Wine Advocate誌の最新号(通巻186号)が発表されました。年末恒例の北カリフォルニア特集(主にナパのカベルネ)で2007年のワインを中心に評価が出ています。

2007年はカベルネに限らず押しなべて評価が高くなりそうな年ですが,予想に違わず100点が6本も出ています。

Kapcsandy Family Winery Cabernet Sauvignon State Lane Vineyard
Scarecrow Cabernet Sauvignon
Schrader Cellars Cabernet Sauvignon Ccs
Schrader Cellars Cabernet Sauvignon Old Sparky
Dana Estates Cabernet Sauvignon Lotus Vyd
Colgin IX Proprietary Red Estate
というのがそのリスト。ヴィンテージはどれも2007年。

カプサンディ(キャプサンディ)は昨年急上昇したワイナリ。スケアクロウ,シュレーダーと新世代のワイナリが並びます。Danaは初めて聞きましたが,これまでWAで評価されている10ワインのうち4本が95点以上の高評価を付けている新星です。今年,Wine SpectatorでもWineries to Watchに選ばれており,今後人気が高まりそうです。

Colgin IXは2006年に続いて2年連続の100点。Harlan Estateの2001-2002年に次ぐ快挙です。20世紀末にカルトと言われたワイナリの中でも一歩抜けた存在になったと言ってもいいかもしれません。ちなみにHarlanは97-100,Screaming Eagleは96-98+,Dalla Valle Mayaは95-97でした。

このほかなじみのあるワインでいうと,先日2006年を紹介したSpottswoodeは99点と過去最高。これがもしこれまでどおりの価格で国内で売られたら目玉になるでしょう。実は昨日SFgateの記事でもSpottswoode2007を絶賛していて気になっていたところでした。Dominus 2007は98点という高評価。Dominusもこのところ1万円あたりの価格が定着しているので期待したいところ。Opus Oneは2007は95+でしたが2006は93と前年評価より下がっています。今買うなら2005年?



このDominusはちょっと異常に安いです。今一番お買い得かも。ストーリーのあるワインなので,どこに出しても恥ずかしくないだろうし。