サンタ・バーバラを代表するブドウ畑の1つであるBien Nacido(ビエン・ナシード)が今年40周年を迎えました(Bien Nacido Vineyards Press | Wine Scores)。

Bien Nacido Vineyardsを作ったのは、Miller家というカリフォルニアの農家。1969年に土地を買い、1973年にブドウを植えました。ほとんどがシャルドネとピノ・ノワールです。当時としては先見の明があったということでしょう。近年では、この2つに加え、シラーも重要なブドウになっています。

Bien Nacidoのブドウを使うワイナリは数多くありますが、プレス・リリースではSine Qua Non、Au Bon Climat、Ojai Vineyard、Paul Lato、Twomeyを挙げています。

この中でSine Qua Nonは1994年に作った最初のワインがBien Nacidoのブドウによるシラーでした。ワインの名前は「Queen of Spades」。今では3000ドル近くにもなるワインです。現在はシラーの契約はなくなりましたが、白ワインにBien Nacidoのシャルドネを使っており、またグルナッシュ、ムールヴェードル、ルーサンヌ、マルサンヌを少量購入しています。

Bien NacidoのオーナーMiller家は、同じ年にPaso RoblesにもFrench Camp Vineyardsという畑を作っています。Bien Nacidoほど有名ではありませんが、Fetzer、Peachy Canyon、Edna Valley、Fess Parker、Kunin、Hitching Post、Tobin Jamesなどがブドウを購入しています。