前にお知らせしたように,Nichols WineryのKeith Nicholsさんのワイン会に出てきました。ワインライターとして有名な葉山考太郎さんも出席。Keithさんのワインの説明や,葉山さんとのQ&Aの通訳を私が担当しました。Keith(親しみを込めて敬称は略させていただきます)も葉山さんもフレンドリーで楽しい晩でした。

以下がワインリスト
1, Sauvignon Blanc Vina Robles Vineyard 2005
2, Pinot Blanc Arroyo Grande Valley La Colline Vineyard 1998
3, Chardonnay Arroyo Grande Valley Talley Vinyeyad 2000
4, Pinot Noir Reserve Pisoni, Edna Ranch, Paragon Vineyards 1998
5, Meritage Vinas Del Sol Vineyard 1999(Keithは98年て言っていたけど99年でいいですよね?)
6, Syrah D’anbino Vineyard 2002
7, Cabernet Sauvignon Reserve Vinas Del Sol Vineyard 1998

1991年にワイナリを始めたKeith,当初はシャルドネ,そしてピノ・ノワールを作り始めましたが,その後どんどん品種を増やしていき,現在では19品種のワインを作っているとか。それだけでなくシャルドネだけで4種類など,種類の多さには圧倒されます。どうやら色々な品種を作るのは趣味のようで,まだまだ増やしたそうでした。

これほど多様なワインが作れる一つの理由としてはNicholsのワイナリがあるPaso Roblesという土地の特性があるとか。ワイナリから50km圏内にシャルドネやピノに向いた冷涼な土地から,ジンファンデルに向いた温暖な土地まで様々な気候の土地があるそうです。それらの気候の違いのせいで,ブドウが熟す時期も少しずつ異なっているのが,多くのワインを作れる理由だとも,言っていました。

また,Nicholsのワインの特徴の一つがワインが完全に熟成してから出荷すること。この日のラインナップは2000年前後のものが多いですが,大部分が現行最新のワインです。ワインを買って飲んだ人が一番おいしい状態であってほしいというのが,それだけ出荷を延ばす理由だとか。この日,Keithは何度も「ボトル詰めしてから,今日みなさんに飲んでもらえるように,ず~~~っと待っていたんだ」と言っていました。

さて,ワインですがどれもよく熟成しているだけあって,柔らかな味わい。白ではTallyのChardonnayが一番気に入りました。

赤ではPinot NoirのPisoniとEdna Ranch,Paragonのブレンドがいい感じ。Pisoniだけだとちょっと味が強くなりすぎるところ,バランスがよくなったように思いました。ここのSyrahは初めて飲みましたが,意外に(といっては失礼か)いい出来。



ちなみに,ここの赤ワインはどれもブドウの1/3を除梗しないで発酵せさているとのこと。除梗しないものを加える方がエレガントになるというのがKeithの弁。

ところどころ葉山さんや香奈さんに助けてもらいながら,たまに端折りながらの通訳でしたが,なんとか伝えなきゃいけない部分は伝えられたかな,と思っています。

最後にこの日の料理の写真を載せておきます。レストランは学芸大学にあるINDIGOというカリフォルニア料理の店。どのプレートもおいしかったです。

アミューズ
前菜のサーモン
パスタ。うどんみたいで面白い。トマトソースおいしい
メインディッシュはチキン。全般に健康的な味わい