タカムラ ワイン ハウスのメルマガで「カリフォルニアワインへの偏見って、ありますか?」という話が載っていました。ちょっと長いですが引用しますと
個人的に、カリフォルニア・ワインって、すごく好きなのですが、フランス・ワインや、スペイン・ワインに比べると、売れてる本数は、断然少ないです(涙)

手頃な価格でも、結構美味しいワインがあるのに、なんでかなぁーと思っていたら、お客様から、こんなコメントを頂戴しました!

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│『偏見が解消しました。』(red16様)
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│カリフォルニアは初めてかも

│フランス中心、たまにスペイン・イタリアという私は、
│アメリカワインを飲んでいませんでした。

│旨安に紹介されたので購入し飲んでみましたが、カリフォルニア
│ワインへの偏見が解消しました。

│旨いものは高い(カルトのように)印象、利益優先、
│そんな偏見でした。

│旨くて安いカリフォルニアがあった!

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なるほど~!
カリフォルニア・ワイン自体に、悪いイメージがあったんですね(涙)

もしかしたら、こんな風に思っているお客様って、結構いらっしゃるのでしょうか?
(後略)


前に書いた「今週も「神の雫」 « カリフォルニアワインのお勝手口」という記事でもカルトワインの拝金主義をかなり偏見を持ってあげつらっていましたが,こういったのが影響しているのでしょう。もちろん,ワイナリといえども営利企業であり商業的であるのは当然のことですが,それは米国に限ったことではないと思います。

きっと逆にフランスワインは歴史があって商業よりも伝統や味わいを重視している,みたいな幻想もあるのでしょうね。サイトをやって10年過ぎてますが,カリフォルニアワインへの偏見は一向に変わりません。無力さを感じます。

なお,このタカムラのお客さんが「旨くて安い」と評したのはハーンのカベルネ。これは,安定していて良いワインです。