Loring Wine Companyはピノノワール専業のワイナリ。オーナー/ワインメーカーのBrian Loringはパーカー掲示板などの常連でもあり,気さくな人柄と,すばやいレスポンスで多くのファンを作っています。ワインは近年はやっている「シラーみたいな濃いピノ」の典型例ともいえるでしょう。スタイル的には好き嫌い分かれるところでもあります。

Loringではいろいろな畑のピノを作っていますが,「Llama」の名前が入ったものはブレンド品。どこの畑をブレンドしているかは明らかにしていません。また,この2005年のHungry Like the Llama以降はLlamaブレンドは作られていないようです。

季節的に鼻が詰まり気味で香りに関してはあまりコメントできません。比較的明るい色調でワイン自体も明るい感じ。Loringの濃いイメージよりも,赤系の果実を中心としたクリアなピノのイメージ。「感動」にはいたりませんでしたが,なかなかおいしいピノでした。

なお,このワインの名前はかつてのヒット曲Duran Duranの「Hungry Like the Wolf」から取ったものだというのは以前zoukさんが教えてくれました。曲聴いたら僕でも知っている有名なものです。