Wine Advocate誌の最新号である207号が発行されています。カリフォルニアでは、ロバート・パーカーによるナパのボルドー系ワインの10年回顧テイスティングが掲載されました。

2001、2002というビッグ・ヴィンテージの後で、2003年はこれまで割と隠れていた感じがありましたが、今回のテイスティングでは、以前より評価が上がったワインが続出。嬉しい期待はずれとなりました。

ちなみに、100点が付いたのは2003 Lokoya Cabernet Sauvignon Keyes Vineyardと2003 Shafer Vineyards Cabernet Sauvignon Hillside Selectの2本。Lokoyaは今回が初レビューで、シェイファーのヒルサイドセレクトは5回め。直近は2007年12月のレビューで95点でしたから、大きく評価が上がりました。

また、ShaferのHillside Selectはこれで2001、2002、2003と3ヴィンテージ連続で100点という快挙なのですが、いずれも10年回顧のテイスティングで100点を取っているのが特筆もの。ここのワインの熟成能力の高さが現れたのでしょう。

99点は4本。Verite Le Desir(正確にはこれはソノマですが)、Pride Mountain、SchradeのT6とTo Kalonです。これらも以前は92点や93点といった評価でしたから、ずいぶんと評価が上がっています。

Shaferは3万円前後で買えますね。


ヒルサイドセレクトの安く売っているヴィンテージも将来評価が上がるかも…