David Ramey(デイビッド・レイミー)は、シャルドネのスペシャリストとして、多くのワイナリで素晴らしいシャルドネを作ってきました。また、近年はカベルネ・ソヴィニョンやそのブレンドでも高く評価されています。彼のワイナリRamey Wine CellarsはソノマのHealdsburgにあるため、ナパのリストには含まれていませんが、シャルドネやカベルネ・ソヴィニョンではナパのブドウを使っています。

1979年にU.C. Davisの醸造学科を卒業したデイビッド。卒業論文の「Volatile Ester Hyrdolysis or Formation during Storage of Model Solutions and Wines」はワインの中でどのようにフレーバーが出来ていくのかを分析したもので、現在でも参照されているとのこと。

卒業後、短い期間ですがボルドーのCh. Pétrusで働き、その後ソノマのSimiでアシスタントをします。1984年にはソノマのMatanzas Creekでワインメーカーになります。ここでは素晴らしいメルローやシャルドネを作っています。また、ここでの在籍中にシャルドネのスキンコンタクトについての論文を発表するなど、学究肌であることが分かります。Matanzas Creekの後はChalk Hill。ここは、古くからシャルドネで有名なソノマのワイナリですが、1980年代はやや低迷していました。それを立て直したのがレイミーでした。

1996年には自身のワイナリRameyを始めるのと同時に、ナパのDominusでも働き始めました。

ナパでは旧Girardを買収したRuddのワインメーカーになり、ここでもシャルドネが人気を博しました。また、Ruddにカベルネ・ソヴィニョンを提供していたJerico Canyonのワインメーカーになり、自身のワイナリでもJerico Canyonのカベルネ・ソヴィニョンを作り始めました。2003年からは新進気鋭のワイナリHallのワインメーカーにもなっています。ロバート・パーカーは2010年に「Hallの勢いに乗らない手はないよ、ここ3~4年は山ほどいいワインを作っているから」と書いています。

現在、RameyではHyde、HudsonというCarnerosの著名畑のシャルドネやソノマのRitchieのシャルドネ、LarkmeadやPedregalという単一畑の優秀なカベルネ・ソヴィニョン系ブレンド、Claretというコストパフォーマンスの高いカベルネ・ソヴィニョン系ブレンド、さらにはいくつかのシラーを作っており、いずれも高評価を得ています。

Simi 1980-1983
Matanzas Creek 1984-1989
Chalk Hill 1990-1996
Dominus 1996-1998
Ramey Wine Cellars 1996-現在
Rudd Oakville Estate 1996?-2001
Jerico Canyon 2001-2006
Hall Winery 2003-現在