Napa Valleyの春を告げるイベントであるPremiere Napa Valleyが2月27日,St. HelenaのCulinary Institute of America(CIA)で開催されました(15th Annual Premiere Napa Valley Auction for the Trade Breaks Records, Bringing Nearly $2.4 Million)。
不況で売上が沈んだ昨年よりも大幅にアップし,トータルの売上は240万ドル。これまでの記録だった2008年の220万ドルを上回りました。さらにインポーターで知られる中川ワイン販売がScarecrowの5ケース・セットで12万5000ドルという1ロットの記録を作りました。従来は8万ドルが最高で初の10万ドル超えに会場も大いに沸いたとのことです。
ただ,中川の落札は全部で5ロットとやや控えめ。トータル落札額トップ10には入りませんでした。落札トップはGary's Wine and Marketplace。全部で32プロデューサの300ケースを落札,落札額も50万ドルを超えたそうです。
ところでScarecrowのワイン,落札額を1本あたりに換算しても20万円近く。おそらく特定の優良顧客に販売されるのでしょうけど,1本いくらになるんでしょうね? このワイン,Vinographyでも当日のトップと評価されています。飲めるはずはありませんが気になります。
なお,Premiere Napa Valleyは完全に業界向けのワイン・オークション。夏のAuction Napa Valleyが一般客も(お金を払えば)入れるのとは大きく異なり,業界内での評価が得られると言われています。ワイナリはこのオークション用に特別なロットを作り,専用のラベルが貼られます。例えば下のようなものです。
YouTubeにScarecrowのロットの動画がありました。
不況で売上が沈んだ昨年よりも大幅にアップし,トータルの売上は240万ドル。これまでの記録だった2008年の220万ドルを上回りました。さらにインポーターで知られる中川ワイン販売がScarecrowの5ケース・セットで12万5000ドルという1ロットの記録を作りました。従来は8万ドルが最高で初の10万ドル超えに会場も大いに沸いたとのことです。
ただ,中川の落札は全部で5ロットとやや控えめ。トータル落札額トップ10には入りませんでした。落札トップはGary's Wine and Marketplace。全部で32プロデューサの300ケースを落札,落札額も50万ドルを超えたそうです。
ところでScarecrowのワイン,落札額を1本あたりに換算しても20万円近く。おそらく特定の優良顧客に販売されるのでしょうけど,1本いくらになるんでしょうね? このワイン,Vinographyでも当日のトップと評価されています。飲めるはずはありませんが気になります。
なお,Premiere Napa Valleyは完全に業界向けのワイン・オークション。夏のAuction Napa Valleyが一般客も(お金を払えば)入れるのとは大きく異なり,業界内での評価が得られると言われています。ワイナリはこのオークション用に特別なロットを作り,専用のラベルが貼られます。例えば下のようなものです。
YouTubeにScarecrowのロットの動画がありました。
相模屋食料のTV-CMオンエア&とうふ百珍リリース記念のキャンペーンに当選し,とうふのセットをいただきました。おかげさまでこのところ毎日のようにとうふをいただいています。とうふ百珍のレシピからも4種類作ったので一挙公開します。
まずはレシピ外ですが,いただいたこの「クリーミィ豆腐」から。これ,大豆をまるごと使っておからを出さずに作ったという豆腐なのですが,名前の通り本当にクリーミィ。わさび醤油でいただきましたが,ちょっとリッチな気持ちになれる豆腐です。
レシピ外からもう一つ。これはキティちゃんのとうふ。見た目にそぐわず?,味はちゃんとしています。つるんとしておいしいとうふ。上のクリーミィとうふもそうですが,一つずつパックされていて比較的賞味期限が長いのは,ちょっとしたときの一品追加にとっても便利です。
まずはレシピ外ですが,いただいたこの「クリーミィ豆腐」から。これ,大豆をまるごと使っておからを出さずに作ったという豆腐なのですが,名前の通り本当にクリーミィ。わさび醤油でいただきましたが,ちょっとリッチな気持ちになれる豆腐です。
レシピ外からもう一つ。これはキティちゃんのとうふ。見た目にそぐわず?,味はちゃんとしています。つるんとしておいしいとうふ。上のクリーミィとうふもそうですが,一つずつパックされていて比較的賞味期限が長いのは,ちょっとしたときの一品追加にとっても便利です。
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柳屋でワイン・インポーターが破損時の代替用などのために保持している「裏ストック」のセールをやっています。性質上数が少ないので早い者勝ちで。
目玉はAugust WestのワインメーカーであるEd Kurtzman氏のプライベート・ブランドSandlerのKeefer Ranch Pinot Noir 2009が4980円で出ています。
フィリップ・メルカのCJなんていうのも珍しい。
1990年代のカベルネのページもあります。
目玉はAugust WestのワインメーカーであるEd Kurtzman氏のプライベート・ブランドSandlerのKeefer Ranch Pinot Noir 2009が4980円で出ています。
フィリップ・メルカのCJなんていうのも珍しい。
1990年代のカベルネのページもあります。
ちょっとテストしています。貼り込んだものに特に意味はありません。
Wine Instituteが2010年のカリフォルニアワインの海外への輸出についてまとめた結果を公表しました(California Boosts 2010 U.S. Wine Exports to Record Year)。リーマン・ショックの影響で落ち込んだ2009年から見事に回復し11.4億ドルと過去最高を記録しました。
輸出が好調なのはいいのですが,数字をちょっと見ていくとかなりショッキングなことに気付きました。日本はもはやカリフォルニアにとってアジア最大のワインの輸出先ではありません。香港がトップになったのです。
2005年の数字から見ていくと香港の急成長ぶりは恐ろしくなるほどです。
輸出が好調なのはいいのですが,数字をちょっと見ていくとかなりショッキングなことに気付きました。日本はもはやカリフォルニアにとってアジア最大のワインの輸出先ではありません。香港がトップになったのです。
2005年の数字から見ていくと香港の急成長ぶりは恐ろしくなるほどです。
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先日「シャトー・イガイ・タカハに3年ぶりのサムライ・ビューティー」という記事で2009年サムライ・ビューティを紹介しましたが,Wine Advocate誌で95点を取った2006年のサムライ・ビューティがカリフォルニアワインあらかるとでまさかの復活です。ただし,現時点で残り9本。多分追加はないでしょうからお早めに。
ちなみにパーカーのコメントは
ここでは「no oak」と書かれていますが実際には古樽でわずかにフレーバーを付けています。畑はHuber。
ちなみにパーカーのコメントは
A breakthrough effort, the amazing 2006 Chardonnay Samurai Vineyard possesses gorgeous acidity allied with orange marmalade, lemon zest, honeyed pear and grapefruit, all offered in a citrusy, full-bodied, powerful, concentrated style. These are brilliant tour de force Chardonnays that show what can be achieved with ripe, pure fruit, and no oak.
ここでは「no oak」と書かれていますが実際には古樽でわずかにフレーバーを付けています。畑はHuber。
ワインを飲む人にとっての悩みの一つが「頭痛」。このサイトにも「ワイン 頭痛」という言葉で検索してくる人が結構たくさんいます。頭痛が起こる理由としては一種のアレルギー反応であるらしいことが以前の記事でも分かっていますが,こういったアレルギー物質をあまり作らない酵母がカナダのUniversity of British Columbiaで遺伝子組み換え技術を使って開発され,政府で認可されました(元記事)。
ML01という名前のこの酵母はアルコール発酵と同時にマロラクティック発酵を行うことでワインがダメになるリスクを避けられるとともに,アレルゲンの生成が通常より少ないとのことです。
ML01は現在米国と南アフリカでも認可されており,2006年から商用利用が可能になっていますが,いまのところ遺伝子組み換え技術に対する懸念が一般にあることからほとんど使われていないようです。なお,欧州では遺伝子組み換え技術を使った場合,ラベルにその旨を記す必要があるそうですが,米国やカナダではそういった義務はないとのことです。
ML01という名前のこの酵母はアルコール発酵と同時にマロラクティック発酵を行うことでワインがダメになるリスクを避けられるとともに,アレルゲンの生成が通常より少ないとのことです。
ML01は現在米国と南アフリカでも認可されており,2006年から商用利用が可能になっていますが,いまのところ遺伝子組み換え技術に対する懸念が一般にあることからほとんど使われていないようです。なお,欧州では遺伝子組み換え技術を使った場合,ラベルにその旨を記す必要があるそうですが,米国やカナダではそういった義務はないとのことです。
アカデミー賞脚色賞を受賞した映画「Sideways」の原作者であり,このほど続編となる「Vertical」を上梓したRex Pickett氏。ワインライターのW. Blake Gray氏が彼をインタビューした記事がPalate Pressに掲載されています。
ありがたいことにGray氏の奥様がこの記事を翻訳なさっています(前半,後半)。Rex Pickett氏,インタビューの様子だとかなりの偏屈,一歩間違えたら危ない人になってしまいそうな感じもありますが,それだけにSidewaysの映画が密かに持っていた痛さのようなところが実感されるインタビューでもあります。例えば冒頭にある「VerticalはSidewaysよりも、一層、僕なんだ。主人公のマイルズは、愛を探している。けれども彼が酒を飲み続ける限り、愛は見つからない。これが本当のテーマだ」なんて痛切です。
また,映画では主人公Milesが“I’m not drinking any fucking Merlot!”と叫んだのが有名な台詞になり,メルロー市場に打撃を加えましたが,出版されている原作にはこの台詞はありません。どうやらオリジナルのドラフトにあったものが映画に採用されたようです。ただ,Pickett氏がメルロー嫌いというのは事実であり,機会があればこの台詞を改めて加えたいとのこと。
Verticalの出版まで紆余曲折があったことは以前の記事にも書きましたが,映画化されるかどうか,この様子だとなんだか難航しそうな感じがします。
ありがたいことにGray氏の奥様がこの記事を翻訳なさっています(前半,後半)。Rex Pickett氏,インタビューの様子だとかなりの偏屈,一歩間違えたら危ない人になってしまいそうな感じもありますが,それだけにSidewaysの映画が密かに持っていた痛さのようなところが実感されるインタビューでもあります。例えば冒頭にある「VerticalはSidewaysよりも、一層、僕なんだ。主人公のマイルズは、愛を探している。けれども彼が酒を飲み続ける限り、愛は見つからない。これが本当のテーマだ」なんて痛切です。
また,映画では主人公Milesが“I’m not drinking any fucking Merlot!”と叫んだのが有名な台詞になり,メルロー市場に打撃を加えましたが,出版されている原作にはこの台詞はありません。どうやらオリジナルのドラフトにあったものが映画に採用されたようです。ただ,Pickett氏がメルロー嫌いというのは事実であり,機会があればこの台詞を改めて加えたいとのこと。
Verticalの出版まで紆余曲折があったことは以前の記事にも書きましたが,映画化されるかどうか,この様子だとなんだか難航しそうな感じがします。
決算月ということで開催しているワインスタイルのピノ・ノワール・セール。残り少なくなったワインの在庫を処分して新しいアイテムを入れるのが目的とのことで,普通あまりセールに乗らないものが出ています。送料込みなのもありがたいところ。25日で終了。
今出ているものだとBrewer-Cliftonから2003と2006のCargasacchi,および2006年のMt. Carmelが珍しいところ。2006年のFoxen Sea Smokeもあります。Williams-SelyemのSonoma CoastとかオレゴンのBeaux Freresといったレアものも。
ワインスタイルのピノ・ノワール・セール
今出ているものだとBrewer-Cliftonから2003と2006のCargasacchi,および2006年のMt. Carmelが珍しいところ。2006年のFoxen Sea Smokeもあります。Williams-SelyemのSonoma CoastとかオレゴンのBeaux Freresといったレアものも。
ワインスタイルのピノ・ノワール・セール
もうじき娘の誕生日ということで,いっちょ奮発して寒ブリを1匹まるごと買ってみました。
ブリとはいえ,本当はイナダとかワラサとかハマチと呼ばれるような3kgくらいのものです。それでも体長60cmくらいあるので家で捌く魚としては結構ぎりぎり。初めてでもありかなり難儀しました。
結局身の半身は余ってしまい,半身をお刺身,骨周りは味噌汁,頭とカマは塩焼きにしました。内臓もゆがいてポン酢をかけたら結構いける味。さすがに天然モノだけあって臭みがありません。小ぶりなのでアブラは寒ブリというイメージほど乗っていませんでしたが満足。
ちなみにお店はこちら「本物を追求する フォーシーズン」
鳥取からの直送です。鮮魚は取れたときだけしか買えないので,値段も結構上がり下がりがありますが,捕れたての代償なので仕方ないかと。
ブリとはいえ,本当はイナダとかワラサとかハマチと呼ばれるような3kgくらいのものです。それでも体長60cmくらいあるので家で捌く魚としては結構ぎりぎり。初めてでもありかなり難儀しました。
結局身の半身は余ってしまい,半身をお刺身,骨周りは味噌汁,頭とカマは塩焼きにしました。内臓もゆがいてポン酢をかけたら結構いける味。さすがに天然モノだけあって臭みがありません。小ぶりなのでアブラは寒ブリというイメージほど乗っていませんでしたが満足。
ちなみにお店はこちら「本物を追求する フォーシーズン」
鳥取からの直送です。鮮魚は取れたときだけしか買えないので,値段も結構上がり下がりがありますが,捕れたての代償なので仕方ないかと。
発端は昨秋のことでした。August WestからSHIP2U経由で送られてきたワインが6本のはずだったのに12本でした。慌てて注文を確認しても6本しか頼んでいないしクレジットカードも6本分だけ請求されています。
「間違ってほかの人のが来ちゃったのかな」と思い,SHIP2Uからのメールをチェックすると,あれ…。6本届きましたというメールがたしかに2回来ていました…「どうやら出荷したのに気づかないでもう一回出荷したらしい」
そこでAugust WestのEd Kurtzman氏に「送り返すのも面倒だから6本分チャージしてください」とメールしたら,「それは僕のミスだから君にあげるよ。August Westを知らない人に飲んでもらえたらうれしいな」と,貴重なワインが6本転がり込んできました。
そういう事情なので,普段からカリフォルニアワインを飲んでいる人でなく,もっといろいろな人に飲んでもらおうと誘ってワイン会を開きました。とはいえ結局IT系の人に偏ってしまったのは僕の人脈や某イベントに重なってしまったためでしょうか…
しかも唯一声をかけたワイン知り合いの方がなんとMarcassinを持ってきてくれるとのこと(下の写真。先日Judgeを飲んだ効果のようです)。もはやAugust Westの会なのか何なのかわかりませんが,せっかく持ってきてくれるというのを断るはずがありません。というわけでたっぷりワインを堪能。久しぶりにうかがったカリフォルニアワインガーデンの料理もすばらしくおいしかったです。
「間違ってほかの人のが来ちゃったのかな」と思い,SHIP2Uからのメールをチェックすると,あれ…。6本届きましたというメールがたしかに2回来ていました…「どうやら出荷したのに気づかないでもう一回出荷したらしい」
そこでAugust WestのEd Kurtzman氏に「送り返すのも面倒だから6本分チャージしてください」とメールしたら,「それは僕のミスだから君にあげるよ。August Westを知らない人に飲んでもらえたらうれしいな」と,貴重なワインが6本転がり込んできました。
そういう事情なので,普段からカリフォルニアワインを飲んでいる人でなく,もっといろいろな人に飲んでもらおうと誘ってワイン会を開きました。とはいえ結局IT系の人に偏ってしまったのは僕の人脈や某イベントに重なってしまったためでしょうか…
しかも唯一声をかけたワイン知り合いの方がなんとMarcassinを持ってきてくれるとのこと(下の写真。先日Judgeを飲んだ効果のようです)。もはやAugust Westの会なのか何なのかわかりませんが,せっかく持ってきてくれるというのを断るはずがありません。というわけでたっぷりワインを堪能。久しぶりにうかがったカリフォルニアワインガーデンの料理もすばらしくおいしかったです。
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Caleraがときどき作るロゼワイン「Vin Gris of Pinot Noir」の2009年が売り切れ間近です。既にワイナリではSOLD OUT,日本にも今回10ケース入ってきたのが最後とのこと。
Wine Advocate誌で91点というロゼにしては高い点数がついたこのワイン,私も飲みましたがかなりおいしいと思います。どっちかというと冬より夏に合うワインですが,今のうちに買っておいて夏に楽しむのが吉ではないかと。
また,最近は満月にロゼを飲むと恋がかなうといったキャンペーンもあり,ロゼ人気は上がっていきそうです。
余談ですがAUTHORITY Styleのページに「1146本完売」と書いてあります。これが全部この2009年のロゼだったらかなりすごいです。このワインの生産量が600ケースくらいなので約1/6を一つのショップで売ったことになります。
Wine Advocate誌で91点というロゼにしては高い点数がついたこのワイン,私も飲みましたがかなりおいしいと思います。どっちかというと冬より夏に合うワインですが,今のうちに買っておいて夏に楽しむのが吉ではないかと。
また,最近は満月にロゼを飲むと恋がかなうといったキャンペーンもあり,ロゼ人気は上がっていきそうです。
余談ですがAUTHORITY Styleのページに「1146本完売」と書いてあります。これが全部この2009年のロゼだったらかなりすごいです。このワインの生産量が600ケースくらいなので約1/6を一つのショップで売ったことになります。
2月に決算セールを行っている柳屋とワインスタイル。柳屋の方は決算セールのページがどんどん売り切れで新しくなっていきます。今の目玉はAbreuのCabernet Sauvignon Thorevilos 2004。AbreuというとMadrona Ranchが有名ですが,実は21世紀になってから評価が著しく高いのはこちらのThorevilosの方。Wine Advocate誌では2002年と2007年に100点がついており,それ以外の年も最低98点という異常な高評価。2004年は98点という点が低い年ですが,そのせいか米国での価格は300~400ドルと,このワイナリにしては低め。今回の柳屋の価格は3万5000円なのでちょうど現地価格というところ。
柳屋の決算セール開場
一方のワインスタイルではピノなどの余り物割引セールをやっていましたが,今は6本で3万6000円相当を2万5000円にするという福袋(おたのしみ袋と買いてありますが)をやっています。赤4本白2本で中身は明らかになっていませんが,リクエストによって赤だけや白だけといった構成も可能だとのこと。このセットは送料無料ですが,ほかにも送料無料製品が結構あります。6セット限定で執筆時点では残り4セット。このほかカベルネのセールもやっていてMontelenaとかDunnとか安いです。
お楽しみ袋
カベルネのセールもやっています
柳屋の決算セール開場
一方のワインスタイルではピノなどの余り物割引セールをやっていましたが,今は6本で3万6000円相当を2万5000円にするという福袋(おたのしみ袋と買いてありますが)をやっています。赤4本白2本で中身は明らかになっていませんが,リクエストによって赤だけや白だけといった構成も可能だとのこと。このセットは送料無料ですが,ほかにも送料無料製品が結構あります。6セット限定で執筆時点では残り4セット。このほかカベルネのセールもやっていてMontelenaとかDunnとか安いです。
お楽しみ袋
カベルネのセールもやっています
カリフォルニアのピノ・ノワールのパイオニアの一つであるSaintsburyが一番下のラインであるGarnetをSilverado Winegrowersに売却しました(Saintsbury Sells Garnet Pinot Noir Line | News | News & Features | Wine Spectator)。
Silverado Winegrowersは30年近くGarnet用のブドウをSaintsburyに供給してきた生産者。今後はGarnetを自社ブランドとして提供する意向だとのこと。今回同時にGarnetを生産してきたSonomaダウンタウン近くのワイナリも購入したそうです。
一方,Saintsburyは30ドル以上の高価格ピノ・ノワールに専念する意向。四つの単一畑ピノ・ノワールのうちStanly RanchはSilverado Winegrowersからブドウの提供を受けており,それは今後も継続するそうです。
Silverado Winegrowersは30年近くGarnet用のブドウをSaintsburyに供給してきた生産者。今後はGarnetを自社ブランドとして提供する意向だとのこと。今回同時にGarnetを生産してきたSonomaダウンタウン近くのワイナリも購入したそうです。
一方,Saintsburyは30ドル以上の高価格ピノ・ノワールに専念する意向。四つの単一畑ピノ・ノワールのうちStanly RanchはSilverado Winegrowersからブドウの提供を受けており,それは今後も継続するそうです。
2010年のカリフォルニアのブドウの収穫レポートをCalifornia Agricultural Statisticsが発表しました。こちらのページからさまざまなレポートやデータをダウンロードできます。
収穫量はトータル398万トン。2009年の410万トンを下回っていますが,2006~2008年の数字を上回っています。難しい年だったと言われていますが,特別な不作というわけではなかったようです。
品種別に見るとシャルドネが16.4%でトップ,次がカベルネ・ソヴィニョンの11.2%,ジンファンデルが9.9%で続いています。ピノ・ノワールは3.7%と,増えているとはいえまだメルローの半分以下です。
フルレポートでは郡ごとに各品種の販売実績(固有名詞なしで販売量とその価格の一覧がずらっとでている)が挙げられており,業界の人にとってもどの地域のブドウがいくらで取引されているかを知る重要な資料になっています。100ページを超えるレポートですが,関心ある方はご覧になることをお勧めします。
収穫量はトータル398万トン。2009年の410万トンを下回っていますが,2006~2008年の数字を上回っています。難しい年だったと言われていますが,特別な不作というわけではなかったようです。
品種別に見るとシャルドネが16.4%でトップ,次がカベルネ・ソヴィニョンの11.2%,ジンファンデルが9.9%で続いています。ピノ・ノワールは3.7%と,増えているとはいえまだメルローの半分以下です。
フルレポートでは郡ごとに各品種の販売実績(固有名詞なしで販売量とその価格の一覧がずらっとでている)が挙げられており,業界の人にとってもどの地域のブドウがいくらで取引されているかを知る重要な資料になっています。100ページを超えるレポートですが,関心ある方はご覧になることをお勧めします。
ワインライターW. Brake Gray氏のツイートより。
スーパーマーケットでワインボトルの棚が崩れる瞬間の映像です。セキュリティ・カメラに残ったものだとのことで,本物です。
いやあ,すごいですね。どうするとああいうふうになるのでしょう? 重みに耐えかねた? 笑い事じゃないですが,笑うしかないですよね(笑)
スーパーマーケットでワインボトルの棚が崩れる瞬間の映像です。セキュリティ・カメラに残ったものだとのことで,本物です。
いやあ,すごいですね。どうするとああいうふうになるのでしょう? 重みに耐えかねた? 笑い事じゃないですが,笑うしかないですよね(笑)
昨年,「Shafer Hillside Selectまでけしからん値段に」で税抜き1万8500円という値段が出ていたシェイファーのフラグシップ,ヒルサイドセレクトの2006年,その後「安すぎるShafer Hillside Select,衝動買いしてしまいそうだ」では税抜1万6500円とさらに値下がり,いいかげんこれより下がることはないだろうと思ったら,こんどはなんと税抜1万5000円です。消費税入れても1万5000円台…。いくらなんでも安すぎです。ちなみにショップはこれまでのかわばた酒店ではなくAuthority Style。ここもCaleraなどかなり思い切った安値を付けてくるところではありますが…
うーん,やっぱりShaferといえども不況で売れなくなってしまったということでしょうか。ここは売り切って今後の入荷数が減らないことを望みたいと思います。
うーん,やっぱりShaferといえども不況で売れなくなってしまったということでしょうか。ここは売り切って今後の入荷数が減らないことを望みたいと思います。
「カリフォルニアワインのファンクラブ」会長のナパさんこと杉本さんが作る「シャトー・イガイ・タカハ」で3年ぶりにシャルドネ・サムライ・ビューティがラインナップされました。
シャトー・イガイ・タカハのワインは基本的にクラッシュパッドで作っていますが,このサムライ・ビューティだけは例外。Santa Rita HillsのDiatomで醸造しており,前回の2006年のものはWine Advocate誌で95点という高い評価を得ています。
ちなみにDiatomはMelvilleのワインメーカーであり,Brewer-Cliftonの共同経営者でもあるGreg Brewerの個人ワイナリ。シャルドネ専門でピュアなワインを作るため,極端なワインの作り方をしています。具体的には非常に低い温度で発酵させ,マロラクティック発酵はさせず,自己消化が起こるぎりぎりまでそのまま置いてボトルに詰めるそうです。この努力に対してRobert Parkerは「No one else in California is doing anything remotely like what Greg Brewer has achieved with Diatom.」とほめたたえています。なお,サムライ・ビューティは古樽を使ってわずかに樽のフレーバーを付けているところが,Diatomの他のワインと違うところ(であってますか?>ナパさん)。
ただし,前回の2006年がHuber Vineyardだったのに対して,今回の2009 サムライ・ビューティはClos Pepe。畑のソースは変わっています。2009年のClos Pepeは酸がかなり強いということでWine Advocate誌では90点というDiatomの中では低い評価ですが,Stephan TanzerのInternational Wine Cellar誌では92点と点の辛いこの人にしては高い点になっています。
シャルドネ好き,特にピュアなワイン好きにはぜひ飲んで欲しい,というか飲みたいワインです。
シャトー・イガイ・タカハのワインは基本的にクラッシュパッドで作っていますが,このサムライ・ビューティだけは例外。Santa Rita HillsのDiatomで醸造しており,前回の2006年のものはWine Advocate誌で95点という高い評価を得ています。
ちなみにDiatomはMelvilleのワインメーカーであり,Brewer-Cliftonの共同経営者でもあるGreg Brewerの個人ワイナリ。シャルドネ専門でピュアなワインを作るため,極端なワインの作り方をしています。具体的には非常に低い温度で発酵させ,マロラクティック発酵はさせず,自己消化が起こるぎりぎりまでそのまま置いてボトルに詰めるそうです。この努力に対してRobert Parkerは「No one else in California is doing anything remotely like what Greg Brewer has achieved with Diatom.」とほめたたえています。なお,サムライ・ビューティは古樽を使ってわずかに樽のフレーバーを付けているところが,Diatomの他のワインと違うところ(であってますか?>ナパさん)。
ただし,前回の2006年がHuber Vineyardだったのに対して,今回の2009 サムライ・ビューティはClos Pepe。畑のソースは変わっています。2009年のClos Pepeは酸がかなり強いということでWine Advocate誌では90点というDiatomの中では低い評価ですが,Stephan TanzerのInternational Wine Cellar誌では92点と点の辛いこの人にしては高い点になっています。
シャルドネ好き,特にピュアなワイン好きにはぜひ飲んで欲しい,というか飲みたいワインです。
セール情報まとめます。まず,柳屋の決算セールでは先日紹介したPatz & Hallは当然のごとく売り切れ,今はRobert Bialeの2000年のBlack Chicken Vineyardが1980円という激安です。これもこの値段なら買って損がない感じ。
柳屋の決算セール
ワインスタイルの決算セールではジンファンデルとシラーが12日まで2割引+送料無料セール。どちらも3000円~5000円の価格帯が充実しています。DuckhornのDecoyとかMelvilleのVerana'sとか2000~3000円のAVAものより1ランク上のものが中心です。
ワインスタイルの決算セール
竹澤の「福箱」ではNo.44のカリフォルニア5本セットが売れ残っています。1箱かぎりで5本で7万8800円。Wine Advocate誌で100点のColgin IX 2007とかKistlerのHirsch Pinot Noir,RochioliのLittle Hillなどが入っているのでお得感はかなりあります。
柳屋の決算セール
ワインスタイルの決算セールではジンファンデルとシラーが12日まで2割引+送料無料セール。どちらも3000円~5000円の価格帯が充実しています。DuckhornのDecoyとかMelvilleのVerana'sとか2000~3000円のAVAものより1ランク上のものが中心です。
ワインスタイルの決算セール
竹澤の「福箱」ではNo.44のカリフォルニア5本セットが売れ残っています。1箱かぎりで5本で7万8800円。Wine Advocate誌で100点のColgin IX 2007とかKistlerのHirsch Pinot Noir,RochioliのLittle Hillなどが入っているのでお得感はかなりあります。
俗にいう「パーカー・ポイント」で知られるWine Advocate誌でRobert ParkerからAntonio Galloniに大幅な移譲が行われることが発表されました。
これまでイタリアとシャンパーニュの担当だったGalloniは,今後はカリフォルニアとブルゴーニュのコート・ドール,シャブリも担当するようになります。これでParkerの担当範囲はボルドーとローヌだけになります。また古いヴィンテージの試飲については両地域およびカリフォルニアを担当します。例えばあるワイナリの垂直試飲といったテーマ性の高いものをやっていくようです。また,これまで十分にカバーしていなかったボジョレーとマコネはDavid Schildknechtが担当範囲とすることも発表されました。
これを受けてAntonio Galloniは,少なくとも2011年に関してはカリフォルニアの公開スケジュールはRobert Parkerのときとほぼ同じであるということを表明しており,またこれまであまりカバーしていないワイナリも追加していく意向を示しました。ブルゴーニュに関しては,ボトリング時期が生産者によってバラバラなため,訪問回数を多くし,大特集のほかに小さな記事をいくつか書いていきたいとのことです。
Wine Advocate誌は1978年にRobert Parkerが創刊したニューズレター形式の雑誌。広告を取らずにワインを100点法で客観的に分析することを特徴としています。特に1982年のボルドーを他の評論家が懐疑的なうちに最高の出来だと評して,その後のワイン業界をリードするようになりました。1996年にPierre A. Rovaniをレビュワーに加えてそれまでの一人体制から変わり,2005年にRovaniがやめてからは現在の多人数体制になっています。それでもこれまではPakerがメインでプラスその他のレビュワーという感じでしたが,今回の移譲によってGalloniがメインのレビュワーになると思います。
日本ではこれまでパーカーが点を付けていないものでもWine Advocate誌に載ったものは「パーカー・ポイント」ととすることが慣行的に行われてきましたが,これを機会にワイン・アドヴォケイトあるいはWAのポイントと改めることを期待します。
【追記】2011年は2月の193号でパーカーが北カリフォルニアのPart2を書き,6月の195号ではGalloniがカリフォルニアのセントラル・コーストとローヌ・レンジャーを,パーカーが1995年のナパ・カベルネをレビューします。年末の198号ではGalloniが北カリフォルニアをレビューする予定になっています。
これまでイタリアとシャンパーニュの担当だったGalloniは,今後はカリフォルニアとブルゴーニュのコート・ドール,シャブリも担当するようになります。これでParkerの担当範囲はボルドーとローヌだけになります。また古いヴィンテージの試飲については両地域およびカリフォルニアを担当します。例えばあるワイナリの垂直試飲といったテーマ性の高いものをやっていくようです。また,これまで十分にカバーしていなかったボジョレーとマコネはDavid Schildknechtが担当範囲とすることも発表されました。
これを受けてAntonio Galloniは,少なくとも2011年に関してはカリフォルニアの公開スケジュールはRobert Parkerのときとほぼ同じであるということを表明しており,またこれまであまりカバーしていないワイナリも追加していく意向を示しました。ブルゴーニュに関しては,ボトリング時期が生産者によってバラバラなため,訪問回数を多くし,大特集のほかに小さな記事をいくつか書いていきたいとのことです。
Wine Advocate誌は1978年にRobert Parkerが創刊したニューズレター形式の雑誌。広告を取らずにワインを100点法で客観的に分析することを特徴としています。特に1982年のボルドーを他の評論家が懐疑的なうちに最高の出来だと評して,その後のワイン業界をリードするようになりました。1996年にPierre A. Rovaniをレビュワーに加えてそれまでの一人体制から変わり,2005年にRovaniがやめてからは現在の多人数体制になっています。それでもこれまではPakerがメインでプラスその他のレビュワーという感じでしたが,今回の移譲によってGalloniがメインのレビュワーになると思います。
日本ではこれまでパーカーが点を付けていないものでもWine Advocate誌に載ったものは「パーカー・ポイント」ととすることが慣行的に行われてきましたが,これを機会にワイン・アドヴォケイトあるいはWAのポイントと改めることを期待します。
【追記】2011年は2月の193号でパーカーが北カリフォルニアのPart2を書き,6月の195号ではGalloniがカリフォルニアのセントラル・コーストとローヌ・レンジャーを,パーカーが1995年のナパ・カベルネをレビューします。年末の198号ではGalloniが北カリフォルニアをレビューする予定になっています。
ワインスタイルの決算セールでピノ・ノワールが安くなっています。品揃え充実のために,現在残り数本になっているものを売り切ってしまうというのが目的だとのこと。オレゴンのクリストム,トリイ・モア,ペナー・アッシュやソノマのリンマー,Anderson Valleyのリトライなど,普通セールに登場しない銘柄が出ているのが特徴です。冷涼な地域のピノが好きな人なら一見の価値があります。
ワインスタイルのピノ・ノワール・セール
ワインスタイルのピノ・ノワール・セール
柳屋の決算セールは先日紹介しましたが,今日見たらPatz & HallのWoolsey Road Chardonnay 2000がなんと2980円という特価で出ていました。Wine Advocate誌での飲み頃は2002-2006年と出ていますが,Woolsey Roadは僕の経験では若いフレッシュさと楽しむよりも円熟した方がおいしいワイン。パーカーさん的なピークは越えているかもしれませんが,保存状態さえ悪くなければまだいけるはずです。柳屋のコメントには「むしろ今こそ最高最後のピーク」と書かれています。ちなみにWoolsey Roadのシャルドネ,今は残念ながら作られていません。その稀少価値もあり,熟成したシャルドネ好きの人には大変お買い得だと思います。
柳屋の決算セールはこちら
このように,この決算セール,出ているものはどんどん売り切れるし,その分追加もあるので,1日か2日に一回くらいチェックすることをお勧めします。
チェックするたびに買っていたら送料かかって面倒と思う方にこっそりマル秘テクニック。柳屋は店頭取り置きで送料無料になるので,セール中にまた買うかなと思ったら一回取り置きにしておくといいです。そのまま取りに行ってもいいし,次のを買ったときに一緒に送ってもらうこともできます。ただし取り置き期限は1ヶ月なので,それをオーバーしそうだったら送ってもらいましょう。
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毎年この時期にワインショップの店頭で配布しているカリフォルニアワインのブックレット,今年は「葉山考太郎のカリフォルニアワイン道 笑って覚えるカリフォルニアワイン講座」というタイトルが付いています。
これまでよりも大分やわらかい感じで,葉山さんが1990年代初頭に米国に駐在していてDuckhornのワインにはまった話や「偉人、変人、奇人ワインメーカー列伝」としてRobert MondaviやHeidi Barrett,Randall Grahmといった有名人を紹介しているコーナーなど,ワインに詳しくなくても面白く読めそうです。
既にカリフォルニアワイン・ファンの人もそうでない人もぜひ手にとってみてください。
これまでよりも大分やわらかい感じで,葉山さんが1990年代初頭に米国に駐在していてDuckhornのワインにはまった話や「偉人、変人、奇人ワインメーカー列伝」としてRobert MondaviやHeidi Barrett,Randall Grahmといった有名人を紹介しているコーナーなど,ワインに詳しくなくても面白く読めそうです。
既にカリフォルニアワイン・ファンの人もそうでない人もぜひ手にとってみてください。
Wine Advocate誌で100点を付けられたいわゆるパーカー100点のワインがかなりお買い得で出ています。
一つはColginのIX Proprietary Red 2007。2006年,2007年と連続で100点を取ったワインです。69%がカベルネ・ソヴィニョンで22%がメルロー,残りはカベルネ・フランとプティ・ヴェルドです。米国では平均480ドルというのが税抜き4万800円。
二つ目は先日も紹介したSine Qua NonのデザートワインMr. Kから2005のStrawman(品種はMarsanne)です。米国でも入手困難で300ドル程度するのが2万円前後ですから,先日の同シリーズワインと比べれば高いものの,パーカー100点ものとしてはかなりの安さです。1万8000円と特に安いプレミアム酒販大平の方は2月8日10時の売り出しで1本限り。これを狙うなら出遅れないように。
一つはColginのIX Proprietary Red 2007。2006年,2007年と連続で100点を取ったワインです。69%がカベルネ・ソヴィニョンで22%がメルロー,残りはカベルネ・フランとプティ・ヴェルドです。米国では平均480ドルというのが税抜き4万800円。
二つ目は先日も紹介したSine Qua NonのデザートワインMr. Kから2005のStrawman(品種はMarsanne)です。米国でも入手困難で300ドル程度するのが2万円前後ですから,先日の同シリーズワインと比べれば高いものの,パーカー100点ものとしてはかなりの安さです。1万8000円と特に安いプレミアム酒販大平の方は2月8日10時の売り出しで1本限り。これを狙うなら出遅れないように。
米国のワイン研究をリードするカリフォルニア大学デイヴィス校(UC Davis)に新しいワイン醸造の施設が完成しました(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Winemaking Facility Opens at UC Davis)。
建造に要した2000万ドルを超える全額を寄付によって作ったというこの施設ですが,なかでもKendall-Jacksonなどのワイナリを持つJess JacksonとBarbara R. Banke夫妻が300万ドルという多額の寄付をしたそうです。このほかJ. LoarのJerry Loarも100万ドルを寄付したとか。
この施設の一つの特徴は環境に優しい作りになっていることで,LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)で最上級のプラチナとして認められています。Jess Jacksonらの寄付もサステイナブルなワイン作りの研究施設に充てられたとのこと。
こういったすばらしい研究施設を作ることと,そこに寄付をする文化があるというのは米国の優れた面だと思います。
建造に要した2000万ドルを超える全額を寄付によって作ったというこの施設ですが,なかでもKendall-Jacksonなどのワイナリを持つJess JacksonとBarbara R. Banke夫妻が300万ドルという多額の寄付をしたそうです。このほかJ. LoarのJerry Loarも100万ドルを寄付したとか。
この施設の一つの特徴は環境に優しい作りになっていることで,LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)で最上級のプラチナとして認められています。Jess Jacksonらの寄付もサステイナブルなワイン作りの研究施設に充てられたとのこと。
こういったすばらしい研究施設を作ることと,そこに寄付をする文化があるというのは米国の優れた面だと思います。
楽天へのリンクは別ウインドウを開くように変えました。使いにくかったら言ってくださいませ。
米国最大のZinfandelの祭典ZAP Festivalが先週サンフランシスコで開かれました。最近あまり話題には上がってこないZinfandelですが,グランド・テイスティングには8000人近くが来場とのことで,相変わらずの活況だったようです。参加ワイナリは206,ワインの数も400を超えていたとのこと。
今年で20周年を迎えたこのフェスティバルですが,一つの成果として数年前からUC Davisと共同で行ってきた「The Heritage Vineyard」プロジェクトの発表が行われたようです。Zinfandelはピノやシャルドネと異なり,クローン(同じ品種内での異なる遺伝子を持ったブドウのこと)の研究はあまりされていませんでした。それを調べようというこのプロジェクトの結果として今年から19種類の挿し木用の枝が提供されるようになるとのこと。今後のZinfandelの品質向上にもつながるのかもしれません。
また,Wine Spectator誌のTim Fish氏のブログによると,今回主として2008年のワインが提供され,一部2009年のサンプルもあったとのことですが,2008年はやはりやや難しい年だったようで,どちらかというと2009年の方ができがよいそうです。
テレビ局KTVUのページでは動画も見られます。RavenswoodのオーナーであるJoel Petersonがジンファンデルについて語っています。
今年で20周年を迎えたこのフェスティバルですが,一つの成果として数年前からUC Davisと共同で行ってきた「The Heritage Vineyard」プロジェクトの発表が行われたようです。Zinfandelはピノやシャルドネと異なり,クローン(同じ品種内での異なる遺伝子を持ったブドウのこと)の研究はあまりされていませんでした。それを調べようというこのプロジェクトの結果として今年から19種類の挿し木用の枝が提供されるようになるとのこと。今後のZinfandelの品質向上にもつながるのかもしれません。
また,Wine Spectator誌のTim Fish氏のブログによると,今回主として2008年のワインが提供され,一部2009年のサンプルもあったとのことですが,2008年はやはりやや難しい年だったようで,どちらかというと2009年の方ができがよいそうです。
テレビ局KTVUのページでは動画も見られます。RavenswoodのオーナーであるJoel Petersonがジンファンデルについて語っています。
先日「ワイン好きのためのバレンタイン・デーにワインチョコはいかが?」という記事でオーストラリア産のワイン入チョコを紹介しましたが,フランス産でソーテルヌが入ったものもありました。
Les Raisins Dorés au Sauterne(レザン・ドレ・オー・ソーテルヌ)というこのチョコはフランスのVerdier社製のもので,カカオ70%のチョコとレーズン,ソーテルヌの貴腐ワインを使って作られているそうです。
以前プランタン銀座で売りだされて話題になったとのことです。
これは僕も食べてみたい(だれかください,笑)。←だれもくれないだろうから自分で買いました。後日報告
チョコもボトルに入っていて先日紹介したものよりギフト感はかなり上ですね。おすすめです。
Les Raisins Dorés au Sauterne(レザン・ドレ・オー・ソーテルヌ)というこのチョコはフランスのVerdier社製のもので,カカオ70%のチョコとレーズン,ソーテルヌの貴腐ワインを使って作られているそうです。
以前プランタン銀座で売りだされて話題になったとのことです。
これは僕も食べてみたい(だれかください,笑)。←だれもくれないだろうから自分で買いました。後日報告
チョコもボトルに入っていて先日紹介したものよりギフト感はかなり上ですね。おすすめです。
かわばた酒店が今日まで限定でやっているセールにSine Qua Nonのデザートワイン「Mr. K」が出ています(どうやら4日の朝までは売っているようです)。Mr. KはシャルドネのNoblemanやマルサンヌ,セミヨンのStrawman,ゲヴェルツトラミネールのIcemanなどいくつかの種類があり,Wine Advocate誌では2回100点(2004年のセミヨンのStrawman,2005年のマルサンヌのStrawman),95~99点を15回も取っています。しかし,畑の持ち主のAlois Kracherが亡くなったため,2006年ヴィンテージを最後にして作られなくなりました。
今回セールに出ているのは2005年のNobleman(10800円,価格はいずれも税抜),2006年のNobleman(10300円),2006年のマルサンヌのStrawman(12180円)。米国での価格はいずれも150~200ドル(300ドル以上のところもあり)といったところなので明らかにそれより安いです。ちなみにWAのスコアはそれぞれ98,95,97点。20年はもつワインなのでお宝ワインとして買うことをお勧めします。
ちなみにこのリンクからのエントリーで楽天ポイント5倍付きます。エントリーは無料なのでまずは登録だけすることをお勧めします。
今回セールに出ているのは2005年のNobleman(10800円,価格はいずれも税抜),2006年のNobleman(10300円),2006年のマルサンヌのStrawman(12180円)。米国での価格はいずれも150~200ドル(300ドル以上のところもあり)といったところなので明らかにそれより安いです。ちなみにWAのスコアはそれぞれ98,95,97点。20年はもつワインなのでお宝ワインとして買うことをお勧めします。
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2月決算で毎年セールをする柳屋ですが,今年もセールが始まりました。ここのセールはビッグブランドが並ぶわけではありませんが,コスト・パフォーマンスはかなりいいです。今年も掘り出し物としてRobert Bialeの1999年の単一畑Zinfandelが1980円や,St. Francisの1997年単一畑メルローが2980円など,お得感あります。
既に売り切れてしまったのはPatz & HallのAlder Springs Chardonnay 1999年が3500円というもので,明らかにワイナリ価格より安い値段。これは僕も欲しかったので買いそこねて残念でした。
決算セールはこちら
既に売り切れてしまったのはPatz & HallのAlder Springs Chardonnay 1999年が3500円というもので,明らかにワイナリ価格より安い値段。これは僕も欲しかったので買いそこねて残念でした。
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