SFクロニクル紙が2010年のワイントップ100を発表しました。例年通りカリフォルニアを中心とする西海岸のワインが対象です(Chronicle Top 100 Wines 2010 — SFGate)。

他のトップ100と違い,順位を付けないのも特徴。ぶどう品種ごとにオススメのワインを掲載するという方式です。ただし,各品種でトップに挙げられているワインは写真もあって特別にフィーチャーされています(2番目以下はアルファベット順)。

Cabernet/Merlotでは一番に挙げられているのがSpottswoodeの2007 Estate Cabernet Sauvignon。このワインWine Advocate誌でも99点が付いており,高騰まちがいなし。日本にはほとんど入ってこないだろうと言われています。2万円以内で買えそうだったら買っておくべきワインでしょう。Dominus(WAでは98点),RidgeのMonte Bello(WAでは92点)も高評価。懐かしい名前ですね。

Pinot Noirでは2008 Cobb Coastlandsがトップ。日本に入っているワインも多く,August West SLH 2008やAu Bon ClimatのSanford & Benedict 2008,Calera Mills 2007,HirschのM 2008,LittoraiのPivot 2008,FreemanのSonoma Coast 2008など。August West,FreemanとEd Kurtzman氏のワインが二つ入っています。

このほかシャルドネやSauvignon Blancでいいものが増えたというのが全体の評に上がっています。僕も今年はカリフォルニアのSauvignon Blancをいくつか飲みましたがどれもよかったです。一時期Sauvignon BlancといえばNZというイメージもありましたが,カリフォルニアも捨てたもんじゃありません。なお,トップはシャルドネがHdVでSBはSeleneのHydeとどちらもHydeの畑です。