Pinot Noir Estate Sonoma CoastはVinographyのAlderが昨年のPinot on the Riverで9-9.5という高得点を与えています。Parkerの掲示板でも高く評価されているピノの1つです。どちらかというと長熟型の作りのようです。なお,実はシャルドネとシラーの方がおいしいという説もあります。
価格はワイナリ出荷時で48ドル。米国の流通価格で50ドル~60ドル。日本国内でもほぼ同じ価格で買えるので,575ケースという生産量を考えるとかなりお買い得です。なおPeayのブドウはWilliams-Selyemも使っていますが,価格はもっと高くなります。
2004 Pinot Noir Estate Sonoma CoastはVinographyのAlderが昨年のPinot on the Riverで9-9.5という高得点を与えています。Parkerの掲示板でも高く評価されているピノの1つです。どちらかというと長熟型の作りのようです。なお,実はシャルドネとシラーの方がおいしいという説もあります。
価格はワイナリ出荷時で48ドル。米国の流通価格で50ドル~60ドル。日本国内でもほぼ同じ価格で買えるので,575ケースという生産量を考えるとかなりお買い得です。なおPeayのブドウはWilliams-Selyemも使っていますが,価格はもっと高くなります。
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