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Date: 2011/0331 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ソノマのワイナリFreemanが日本の地震からの復興用にマグナムボトルを販売するとのこと。売上総額を日本に寄付する予定であり,全部で2万5000ドルを見込んでいるそうです。

Freemanは日本人のオーナー明子さんがいることでも知られています。日本での輸入元は成城石井です。日本で買ったものがチャリティになるわけではありませんが応援したいですね。




Date: 2011/0329 Category: 技術系
Posted by: Andy
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このブログに貼っている楽天の商品へのリンク,一ヶ月くらい前に変更しています。実は楽天市場で「楽天ウェブサービスAPIコンテスト」を開催しており,それに応募した自作ツールを使ったものに変えたのです(まずは自分で使わなきゃね)。このツールがなんとコンテストのアフィリエイトツール開発部門で金賞をいただきました

この「楽チンリンク作成」(名前がカッコ悪いのは気になってますが商標があるので楽天ということばが入れられず,わかりやすさを優先しました),楽天の商品ページから,商品のリンクを簡単に作るためのものです。AmazonのページからAmazonアソシエイトのツールバーの「このページへのリンクを生成する」で簡単にリンクが作れますが,それくらい簡単に楽天の商品へのリンクを作りたいと思って開発しました。

FirefoxあるいはChromeでブラウザの機能拡張をインストールすることで利用できます(Safari版も開発中です)。Firefox用はこちらから,Chrome版はこちらからインストールしてください。

まだ,いろいろ改善の余地はあると思いますので,ご意見お待ちしています。ご意見はTwitterで@andymaまでお願いします。

ちなみにサーバー側はGoogle App Engine(Python)を使っています。GAEもPythonも初めて,ブラウザの機能拡張を作るのも初めてなので,やっていることの割には苦労しました。両方おもしろいので勉強になってよかったです。
Date: 2011/0328 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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仙台空港の津波の被害は多くの人がTV映像などで見たと思いますが,その仙台空港がある宮城県岩沼市はカリフォルニアのナパ市と姉妹都市になっています(ウィキペディアによるとどちらにもJALの訓練所があったからだとか)。

そこで,ナパ市が岩沼市のために「From Napa to Iwanuma」というチャリティ・コンサートやオークションを開きました(Napa Raises $55K for Sister City in Japan)。

3月27日にナパのオペラ・ハウスで開かれたこのイベントには400人以上があつまったそうです。サイレント・オークションで2万3000ドル,1万7000ドルの寄付,チケットの売上が1万5000ドルと合計5万5000ドルを集め,全額が岩沼市に寄付されるとのことです。感謝。
Date: 2011/0328 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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リアルワインガイドのテイスターとして知られている山地さんがブログに「夏の停電からワインを守ろう」という題で,さまざまな角度から考察しています。本職が電力インフラ関係(東電ではありません)ということで専門的な考察も含んでおり読み応えあります。

山地さんご自身は寺田倉庫を中心にするようで,IT業界でも災害対策でクラウド移行がこれから進むと思いますが,ワインにおいても信頼性の高いサービスを利用するという動きは進むのかもしれないなあなどと思いました。

なお,記事は現在11本。夏の停電からワインを守ろう(1): Wine.nom(ワインどっと飲む)から順にお読みください。
Date: 2011/0328 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ワインセラーパリ16区の10%オフセール,3月いっぱいの開催となっています。一部のワインを除いて表示金額から10%割引。

ここのカリフォルニアワインの品揃えはかなりすごいですが,ちょっと見ていくのが大変だったりします。個人的にはデュモルとSaxum,Lewisあたりがお勧めかと思っています。

パリ16区のページ
Date: 2011/0327 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアのピノ・ノワールの中で2000年代半ばに一大ブームを引き起こしたのがKosta Browneでした。Wine Spectator誌で97点などの高評価を得たため,極めて入手困難かつ価格高騰。単一畑だと300ドル台が当たり前でした。

単一畑だけでなく,Russian River ValleyやSonoma CoastといったAVAものまでもほとんど入手できませんでした。日本のネット販売でもAVAものが1万円台で一瞬で売り切れる状況だったと記憶しています。

今ではAVAものなら9000円前後まで値段が下がり,入手もそれほど難しくありませんが,日本ではまだ単一畑は珍しいようです。

柳屋では今回少量ですがGaps Crown,Kanzler,Koplenと3種類の単一畑が入荷。どれも価格は税抜き1万3800円と,米国の値段と比べて遜色ないレベルです。米国でのテイスティング・ノートを見るとKoplenが一番評判がいいかなあという感じがしますが,Kanzlerのピノもおいしいので気になるところです。

Date: 2011/0327 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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東京でもようやく飲食店に活気が戻ってきたようです。ワインの消費も少し上向いてくるでしょうか。

柳屋では利益を全額寄付に回すというチャリティ・ワインを販売しています。コスト・パフォーマンスの高さでは定評があるHess CollectionのGrand Circleカベルネ・ソヴィニョン。1本1680円で6本買うと送料無料になります。期間は4月30日まで。全然気づいていなかったのですが,柳屋ではポイント寄付も受け付けていたようです。


上のワインに送料無料特典があるので,ついでにほかのワインも紹介しておきます。

一つは先日発表されたWine Advocate誌の193号でソノマのワインとしてはMarcassinのシャルドネと並んで初めて100点を取ったVerite La Joie 2007。4万6800円(税抜き)はもちろん高価ではありますが,米国とさほど変わらない値段。


もう一つはSauvinon Blancの6本セット物。ピーターマイケル,ラッド,スポッツウッド,アラウホ,ロキオリ,ブランダーという超豪華セット。これ飲めばとりあえずカリフォルニアのソヴィニョン・ブランは重要どころを押さえたといっても過言ではないでしょう。
Date: 2011/0326 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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米国のワイナリも日本の震災復旧に寄付の協力をしています。(Wines & Vines - Wine Industry News Headlines - Wineries Raise Money for Japan)。先週末には1989年のサンフランシスコ地震(ロマ・プリータ地震)の震源地に近いSanta Cruzでワイナリがテイスティング・フィーを寄付に回したそうです。Bonny Doon,Santa Cruz Mountain,Silver Mountain,Sones Cellars,Storrs Cellars,Vine Hill Wineryなどが協力しています。

日本との関係が深いカリフォルニアのワイナリだけでなく,アイダホのワイナリもテイスティング・フィーを寄付すると発表しています。

ただ,アイダホ州では赤十字がアルコール関係の会社からの寄付は受け付けられないとして,ちょっとこまったことになりかけているとか。

とにかく気持ちだけでもありがたいです。
Date: 2011/0324 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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明日25日に予定されている「Drink Sake Tonight」ですがTwitterのハッシュタグは #drinksaketonight に決まったそうです。

また,日本酒の酒造所の被害状況を調べたところ,下のサイトが一番網羅的かつ頻繁に更新をしているようです。

東日本大震災:東北・茨城のお酒関係をまとめてみる。

ご参考まで。
Date: 2011/0323 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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以前「マクマニス・ファミリーの母さんの二の腕に惚れたよ」という記事で紹介したMcManis Familyのワイン。最近は国内のワインショップでの扱いも増えてきているようです。

飲んでみようと思いつつ,なかなか機会がなかったのですが,先日ヴィオニエとシャルドネとピノを買ってみました。まず空けたのはヴィオニエ。

ヴィオニエはそんなに飲んだことがない品種ですが,芳醇な半面,ちょっと酸が少なくだるっとした感じになりがち,という印象があります。

このヴィオニエは逆。香りはヴィオニエとしてはちょっと控えめな感じですが,酸が強く引き締まった味わいです。あまりヴィオニエっぽくはないですが,1000円台半ばの白ワインとしては十分合格点だと思います。

Date: 2011/0321 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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サンフランシスコのダウンタウンにあるワインショップNapa Valley Winery Exchangeが大震災のための日本向け寄付に協力しています。

具体的には,米国の赤十字に25ドル以上寄付をすると,ショップからの配送料(UPS Groundに限る)を無料にするというもの。ショップにオーダーするときに寄付のレシートをファックスあるいはメールで送ります。

米国在住の方はぜひとも利用してください。
Date: 2011/0321 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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とりあえず,各県の酒造組合のサイトから,一覧が載っているページを紹介します。各酒造所の被害状況などはここからは分かりません。福島県が数としては一番多そうです。

青森県

岩手県

宮城県

福島県

何分,日本酒の知識が乏しいので,おすすめのお酒など教えていただけるとうれしいです。
Date: 2011/0320 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワイン・ライター/ブロガーのW. Blake Gray氏が3月25日に「Drink Sake Tonight」というイベントを提唱しています(The Gray Market Report: Drink Sake Tonight: A casual benefit for Japan)。

酒造所については私は無知だったのですが,陸前高田の酔仙という酒造所は津波で完全に破壊されてしまった映像がNHKのニュースで流れていたそうで,ほかにも35の酒造所が大きな被害を受けたとの話です。

イベントといってもみんなそれぞれ日本酒を飲もうよということがベースであり,25日に限る必要はないのですが,チャリティのディナーを開催するレストランも募っています。

自分も実は東北地方の日本酒を飲もうかと夕方,YAMAYAで見ていたのですが,ちょうどちょっと大きな余震があり,棚を離れてしまいました。日本酒よく知らないのですが再挑戦したいと思います。
Date: 2011/0320 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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こちらから

楽天スーパーポイントあるいは楽天カード,楽天スーパーポイントと楽天カードの組み合わせで義援金を送れます。100円以上で1ポイント単位。5月31日まで受け付けています。

いつも使い道に悩んでしまう期間限定ポイントとか,もったいないから義援金に使うといいですね。
Date: 2011/0319 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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3月19日に山形空港から羽田へのフライトに乗り,同日の成田ーSFO便で無事に帰国しました。以下はFacebookよりDonaldさんのコメントです。

Lauren arrives 10AM today! Glad to have her home and safe. Thank you all for your help - your thoughts - your prayers. Our hearts still go out to the Japanese people who continue to endure under difficult circumstances.


私は応援する以外の役に立ちませんでしたが,ともかく無事に戻れてよかったです。
Date: 2011/0317 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Kendall-Jacksonなど多くのブランドを持つJackson Family Winesの創始者であるJess JacksonがJackson Familyのすべての株を手放して引退しました(元記事)。Jess JacksonはForbes誌のアメリカの富豪一覧の常連でしたが,今回自らリストから外してもらうよう申し入れたことで引退が明らかになったようです。

Jess Jacksonは現在81歳。ガン闘病中であることも知られています。

Jess Jacksonの引退後もJackson Family Winesの経営はJackson家が担っており,今後後継者を決めていくようです。妻のBarbara Bankeとの間には25歳のKatie,23歳のJulie,21歳のChristpherと3人の子どもがおり,上の二人は既にJackson Familyで働いています。Christpherは大学を出た後,ロー・スクールに行く予定ですが,ワイン・ビジネスに興味を持っているとのこと。おそらくこの3人のだれかが引き継ぐことになるのでしょう。
Date: 2011/0317 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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このブログも少しずつ通常営業に戻していきたいと思います。

Gary VaynerchukのWine Library TVについてはこのブログでも何度も紹介しているのでご存じの方が多いと思いますが,2006年に始まったヴログ(ヴィデオ・ブログ)の先駆けで,大成功を収めています。Gary(通称Garyvee)はその後TwitterやFacebookといったソーシャル・メディアの利用においても顕著な成功例となり,米国の一般メディアでもしばしば取り上げられています。

そのWine Library TVが先日の1000回エピソードを持って終了ということになりました。


かなりびっくりしたのですが,もちろんこれですべてが終わりということではなく新たにDaily Grapeというサービスを始めており,既に最初のビデオが公開されています。

Daily Grapeの特徴はモバイル特にスマートフォンと連動していること。サービス開始と同時にiPhoneアプリケーションを提供しており,iPhone上でもビデオが見られるようになっています。また,エピソードで紹介されたワインをウィッシュリストに入れておくことでワインショップなどで簡単に探せるようになります。Android版もじきに提供される予定だそうです。

一つ気になったのが,Gary Vaynerchukが買収したワインSNSサービスのCork'dの位置付けがどうなってしまうのかということだったのですが,実は既にこの1月にCork'dは終了がアナウンスされていました。やっぱりモバイル連携がないことが弱点だったのかもしれません。

また,Daily Grapeでは従来のViddlerではなくBrightcoveというビデオ再生プレーヤーを使っています。ViddlerにとってはWine Library TVは目玉コンテンツの一つだったので,これは結構手痛そうな気がします。
Date: 2011/0316 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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及ばずながら私も寄付しました。
Date: 2011/0314 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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いつもお世話になっているSHIP2Uのゆみたちさんの長男Toshitakaさんが今回の地震の支援で寄付を募っています。寄付金で,繰り返し使えて洗浄もほとんど要らないClean Bottleを購入するとのことです。災害援助物資の配給を積極的に行っているスノーピーク社が配布してくれます。ボトルはSHIP2Uが日本に送ります。

賛同される方は,FacebookのHelp Japan with Clean Bottlesに参加してPayPalで寄付をお願いします。

なお,Toshitaka君は米国の高校を出た後,この4月からは日本の大学に進学されるとのことです。日本のためにどうしても何かしたいということで,今回の支援を始めました。
Date: 2011/0314 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Donald Patzさんのお嬢さんであるLaurenさんが宮城県加美町というところで今回の地震に遭われたようです。連絡はついているようですが,帰国の術がなく困っているようです。手助けいただける方,東京まで出る方法をご存知の方などいらっしゃったらご連絡いただけたら幸いです。
Date: 2011/0312 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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東京にいた私でさえ足がフラフラするような地震でした。長い地震で途中から揺れがだんだん大きくなり,ビルがギシギシいいだしたときはちょっとどうなるかと…

帰宅難民になりかけましたが,夜11時過ぎに電車が動き出し,二駅歩いただけで家に帰りつきました。電車通学の娘は試験休みで家にいたのも幸いでした。

知り合いが駐車場のスロープが陥落した町田のコストコにいたと聴いただけで肝がつぶれましたが,震源地近くの方や津波に見舞われたかたたちのことを思うと胸が張り裂けそうです。

一日も早く安心して暮らせるようになることを祈ります。
Date: 2011/0309 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワインブログDr. VinoにWine Advocate誌でパーカーに代わってカリフォルニア担当になるAntonio Galloni氏へのインタビュー(メールに答えたもの)が掲載されていました(Antonio Galloni of the Wine Advocate [Q&A] | Dr Vino)。

いくつか興味深いところを抜粋して紹介します。

おじいさんがワイン好きで中でも母方の祖父がWine Advocate誌の読者であり,子供の頃からワインに親しんできたそうです。Wine Advocate誌のプロフィール欄にも最初のワイン記事は高校生の時にフランスのワインについて書いたものだったとありますから,ちょっとちょっと未成年でしょ,って感じです。

好きなセリエAのチームはユベントス,NFLではニューイングランド・ペイトリオッツだとか。

ワインの好みとしては特定のスタイルというよりはワインメーカーの信念が現れているようなワインが好きだとのこと。アルコール度数が14%を超えているからだめだといった一元的な尺度では判断しないと述べています。このあたりはかなりこだわりがありそうです。

また,この3月にはコンシューマーとバローロを楽しむイベントを催すとのことで,同様のコンシューマー向けイベントは積極的にやっていきたいそうです。ぜひ日本にも来てほしいものですね。
Date: 2011/0308 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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麻布十番のレストラン「カリフォルニアワインガーデン(CWG)」でシャトー・イガイ・タカハのシャルドネとピノ・ノワールが3月いっぱいボトル5000円で飲めます。シャルドネはソノマ・コーストのSplit Rock Vineyardの畑のブドウを使ったもの。ピノ・ノワールはサンタ・ルシア・ハイランズのDoctor's Vineyardのもの。ヴィンテージはどちらも2008年です。

ピノ・ノワールはワインショップで6000円以上,シャルドネも4500円します。レストラン価格としては破格です。

もちろんこれはCWGのオーナーが作るワインだから実現できる価格ですが,それにしてもの安さです。今月レストランでワインを飲みたいと思っているなら大おすすめ。

予約は 03-5770-7888 まで。
Date: 2011/0308 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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高品質なカベルネ・ソヴィニョンを作ることで知られているソノマのLaurel Glenが売却されました。買い取ったのはナパのQuintessaでマーケティング・ディレクタをしていたBettina Sichel女史。今後は有機栽培を導入してさらなる品質向上を図るとのことです。

11エーカーの畑とワイン醸造設備を合わせて400万~500万ドルが売却価格と伝えられています。

Laurel Glenの創設者だったPatrick Campbellは今回の売却後,Lodiとアルゼンチンのブドウを使ったワイン作りに専念するとのこと。Tierra Divina VineyardsというワイナリでREDS,ZaZin!, Terra Rosaといったブランドを保有しているとのこと。

資金繰りに行き詰っての買収ではなく,互いにやりたい道を進むための売却であるようです。
Date: 2011/0308 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Dominusって何かちょっと不幸なワインという感じがするんですよね。Petrusのムエックス家がカリフォルニアで作るワインということで“血筋”的にはこれ以上ないくらい恵まれていて,1994年にWine Advocate誌で99点を取ったワインなどは一種伝説的な位置にいます。

2001年以降も同誌での評価は低くて94点。2007年は98,2008年は99点とほぼ完璧に近い作り。良家のおぼっちゃまが高校野球で活躍するような非の打ち所がない状況です。その割には注目もされていなければ,値段もどちらかというとやや下がり気味な感じです。

同じように評価が高いけどなぜか安いというワインとしてはSpottswoodeのカベルネもありましたが,そちらは2007年の99点で急激に入手困難になっています。同じようなことがDominusの2008でも起こるのかちょっと微妙な感じがします。

というわけでWAで94点評価の2004年,95+評価の2005年,どちらも1万円ちょっとと大変格安です。何かのはずみで高騰しないとも限りませんから今のうちに買っておくのがいいかもしれません。

Date: 2011/0307 Category: イベント
Posted by: Andy
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ワイングラスといえば有名なのがリーデル。私も家で飲むときのデフォルトはリーデルのVinumです。とはいえブルゴーニュ用グラスを割ってしまったため(一応言っておくとリーデルのグラスで割ったのはこれだけなんですよ!),ボルドー用とスパークリングワイン用しか今はないのですが。

話が初っ端からずれましたが,そのリーデル社の当主であるマキシミリアン・リーデル氏が初めて日本で一般向けのセミナーを行います。3月28日19:30~21:00で場所は神楽坂のアグネスホテル。会費は1万2600円ですが,Vinum XLシリーズのグラス4個1万5750円相当が持ち帰れるという大変お得なセミナーです。しかもこの4種のグラスは現在セット販売はされていません。それぞれグラス2個ずつが通常のセットです。

テイスティングできるワインは以下の4種です。カリフォルニアにオレゴン,ワシントンが2種と,米国産ワインばかりなのもうれしいところ。
1. エロイカ リースリング2008
2. クロ・ペガス2006 オマージュ シャルドネ ミツコズ・ヴィンヤード カーネロス ナパ・ヴァレー
3. ドメーヌ セリーヌ ピノ・ノワール ヤムヒル キュヴェ2007
4. ダンハム セラーズ カベルネ・ソーヴィニヨンXII 2006

セミナー申し込みは3月9日10時から下記サイトで。早い者勝ちです。

詳しくは3月28日(月):リーデル家11代目当主による特別セミナー参加者募集! | RIEDELから。

ところでマキシミリアン・リーデルの名前を初めて聞いたのは大ヒットした「O」シリーズが最初に登場したときだったと思います。このグラスのアイディアを出した当人ということで,歴史に甘んじるのではなく改革心に富んだ人であることが想像されます。
Date: 2011/0306 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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「ワインセラーパリ16区」の決算セールで,大部分のワインが10%オフになります。ちょっと分かりにくいですが,こちらのレアアイテムの特集ページは対象外ということで,それ以外のものは10%オフ。

現在書かれている価格からの割引になるので,実際には注文してからの価格の調整になります。店舗から来るメール(楽天からの自動返信ではなく,その後の確認メール)に実際に支払う価格が書かれているはずです。

ワインセラーパリ16区のトップページ

下のDunnとかLewisとかDumolは普通割引対象になるようなものではないので,狙い目の一つかと思います。




Date: 2011/0304 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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超高級カベルネで知られるBryant Familyがワインメーカーを交代しました(News Alert: Famed Napa Winery Hires New Head - On Wine - WSJ)。

Bryant Familyといえば90年代にHelen Turleyをワインメーカーとして有名になったワイナリ。Wine Advocate誌のレイティングで見ると1993年の97点から94年が98,95年96年が99,97年が100点とまさに絶頂期を迎えました。しかしそれ以降は2007年の97+を最高として,実売300ドルを超えるカルトワインとしてはやや物足りない印象があります。

転機の一つは2002年にHelen Turleyと喧嘩別れしたこと。このときのこじれは後に訴訟につながっています。その後はPhilip Melkaを採用するものの2007年にはMelkaもクビにしてMark Aubertを採用,その後はRoss Wallaceという人(2008年にアシスタントとして加入)がワインメーカーをしていたようです。まるでどこかの国のトップのように次々と変わっていっています。ワインは1年に1回しか作れないもの。そこのブドウの本当の力を引き出すには何年か必要なような気がするのですが…

新しいワインメーカーはHelen Keplingerという人。自身のKeplingerというラベルを持っているほか,SarockaScullyArrow & Branchというワイナリのワインメーカーもしています。さらに,以前はHeidi BarrettらとKenzo Estateのワインも作っていたとか。…ごめんなさい,Kenzo以外はどれも知りません…

元記事によると才能はある人のようですが,新たなHelenはかつてのHelenの再来となるのでしょうか? ともかく今回は長続きしてくれることを期待します。
Date: 2011/0303 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wassy'sグループ?でオーストラリアとニュージーランドのワインを主に扱う(カリフォルニアやオレゴンもあります)パシフィック ワイン セラーズが3月いっぱいニュージーランドの復興協力のためニュージーランドワインの売上から5%を寄付すると発表しました。下のリンクから対象ワインの一覧が見られます。

ニュージーランドワインのページ

人気の高いフェルトン・ロードのピノやシャルドネも対象ワインに含まれています。今月ワインを買う際にはぜひ候補の一つに加えていただきたいと思います。
Date: 2011/0303 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Advocate誌の193号が公開されました。カリフォルニアでは前号に引き続いて「Northern California Part II」として85ワイナリの638ワインがレビューされています。

今回の特徴はシャルドネで高得点ワインが続発したこと,そしてついに同誌としては初めてカリフォルニアのシャルドネで100点が出たことです。既に公表されているようにロバート・パーカーはカリフォルニアのレビューでは一線から退くことになっており,今回が最後のレビュー。つまりパーカーが付けた100点のカリフォルニア・シャルドネはこれ1本ということになってしまったわけです。なお,カリフォルニア以外を見渡してもパーカーがこれまで100点を付けたのは1986年のDRC Montrachetただ1本。約20年ぶりの100点です。

100点がついたのはMarcassinのMarcassin Vineyard 2008。2007年も99+の高得点を得ています。2008年については次のようにコメントしています。

Utterly perfect, the 2008 Chardonnay Marcassin Estate is a dead-ringer for the 2007, but slightly richer and longer, as hard as that may be to believe. This extraordinary effort is unquestionably the “Chardonnay of the Vintage.” In fact, it may be the “Chardonnay of the Decade.” Brioche, nectarine, citrus and orange blossom notes intermixed with a liqueur of rocks, great acid, phenomenal concentration and staggering length result in a sublime Chardonnay that should drink well for 15+ years.


なお,今回96点以上の高得点がついたワインを見ていくと,Aubertが6本(いずれもシャルドネ),Marcassinも6本(4本シャルドネ,2本ピノ・ノワール),Peter Michael5本(いずれもシャルドネ),Kistler4本(3本シャルドネ,1本ピノ・ノワール),Veriteが3本(いずれもボルドー系ブレンド,Cabernet Franc中心の2008 Le Desirは100点)とここまでが複数本組。以下はCarlisleとDonelanのシラー,RochioliとNeeleyのシャルドネが1本ずつ。シャルドネの高得点が目立つ結果でした。

なお,最後に挙げたNeeley,聞きなれない名前だと思いますが,Varnerというワイナリの中の1ラベル。Varnerのシャルドネもこれまでパーカーから97点などの高得点を得て来ましたが今回は2008 Neeley Chardonnay Holly's Cuveeが98点。

このワイナリ,畑はSanta Cruz Mountainにありますが,ワイナリのコンタクト先はMenlo Park。シリコンバレーの中でもちょっと高級な雰囲気のあるところです。ワイナリがここにあるのかどうかは分かりませんが,ちょっと気になるところです。

で,このワイン,ワイナリ価格は40ドル台というやすさ。柳屋に入っていて6000円そこそこでしたがさすがに一瞬でなくなりました。僕はなんとか1本キープに成功。
Date: 2011/0302 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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先日シャトー・イガイ・タカハのサムライ・ビューティ紹介記事において,このワインがDiatomで醸造している旨を記しましたが,その本家であるDiatomから2010年ヴィンテージのワインが公表されました。(diatom - wines)。

なんと今回から畑名はワイン名にもワインの説明にも入りません。その代わりにHana Shinobu(花偲),Hamon(波紋),Miya(美夜)という漢字の名前が入っており,ラベルにもこの漢字が書かれています。

実は,このラベルの漢字はシャトー・イガイ・タカハのオーナーであり,CWFC会長のナパさんこと杉本隆英さんの奥様美代子さんが書かれたものだとか。Diatomのページにもお二人の写真入りで「Kanji」というページがあります。また,ワインの説明のところでも「花偲」は杉本夫妻が生まれた兵庫県西脇市の市花であるといった説明もあり,米国では有名人でもない日本人の名前をここまで取り上げて大丈夫かとちょっと心配になるほどです。

畑名を入れないというのも普通ではかんがられないことですが,考えてみたらHarlan EstateもOpus Oneも畑の名前など言ってないですよね。作り手への信頼があって初めて成り立つことだと思いますが,Gregのこれまでの実績を考えたら十分です。どれがどこの畑かなんて探すのは野暮というものなのでしょう。Gregの英断に拍手を贈りたいと思います。

Diatomの波紋はこちらから