しかも、米国の販売価格とさほど変わらない7000円台での販売。
ドナズは創設者ロン・メルヴィルの娘の名前から、サンディーズは妹の名前から取ったブロックの名称。ドナズはワイン・アドヴォケイトで2012年が99点など、輝かしい記録を持つワイン。今回の2015は同誌ではレビューされていませんが、レビュアーだったジェブ・ダナックは93点をつけています。
またサンディーズは2012 、2013 、2014年のレイティングが96、96、95という高得点を取っています。今回の2015年はレビューされていません。
メルヴィル ”ドナズ” シラー サンタリタヒルズ |
メルヴィル シラー "ドナズ" サンタリタヒルズ [2015] (正規品) Melville Donna's |
メルヴィル ”サンディーズ” ピノノワール サンタリタヒルズ |
そこで柳屋で現在の「最強バリュー系ナパ」は何かというテーマでナパの5000円以下の注目ワインを集めた試飲会を行ったそうです。その結果ダントツとして選ばれたのは、その中でも一番安いワインでした。
そのワインは…?
ストーンヘッジ メリタージュ "アーティザナル・ブレンド" ナパ・ヴァレー [2013] (正規品) Stonehedge Meritage Artisanal Blend |
ストーンヘッジのメリタージュでした。
このワイン、覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、このブログで何回か紹介しています。
ヴィノスやまざきの試飲会で美味しかったワイン
ヴィノスやまざきの試飲会でおいしかったワイン(2018年3月)
ヴィノスやまざきは自社のショップでワインを売っていますが、同時にインポーターとして他社にワインも卸しています。このワインもいくつかのショップで売られています。
これまでの記事でも紹介したように、このワインは本当に3000円とは思えないでき。一度お試しいただきたいと思います(柳屋では期間限定でこのワインを6本買うと送料無料)。
同じワイナリーのカベルネ・ソーヴィニヨンもいい出来ですが、酸味とストラクチャーを重視した、比較的トラディッショナルな味わい。対してこちらのメリタージュは、ちょっと甘みを感じるようなモダンな造りですが、万人受けすることは間違いないと思います。とはいえカベルネ・ソーヴィニヨンも2000円そこそこですから、かなりコスパは高いです。
ストーンヘッジ・メリタージュ・ナパヴァレー2013 |
ストーンヘッジ カベルネ・ソーヴィニヨン カリフォルニア [2014] (正規品) Stonehedge Grand Tasting |
自信を持って推したワインですが、自分以外も高評価をつけてくれれるとそれはそれで嬉しいものです(笑)。
ダックホーンの続きはまた明日(寝落ちしなければ)。
2013年のものはWine Advocateで94点という高評価を得るなど、安定して高評価を得ています。2016年はWine Spectatorで90点。高級ジンファンデルの中でも比較的安価で安心して飲めるワインの1つだと思います。
ターリー ジュヴナイル ジンファンデル [2016] 赤ワイン アメリカ カリフォルニア ナパ あす楽 即日出荷 |
ターリー ジンファンデル "ジュヴナイル" カリフォルニア [2016] (正規品) Turley Juvenile |
オーパス・ワン[1985] |
オーパス・ワン[1989] |
ちなみにセカンドワインのオーバーチュアはここが最安。
【送料無料】 オーバーチュア【オーヴァーチュア】 1本Overture NVオーパス・ワンのセカンド |
【送料・クール便料無料】 オーバーチュア(Overture) 750ml |
2009年のマス・カヴァイス・ピノ・ノワールはWine Enthusiastで95点という高評価のワイン。レビューによると、ビッグなワインだけどバレリーナが宙を飛ぶようなしなやかさを持っているとのこと。熟成が期待できるワインだとしています。
マス・カヴァイス・ピノ・ノワール 2009はこちら
もう1つは2005年のクリスティーナ・ピノ・ノワール。こちらもWine Enthusiastで95点。単一畑ですが6つのクローンのベストの樽をブレンドした上級品でオーナーであるマリマー・トーレスさんの娘の名前を付けていることからも力の入ったワインであることがわかります。
クリスティーナ・ピノ・ノワール2005はこちら
ちなみに、楽天のエノテカでは売っていないようでした。
レーヴェンズウッド ジンファンデル "オールド・ヴァイン" ロダイ [2015] (正規品) Ravenswood Old Vine Lodi |
いまやロウダイを代表するジンファンデルとなったのはマイケル・デイヴィッドのセブン・デッドリー・ジンズ。入荷が安定しないのが難点ではありますが、これも「買い」銘柄の1つです。
Michael David 7 Deadly Zins Old Vine Zinfandel [現行VT] / マイケル・デイヴィッド セブン・デッドリー・ジンズ オールド・ヴァイン ジンファンデル [US][赤] |
平均97点を超えると、超一流といってもいいでしょう。
裏を返せば、これほどのワインであっても97点を下回る年もそれなりにあるということ。それならば、もっと安いワインで97点以上取ったものの方がお買い得度は高い気がします。
といっても値上がり激しい昨今、各ワイナリーのトップクラスのワインとなると2万円を超えるのが珍しくありません。1万円台でと探したところ、3本のワインがありました。
1つは、以前にも紹介したリヴァース・マリーのカベルネ・ソーヴィニヨン・カリストガ。2014が97、2015が97+、2016が96-98と、安定して高得点を取っています。安いところでは1万3000円台で手に入るのは破格といってもいいでしょう。
次は、昨年日本への輸入が再開したボーリュー(BV)のジョルジュ・ド・ラトゥール カベルネ・ソーヴィニヨン2014。ワイン・アドヴォケイトでなんと52ヴィンテージもレビューされていますが、初めて97点を取ったのが2014年です。
最後はケークブレッドのフラッグシップ「ダンシング・ベア」。2014、2015と2ヴィンテージ連続で97点を取っています。環境保護にも力を入れているワイナリーです。国内価格は実売で辛うじて2万円以下。
もう数年すると「あのころはまだ97点のワインでも1万円台で見つかったんだけどねえ」なんて話になるかもしれませんね。