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Date: 2010/0928 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ちょっとタイミングを逃してしまった感もありますが,Robert Mondavi直系のプロジェクトContinuumの2007年が国内入荷しています。今やMondaviの手を離れてしまったOpus Oneと飲み比べても面白いかもしれません。

Continuumは故Robert Mondaviの次男Tim,長女(Timの姉)のMarcia,妻のMargritのワイナリ。長男のMichaelはMという別のワイナリを手がけていますが,Robertが参加していたContinuumが直系といっていいでしょう。2005年のデビュー・ヴィンテージがWine Advocate誌で95点,2006年も96点と高い評価が付いています。

ただ実は2005年と2006年がOakvilleの畑から購入したブドウでワインを作っていたのに対して,2007年からはプリチャードヒルに購入した畑のブドウを使っています。品質の変化が気になるところではありますが,既にWine Spectator誌では97点という高得点がついているそうです(2005年は93,2006年は95点)。
【11/02追記】SFGateの記事によると2007年で使われているプリチャードヒルのブドウはまだ15%。メインはTo-Kalonの畑だそうです。

かたやOpus Oneも2005年からWAで95+,93+,95点と2000年初頭の低迷からようやく脱した様子。よくなってからのものは飲んでいないので,こちらも気になるところではあります。

飲み比べ候補のもう一つとしては,Continuumが畑を購入した元の持ち主である「Cloud View」のワインです。こちらは1万円程度とContinuumの約半額。味わいはどう違うのでしょう?

Date: 2010/0922 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Patz & Hallの輸入元がiwine.jpに変わったことで値段が安くなったようです。ピノの最高峰であるPisoniも柳屋で税抜き8000円台。ワイナリのリリース価格が80ドルであることを考えるとかなりの格安になりました。

先日のワイン会でもDonald Patzさんは「Pisoniのブドウが到着するとワイナリ中がその香りになる」とおっしゃっていましたが,数あるPinot Noirの中でもエキス分が多いような感じがします。Pisoniは提携ワイナリのワインの出来に納得がいかないと契約を切るという話がありますが,Patz & Hallは1997年からPisoniのPinot Noirをつくり続けています。

Date: 2010/0917 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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オーパスワンの2007年が日本に入ってきています。一時は「値段の割に味が…」といわれていましたが,モンダヴィ家を離れて以降は評価が上がっており,逆に日本での値段は3万円前後から2万円前後まで下がっています。今では再びカリフォルニアを代表するワインの一つと言ってもいいのではないでしょうか。

例えばパーカーの評を見ると,2000年のものを「ナパで一番割高なワイン」と評したように,1997~2003年あたりは辛口の意見が中心でした。2004年以降のレイティングは93,95+,93+,95と安定してきています。最新ヴィンテージ2007は95点。「the 2007 has terrific black currant fruit, licorice, incense, and subtle smoke, an opulent, even voluptuous mouthfeel, dazzling purity and texture, and a skyscraper-like mouthfeel.」と好意的にコメントしています。

価格も一時は日本で3万円近くしていたのが,最近は2万円程度で落ち着いており,米国の値段と比べても割高感は薄れています。2007年も高い評点の割には価格は上がっていません。

以下のリンクでは楽天から安価なものを選抜して載せています。


ご参考までにOpus Oneには普通のフルボトルのほか375mlのハーフボトルもありますが,1万5000円くらいとフルボトルとたいして変わらない価格です。一瞬,フルボトルと勘違いして安いと思って飛びつきそうになるので注意が必要です。

また,「セカンドワイン」と呼ばれている“Overture”というワインもあります。入手困難という言葉に騙されそうになりますが,要はワイナリだけで販売するおみやげ用ワインという位置付けです。日本に入ってきているのは普通にワイナリで購入したものが流れてきているのだと思います。質的にはOpus Oneと比べるようなものではないし,今はOpus Oneとの価格差も数千円なので,日本のショップで購入する意味はないと思います。
Date: 2010/0915 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋で半額セールが始まっています。取り上げられているのはBreggo,Londer,Wildhurst,Arrowfieldといったそれほど有名ではないブランドですが,名より実を取りたい方にはお勧めできると思います。

本数限定ものもありますので,お早めに。
Date: 2010/0903 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy’s系列のパシフィックワインセラーズで「訳ありワイン」のセールをやっています。

セール会場はこちら

訳ありといってももちろん熱にあたったとかいうわけではなく,ラベルなど外見の不良。自宅用であれば十分です。オーストラリアのニュージーランドの専門店なのでそちらのワインが中心ですが,カリフォルニアのヘスやSouverainなどもあります。

セールの性質上,現品限り交換なしなのでお早めに。

Date: 2010/0901 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wine Advocate誌最新号ではカリフォルニアのローヌ・レンジャーやセントラル・コーストのワインも掲載されているのですが,セントラル・コーストではCaleraの大躍進が目立ちました。Selleck 2007が98点,Jensen 2007が97点。どちらもWAのレイティングでは過去最高です。2006年はそれぞれ87点,89点ですから2007のセントラル・コーストはいいと言われてきた中でも前年との差は大きいです。

ちなみに他の畑はMillsが95,Ryanが93,注目の新畑de Villiersは92,Reedは91。Mt. Harlan Cuveeも91でCentral Coast 2008は90とこのあたりまで高評価です。さらにChardonnayのEstateも96,Viognier Estateが94と白もかなりの点数。で,調べたらこれら全部WAでは過去最高のポイントでした。

パーカーによるレビューのコメントを見るとJensen,Selleckともに10~15年以上の熟成が可能という評価。私の経験でもCaleraは熟成するとおいしくなるので,これは将来が期待できそうです。また,おそらく今飲むならSelleckよりJensenの方が飲みやすいと思います。Jensenには「Deep, rich, and full-bodied, it is the sexiest, most seductive wine of all these 2007 Pinots.」というコメントが付いています。これもこれまでのJensenのイメージと共通しています。

Caleraの供給は2006年はややダブつき気味で,いまだにセールアイテムになっていたりしますが,これで2007年は一気に争奪戦になりそうな感じです。油断しているとなくなるおそれもありますのでお早めに。