10年来のワイン仲間たちと久しぶりのワイン会を開きました。店はワイン好きの間では知られた店である吉祥寺のボナペティ。この会でも何年か前に来たことがあります。今回は新春にふさわしいというかなんというか,すごいワインばかりで自分は大変申し訳なかったです。

タコのゆず風味
最初の料理は「北海道産タコの柚子風味。キャビアを添えて」。シャンパーニュに合わせていただきました。どちらも爽やかな味で明るい滑り出しです。

Judge
と,いきなり「Judge」来ました! このブログでも何度か紹介しているカリフォルニアのシャルドネの最高峰の一つKongsgaardのJudgeです。もう香りを嗅いでいるだけでも幸せになってしまうワイン。グラスをスワリングする必要もなく,むせ返るほどの香りがグラスから立ち上ります。若いだけにやや樽の風味もありますが,これまで飲んだカリフォルニアのシャルドネの中ではやはりトップだったと思います。スケールの大きなワイン。

Corton Charlemagne
と,お次は今度はブルゴーニュはMartrayのCorton-Charlemagne 1990。20年を越えているとは思えないほどフレッシュなワイン。状態がいいんでしょうねえ。こちらもすばらしいです。この2本でごちそうさまして帰ってもいいのではないかと思ったくらい。

タラバ蟹と茸のグラチナード
料理は「タラバ蟹と茸のグラチナード,アメリケーヌソース」。クリーミーなグラタンが濃厚なシャルドネによく合います。

コンソメジュレ
ついで料理は「有機野菜のコンソメジュレ。人参のムースとともに」。さわやかな料理でちょっと箸休めという感じです。


Grands Echezeaux
ここで登場したのがDRCのグラン・エシェゾーというからさらにびっくりです。ヴィンテージは1980年!当日ハンドキャリーでしたがオリも舞わずすばらしいコンディション。これも香りがすばらしく,枯れてきてはいるけど背筋がしゃんと伸びた感じ。かつおぶし系の旨みが強烈です。いや,すばらしい。

フォワグラ
料理はフォアグラドカナール黒胡椒風味。これもおいしいです。

Clos de Vougeot
2本めのピノもすばらしい。メオ・カミュゼのクロ・ド・ヴージョです。

和牛とシャラン産鴨のデュエット
「特選黒毛和牛とシャラン産鴨のデュエット。シャンピニヨンのデュクセル詰め。トリュフのソース」

Matriarch
最後のワインは私が持参したBondのMatriarch 2005。まずくはないですが,他の弩級的ワインと比べるとちょっと格落ちでした。申し訳ない。

デザート
デザートもおいしく頂きました。