ワインのセカンダリー・マーケット(オークションなど1回購入したものを売買する市場)で大きな力を持っている英国のLiv-exが2017年末に発表した「パワー100」のリストでちょっとした異変が起こっていました(Analysing the trends from 2017’s Liv-ex Power 100)。

これはLiv-ex上で取引されたワインをブランドごとにランク付けして100位までを発表したものですが、土地柄もあってボルドーやブルゴーニュが圧倒的に多数を占めています。カリフォルニアでトップ100に入ったのはわずか3本で、23位のスクリーミング・イーグル(昨年は69位)が最高でした。ほかの2ブランドはドミナスとオーパス・ワンだったのですが、オーパス・ワンが48位(昨年は33位)にとどまったのに対して、ドミナスは33位。昨年の89位から大幅に躍進したのでした。

僕はだいぶ前から「ドミナスってOpus Oneよりずっとお買い得ではないかと思ったりするのですが」と書いているのですが、ようやくそのことに英国でも気付いたようです(笑)。コスパの高さが順位を大きく押し上げたとか。

なお、100位以内には入っていないものの、ハーランも健闘しています。また、ヴェリテも100位以内ではないものの今回初めて調査対象に入ったそうです。