2013年6月23日は、故ロバート・モンダヴィの生誕100年。Robert Mondavi Wineryではこれを祝ってイベントが開かれました(To Kalon vineyard renamed in honour of Robert Mondavi | decanter.com)。

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合わせて、Mondaviを代表する銘醸畑であるTo Kalonについて2つアナウンスがありました。

1つは従来To KalonのT-ブロックと呼ばれていた1960年代に植えられたソヴィニョン・ブランのブロックをRobert's Blockと改名したこと。Napa Valley Registerの記事によるとカベルネの一部もこのブロックに含まれている模様。これまで、TブロックのブドウはReserve Fume Blancに使われており、今後このワインにロバートの名前が入るのでしょう。

もう1つは2011年のヴィンテージ以降、Reserve Cabernet SauvignonをTo Kalonの単一畑にすること。これは当日、発表の数時間前に決まったそうです。これまでは85%程度がTo Kalonで、15%程度のカベルネ・フランとプチ・ヴェルドがブレンドされていました。

なお、今回のイベントでスポークスパーソンとなったのはロバート・モンダヴィ未亡人のMargrit Biever Mondavi(マーグリット・ビーヴァー・モンダヴィ)と、ワインメーカーのGenevieve Janssens(ジェヌヴィエーヴ・ジャンセンズ)。ジェネヴィエーヴは1989年からモンダヴィやオーパス・ワンに携わっている人(ポートフォリオのワインメーカーとしても知られています)。Constellation Brands傘下に入った今も、旧モンダヴィ時代の人を表に立ててくれるのは、ファンとしては嬉しい限りです。