mixi日記でトモさんが「神の雫」の原作者である亜樹直さんのasahi.comの連載がもう少しどうにかならないかと,書いていたので読んでみました。10月21日に「世界初の缶ワインを飲んでみた」という記事があるのですが,私としては
ただし通気性のあるコルクと違って、アルミ缶は5年寝かせたとしても熟成はしない。念のため……
というのに反応したくなります。奇しくもこの記事,本サイトの「コルクは呼吸などしない」と同じ日にアップされています。ぜひこちらを読んでから書いてほしかったものです。

またオーストラリアのバロークスが世界初の缶ワインかというと,それも間違っています。こちらの記事によると米国では古くは1936年から缶入りワインは作られていたとのこと。ただ,技術あるいはマーケティング的にうまくいったものはほとんどなく,成功例としてはBarokesが世界初なのかもしれません。

それから,どうせ缶ワインを飲むのならソフィア缶も試してみてほしかったところ。これ,中身はボトルのソフィアと同じだし,パッケージもおしゃれ。ピクニックなどに最適です。


ちなみにこの原作者,過去のインタビューでは
「アメリカワインは生産性、品質の均一性を重視する。100キロまでよく走るようにした自動車のようだといえばいいか。また雨やひょうが降ればぶどうにビニールをかぶせて保護する。一方、フランスでは自然状態そのままで栽培したぶどうで毎年違う味のワインを生産する。その分、自然環境そのもので深みもある」

などと言っています。これが現在の現実と大きく違うのは図らずもコスの責任者のインタビューで明らかになっています。