「寿司に合う」として昨年人気になったカーボニスト(Carboniste)のスパークリング・ワイン。タコのラベルのついたアルバリーニョのもの、サバのラベルの付いたピノ・グリージョのものがあります。その最新ヴィンテージ2020を試飲しました。

タコのラベルのアルバリーニョは瓶内二次発酵によるもの。柑橘系の風味がつよく酸がしっかりとしたハツラツとしたワイン。アフターにちょっと苦味を感じますが、このあたりが魚との相性になってくるのかと思います。

サバのラベルのピノ・グリージョは、いわゆる「ペットナット」によるもの。発酵の途中で瓶詰めし、そのまま発酵が続いて炭酸ガスをワインに閉じ込めます。最後に降りを取り除いて完成です。再び栓をする前に少しだけブドウのジュースを加えているそうです。

こちらの方が柑橘が弱く、柔らかな味わい。コクもあり、タコよりも寿司との相性はさらに良さそうです。

ちなみにどちらもコルクではなく王冠で閉じてあります。「モダン・スパークリングワイン」を標榜するこのワイナリーらしいところです。