Wine Advocate誌の#184が公開されました。カリフォルニア関連ではセントラル・コーストのピノ・ノワールとシャルドネが入っています。180本と本数は少ないですが高得点のワインが連発しています。特にBrewer-Cliftonの2007年はCargasacchi Pinot Noirの98点を筆頭に,Clos Pepeのピノ,Mount Carmelのシャルドネ,Sea Smokeのシャルドネが96点とすごいことになっています。

Cargasacchiについては「1990年のDRC」にそっくりだとコメント。また,飲み頃を2024年までとカリフォルニアのピノとしては異例に長くしています。参考までに1990年のDRCはLa Tacheが100点,ロマネ・コンティが98点,Richebourgが96点などとなっています。

このほか,Santa Lucia Highlandsのピゾーニ系ピノでも高得点が数多く出ています。PisoniのEstateが96点,RoarのGarys'が96点,LuciaのGarys'が95点など。

注目のカレラは2005年のJensenが95点。日本に出回っている2006年はJensen89点が最高で,あまり評価はよくありません。

また,今回シンデレラ・ワイン的扱いなのがSanta MariaのPaul Lato。2007年のSolomon Hills Vyd Suerteが95点など3本のワインがいずれも92点超の得点でした。

もっとも,ピノに関してはパーカーの好みは合わないと公言されている方も多数いらっしゃいます。そういう方はここで挙げた高得点ワインを避けていただくのが吉ではないかと。