カリフォルニア最古のワイナリとして知られるソノマのBuena Vistaが、設立当時に建てられた建物の保全でCalifornia Preservation Awardsの“Craftsmanship/Preservation Technology”という賞を受けました(Buena Vista Winery wins preservation award)。

この建物はChampagne Cellarsといい、1979年を最後に、ここではワインが作られていません。また1989年の地震以降は一般にも公開していませんでした。

今回、建物の上からドリルで穴を開け、鉄筋を入れて漆喰で固めることによって、外見を損なわずに建物の耐久性を大幅に上げました。このほかにも様々な修繕を行い、2012年8月31日に再オープンを果たしました。この日は創設者Agoston Haraszthyの生誕200年の日です。

こうして、再び一般に公開されるようになり、ワインの生産も始まりました。

これらは2011年にワイナリを買収したJean-Charles Boisset(ジャン-シャルル・ボワセ)によるもの。Boisset家はブルゴーニュ最大のプロデューサーであり、カリフォルニアでもBuena Vista以外にRaymond、DeLoach、自身のJCBといったワイナリを持っています。ジャン-シャルルはGalloのワインメーカーであるGina Galloのご主人でもあります。

只者ではないですね。