仏ブルターニュの海岸で見つかった微小藻類がブドウの病気「べと病」に100%の効果があることがわかりました(French microalgae may be the answer to key vine diseases)。これによって農薬以外の自然の代替品が使える可能性が出てきました。

Downy mildew of collard (Brassica oleracea) caused by Peronospora parasitica

フランスの研究機関INRAによって実施されたテストによると、さらにこの微小藻類はボトリティスにも50%有効であり、さらにブドウの幹の病気7種類のうち4種類にも効果があることがわかりました。

実験を依頼したImmunRise Technologies社のLaurent De Crasto氏は「これは科学のブレークスルーであると同時に哲学と論理のブレークスルーでもある。我々の問題の解は自然にあることを示しており、生物多様性を守らなければいけない理由がそこにある」と述べています。

まだ、この実験だけではなんとも言えない感じもしないではないですが、農薬を使わずにべと病対策ができれば、自然派のワイナリーにとっては大きな朗報になりそうです。