なぜかMarcassinまで登場したAugust Westワイン会
Date: 2011/02/18
Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
発端は昨秋のことでした。August WestからSHIP2U経由で送られてきたワインが6本のはずだったのに12本でした。慌てて注文を確認しても6本しか頼んでいないしクレジットカードも6本分だけ請求されています。
「間違ってほかの人のが来ちゃったのかな」と思い,SHIP2Uからのメールをチェックすると,あれ…。6本届きましたというメールがたしかに2回来ていました…「どうやら出荷したのに気づかないでもう一回出荷したらしい」
そこでAugust WestのEd Kurtzman氏に「送り返すのも面倒だから6本分チャージしてください」とメールしたら,「それは僕のミスだから君にあげるよ。August Westを知らない人に飲んでもらえたらうれしいな」と,貴重なワインが6本転がり込んできました。
そういう事情なので,普段からカリフォルニアワインを飲んでいる人でなく,もっといろいろな人に飲んでもらおうと誘ってワイン会を開きました。とはいえ結局IT系の人に偏ってしまったのは僕の人脈や某イベントに重なってしまったためでしょうか…
しかも唯一声をかけたワイン知り合いの方がなんとMarcassinを持ってきてくれるとのこと(下の写真。先日Judgeを飲んだ効果のようです)。もはやAugust Westの会なのか何なのかわかりませんが,せっかく持ってきてくれるというのを断るはずがありません。というわけでたっぷりワインを堪能。久しぶりにうかがったカリフォルニアワインガーデンの料理もすばらしくおいしかったです。
さて,Marcassinを最初から出すはずはなく,まずはカリフォルニアの白を知ってもらおうということでSBから。Girardは好きなワイナリで,コストパフォーマンスが高く,これもソヴィニョン・ブランらしいソヴィニョン・ブラン。
最初の料理はブータンノワール、のうさぎのパテ、ホワイトアスパラとうにのコンソメジュレ。ブータンノワール,のうさぎのパテはしっかりした味わいなので,どちらかというとSBより次のシャルドネの方があう感じでした。コンソメジュレもおいしい。
August Westの第1弾はシャルドネ。Rosella's Vineyardのもので50ケースそこそこという生産量。メリハリが効いていておいしい。ちょっと樽の風味がありますが,それも含めていいかんじ。
そのつぎがMarcassinのMarcassin Vinyarad 2002。Wine Advocate誌で99点ついているワインです。強烈な味わいなのかと思ったら,むしろエレガント。August Westのシャルドネよりも繊細な印象のワインでした。もちろんおいしかったのですが,その前のAugust Westも案外負けてませんでした。
さて料理は白子のキッシュとホワイトアスパラ。白子のキッシュはちょっとやばいくらいおいしい。
次はピノ2本を開けました。どちらもAugust Westで2008年のRosella'sおよび2009年のSanta Lucia Highlandsです。今回AWから送られてきたのは2009年のSanta Lucia Highlandsですが,Rosella'sは比較のために持ってきました。ちなみにSanta Lucia HighlandsのピノもブドウはRosella's。新樽の比率を低くして,若い時期でも飲みやすくしているのが主な違いだとか。
SLHのピノはおいしい。アメリカ人が「Yummy!」といいそうな味。これ嫌いな人はいないよねえと思うようなおいしさ。自然に笑顔になるようなワインです。
Rosella'sはやはりやや骨太な印象。おいしいけれど,SLHのような素直なおいしさではなく,後から滲み出てくるような感じ。数年たってから飲むならこちらの方がおいしくなりそうです。
メインディッシュはうさぎのソテーです。
最後の2本のワインはAugust WestのシラーとCh. Souverainのカベルネ(写真撮り忘れ)。シラーはシャルドネより少ない50ケース弱というレアもの。オーストラリアのシラーズのように甘くて濃いワインではなく,筋肉質でひきしまった感じのシラーです。これもまたレベル高い。
カベルネは1998年のもの。若干ピークを過ぎたかという感じのところはありますが,悪くはなかったです。6人で7本だったので,容量的にもう一杯というところはありました。
デザートは4種類からチョイス。これはいちごのムースです。
料理もワインもどれもよかったです。August Westのワインはどれもはずれなかったし,話もいろいろ楽しかったです。十数年まえのCnetの話で盛り上がったり。
こういうワイン会もまた開きたいですね。
「間違ってほかの人のが来ちゃったのかな」と思い,SHIP2Uからのメールをチェックすると,あれ…。6本届きましたというメールがたしかに2回来ていました…「どうやら出荷したのに気づかないでもう一回出荷したらしい」
そこでAugust WestのEd Kurtzman氏に「送り返すのも面倒だから6本分チャージしてください」とメールしたら,「それは僕のミスだから君にあげるよ。August Westを知らない人に飲んでもらえたらうれしいな」と,貴重なワインが6本転がり込んできました。
そういう事情なので,普段からカリフォルニアワインを飲んでいる人でなく,もっといろいろな人に飲んでもらおうと誘ってワイン会を開きました。とはいえ結局IT系の人に偏ってしまったのは僕の人脈や某イベントに重なってしまったためでしょうか…
しかも唯一声をかけたワイン知り合いの方がなんとMarcassinを持ってきてくれるとのこと(下の写真。先日Judgeを飲んだ効果のようです)。もはやAugust Westの会なのか何なのかわかりませんが,せっかく持ってきてくれるというのを断るはずがありません。というわけでたっぷりワインを堪能。久しぶりにうかがったカリフォルニアワインガーデンの料理もすばらしくおいしかったです。
さて,Marcassinを最初から出すはずはなく,まずはカリフォルニアの白を知ってもらおうということでSBから。Girardは好きなワイナリで,コストパフォーマンスが高く,これもソヴィニョン・ブランらしいソヴィニョン・ブラン。
最初の料理はブータンノワール、のうさぎのパテ、ホワイトアスパラとうにのコンソメジュレ。ブータンノワール,のうさぎのパテはしっかりした味わいなので,どちらかというとSBより次のシャルドネの方があう感じでした。コンソメジュレもおいしい。
August Westの第1弾はシャルドネ。Rosella's Vineyardのもので50ケースそこそこという生産量。メリハリが効いていておいしい。ちょっと樽の風味がありますが,それも含めていいかんじ。
そのつぎがMarcassinのMarcassin Vinyarad 2002。Wine Advocate誌で99点ついているワインです。強烈な味わいなのかと思ったら,むしろエレガント。August Westのシャルドネよりも繊細な印象のワインでした。もちろんおいしかったのですが,その前のAugust Westも案外負けてませんでした。
さて料理は白子のキッシュとホワイトアスパラ。白子のキッシュはちょっとやばいくらいおいしい。
次はピノ2本を開けました。どちらもAugust Westで2008年のRosella'sおよび2009年のSanta Lucia Highlandsです。今回AWから送られてきたのは2009年のSanta Lucia Highlandsですが,Rosella'sは比較のために持ってきました。ちなみにSanta Lucia HighlandsのピノもブドウはRosella's。新樽の比率を低くして,若い時期でも飲みやすくしているのが主な違いだとか。
SLHのピノはおいしい。アメリカ人が「Yummy!」といいそうな味。これ嫌いな人はいないよねえと思うようなおいしさ。自然に笑顔になるようなワインです。
Rosella'sはやはりやや骨太な印象。おいしいけれど,SLHのような素直なおいしさではなく,後から滲み出てくるような感じ。数年たってから飲むならこちらの方がおいしくなりそうです。
メインディッシュはうさぎのソテーです。
最後の2本のワインはAugust WestのシラーとCh. Souverainのカベルネ(写真撮り忘れ)。シラーはシャルドネより少ない50ケース弱というレアもの。オーストラリアのシラーズのように甘くて濃いワインではなく,筋肉質でひきしまった感じのシラーです。これもまたレベル高い。
カベルネは1998年のもの。若干ピークを過ぎたかという感じのところはありますが,悪くはなかったです。6人で7本だったので,容量的にもう一杯というところはありました。
デザートは4種類からチョイス。これはいちごのムースです。
料理もワインもどれもよかったです。August Westのワインはどれもはずれなかったし,話もいろいろ楽しかったです。十数年まえのCnetの話で盛り上がったり。
こういうワイン会もまた開きたいですね。