毎年お正月だけは日本酒を買うのですが,今年はワイン。ただ,カリフォルニアではなく日本のワインにしてみました。四恩醸造の「ローズ 橙」というワインです。

四恩醸造は2007年にできた新しいワイナリですが,注目のワイナリの一つであるようです。実はここの母体となっている幼稚園は我が家の近くにあり,以前から気になっていました。2007年醸造のものは売り切れで買えなかったため2008年のものが出てきたときに購入したのでした。

このワイン,甲州種を使った白ワインですが,醸造時に果皮を漬け込むことによってオレンジがかっています。さらにノンフィルターでややにごりもあります。四恩醸造では今年の白は全部このような作りにしたため「橙ワイン」と呼んでいます。

肝心の味ですが,開けた初日は芳しいものではありませんでした。えぐみや苦味が前面に出ており,香りもとぼしく,うまみを感じません。おそらくセラーから出したてで飲んだため温度が高かったのでしょう。1日冷蔵庫に入れておいたところ,二日目は大分おいしく飲めました。柑橘系のえぐみや苦味が若干ありますが,初日と違って嫌味ではなく個性の一つ。全体にまとまりが出てきました。おせち料理との相性も悪くありません。単体で飲むより料理と合わせる方がよさそうです。アルコール度数が低めなので,飲みやすいです。


一方,今年の初「カリフォルニア」ワインはRavenswoodのVintner's Blend Cabernet Sauvignonでした。先日Zinfandelを飲みましたが,それよりもカベルネの方が大分好印象。ボリューム感があって値段以上においしいカベルネです。次からもZinfandelではなくカベルネにしようと思います。