たまにはちょっといいワインをと思って開けてみたのが標題のワイン。ワイナリの情報によると生産量わずか46ケース(552本)という貴重なワインです。Takuyaさんがワイン会で飲んだ情報はこちら

Takuyaさんの感想によると酸味が強いということだったのですが,それから1年数ヶ月たって,酸味の印象はほとんどなくなっています。

では何か。

このワイン,カリフォルニアのピノには珍しくブルゴーニュのような獣臭やなめし皮のような香りがします。といってもいやな感じではなく,むんむんと匂い立つ感じ。例えて言えばアントニオ・バンデラス。セクシー系の香りです。色もまだ収穫から3年ちょっとという割にはちょっと褐色が入っていて熟成を感じさせます。するする飲めるというより,なんだかせきたてられるように思わずどんどん飲んでしまいます。普段はせいぜい1/3ボトルなのが1/2ボトルまで飲んでしまったのが好例でしょう。

同じワインをまた手にする機会はないでしょうし,次のヴィンテージ以降はKeefer Ranchは作っていないようなので,ヴィンテージ違いでももう飲めない可能性が高いと思います。まさに一期一会。
Salinia