米国のアルコール・タバコ税貿易局(TTB)が、ワインを含むアルコール飲料のラベル表示について、義務化する項目を大幅に増やす方針であることが明らかになりました。

まだ、正式決定されたわけではありませんが、11月17日付けで、アレルゲンとアルコール含有量の表示に関する規則案を発行し、必須の成分表示に関する規制のプロセスを開始すると表明しています。

ことの発端は約20年前に遡ります。2003年にアルコール飲料のラベルに、ノンアルコールの飲料と同じレベルの透明性を持たせるべきという請願をしたのに対して、それが応じられていないとして2022年10月3日に3つの消費者団体がTTBを訴えました。

具体的には、容器に含まれるアルコールの量や、1杯あたりのアルコールの量、1杯の量、1つの容器から何杯取れるかといった項目を要求しています。例えばワインボトル750mlでアルコール度数が14%、1杯を50mlとすると、アルコールが105g(比重1として)、1ボトルが15杯、1杯に7gといった情報を書くことになるのだと思います。

これらの消費者団体はまた、すべてのアルコール飲料に成分リストを掲載するよう請願しました。これは、他の食品の標準機能になっています。

TTBはこれに対して2023年中に栄養分とアルコール含有量の表示義務、アレルゲン表示の義務化、成分表示の義務化を含む 3 つの規則制定を公表することを約束しました。

ラベル表示の義務の内容は資格試験にも出ることがあるので、2024年以降に資格を受ける人は関係して可能性が高いです。