これはすごい、カリフォルニアワインの親子鷹、ピーターソン父の新作」で紹介した「ワンス&フューチャー(Once & Future)」のワイン全4種がカリフォルニアワインあとりえに入荷しています。

まず一押しはプティ・シラー

「これはパワフル。爆発的な果実味としっかりした酸。最初のジンファンデルよりもスパイシーで、タンニンもすごい。久しぶりに口がすぼまるほどのタンニンを感じました。しかし、これもパワフルなのだけどやり過ぎになっていないところがとても上手。これはもしかしたら、今まで飲んだプティ・シラーの中でもベストかも」と前記事では書いています。

次に、やっぱり息子のベッドロックの畑のジンファンデル。

前記事では「一口飲むと、プラムの風味が口の中に広がります。いかにもジンファンデルという味わい。そしてブラックペッパーなどのスパイスが味を引き締めています。心地よい酸味。第一印象はトラディッショナルなジンファンデルなのですが、重かったりくどかったり甘すぎたりといった、昔のジンファンデルの悪いところは取らず、引き締めるべきところは引き締まった味わい。クラシックだけどモダン。ジンファンデルを知り尽くしたジョエル・ピーターソンの底力を感じます」と書いています。

やっぱりこれは同じ畑のブドウを使った息子のワインと飲み比べたいところ。


これも前記事からのコメント。
ワンス&フューチャーのベッドロックがジンファンデル85%なのに対し、こちらは同じ畑ですがジンファンデル55%。父親のワインよりもバランスや複雑さを出すことを中心にしているように感じました。ここのワイン作りは極めてクラシカルな手法を使っていますが、味わいの出し方はやはりモダン。同じ畑でありながら、父親との方向性の違いもまた面白いところです。

次に、もう一つのジンファンデル「テルデスキ」。


ベッドロックでこれに相当するのは「ロレンツォ」。ベッドロックの畑より少し上品な気がします。


最後にマタロ(ムールヴェードル)。


どれもわずか数本ですのでお早めに!