柳屋で昨年のWine Spectator誌ベスト9位に輝いたRobert Mondavi Cabernet Sauvignon 2004がワイナリ価格の125ドルとほぼ同じ12800円(税抜き)で出ています(昨年までだったらワイナリ価格以下と書くところですが,円高なので判定が厳しくなってしまいますね)。まあ,米国の小売では100ドル以下のところもあるので,それよりは少し高いですが,日本の値段としてはまあまあでしょう。←と書いておきながらイーショッピングワインでは税込み11000円と,大分お買い得なのを見つけました。

で,柳屋のコメントですが「モンダヴィが誇る最上の畑、あの『ト・カロン』から53%、そして『S.L.D.』から19%も使用。トータルでナパ・カベの聖地、オークヴィルAVAからのフルーツが81%を占める」とありますが,ちょっと間違いというか誤解しやすいというか。S.L.D.というのはStags Leap Districtの略で,Oakvilleではありません。正確に言うとTo-Kalonからの53%を含む81%がOakvilleから,残りである19%がS.L.D.から,ということです。

このワイン,WSでは95点。James Laubeは“[The Cabernet Sauvignon Reserve] Weaves together a complex array of ripe, rich currant, anise, smoky oak and black cherry. Dense, concentrated and persistent, with great depth and focus, ending with an amazingly long, richly flavored finish.”と書いています。一方,WAでは92点。「The wine has a dense purple color and a wonderful, sweet, almost St.-Julien like nose of licorice, red and black currants, cedar, and spice. Medium to full-bodied, elegant, but authoritatively flavored, this wine is still young, rich, and very fine」とのことです。点数はそれほど高くありませんがパーカーのコメントを読んでもかなりおいしそうです。CellarTrackerのコメントも概ね好意的です

このクラスのカベルネを買うなら,かなりいい選択肢でしょう。