22回めとなるプルミエ・ナパ・ヴァレー・オークションが開かれました。オークションの売上は4100万ドル。2017年の4200万ドルをわずかに下回りました。3年連続での前年割れとなっています。
プルミエ・ナパ・ヴァレー

これを低迷と呼ぶべきなのかどうかは難しいところ。落札額が下がった要因の1つとしては、高額で落札されるワインを出品するワイナリーが減ったこと。このオークション用のスペシャル・キュベを用意するのが面倒になったのでしょうか。

例えば、昨年の最高落札額(20万ドル)だったスケアクロウは今年は出ていませんでした。

今年の最高落札額は11万ドルでワイナリーはシルバー・オーク。ワインはなんと240本ですから1本あたりは500ドルもしません。

ただ、ワイン・サーチャーの記事「Napa Wine Auction Prices Stall | Wine News & Features」によると、2016年の品質は極めて高く、近年でも最高と言われた2013年を上回っているとのこと。

派手な落札のニュースがなかったのは、記事を書く立場としてはちょっと残念ですが、それでも十分に高い売上はあるわけで、昨年の火事からの一層の復興を願うばかりです。